群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

血圧管理

居間や脱衣所の平均気温が低いと、熱めの入浴をする割合が高いそうです。 確かに有意に熱めの風呂に入る割合が高そうですが、42℃以上の熱め入浴と長めの入浴をする人が多いとの結果が出ています(長めについてはグラフを掲載していません)。 居間または脱…

室温低下と血圧

昨日、季節変動と血圧の変化についてお話ししましたが、今日はこれに関連して、室温低下と血圧との関係です。 年代別の室温10℃低下時の血圧上昇についてですが、寒い時の血圧上昇は、特に60歳以上で顕著にみられます。 この血圧上昇も冬期の心筋梗塞発症…

寒い日が続きますね

長期予報でも寒い日が続きそうですが、皆様ご自愛ください。 今朝は前橋よりも東京の方が寒いという状況のようですが、昨日埼玉、茨城と移動してみましたが、群馬の方が雪が少なく、暖かいという珍しい?状態のようです。 さて、今日は気候と血圧変動につい…

要支援・要介護リスク続き

昨日の評価尺度に続き、今日はその点数の解釈について、一つの考え方です。 まずは昨日の評点をすべて足し合わせて合計点を算出します。 点数と要介護認定割合の関係は、10点で3.2%、20点で14.7%、30点で31.6%というように漸増傾向にあります…

要介護・要支援リスク尺度

千葉大・予防医学センター 辻らは以下の評価尺度を開発し、昨年3月に発表しました。 10コの質問で、4年以内に要支援・要介護認定を受けるリスクを算出します。1~6までは、いいえと答えると右の点数を加点、7~10までは、はいと答えると加点、年齢・…

3階リハ室のご紹介

みなさん、こんにちは! 前回、2階のリハ室をご紹介しましたが、今回は3階のリハ室をご紹介します。先日、理学療法と作業療法を実施している3階のリハ室のレイアウトを変更しました。 今回のレイアウト変更では、プラットホームの並べ方を変えてスペース…

リフトのデモンストレーション

据え置き式コンパクトリフト リーチ<電動式>のデモンストレーションを行っていただきました(モルテン埼玉オフィス)。 屋内使用を想定してつくられているリフトで、40cmの昇降ができます。 この手の据え置きリフトとしてはコンパクトに仕上げられてお…

規定食と私達

年も明けて早3週間が過ぎていきました。早いですね~。今年もあっという間に過ぎていくのでしょうか。 今回の題目は規定食についてです。規定食とは皆さん関心の深い「ダイエット」という事です。年末年始で食べ過ぎたから痩せたい!という話しを良く見ます…

歩行リハビリテーション研究会

先日、歩行アシストの研修会に参加してきました。 参加者はPTだけでなく、医師、OT、施設管理者など多くの分野の方がおり、熱い議論を闘わせることができました。 今回は座長をさせていただき、拙いながらも何とか役割を果たすことができました。 2日間で3…

降雪

この時間、沢渡も雪が降り出しました。 共同浴場前 14:00ライブカメラ 関東甲信で大雪に注意という情報もあります。 雪の日は外を歩かないようにしていただいた方が良いと思いますが、どうしても外出しなければならないときには、杖や靴に滑り止めを付…

運動と栄養と休養

サルコペニアとは加齢に伴い筋肉量が減少し、歩行速度も低下する筋減少症のことですが、要介護の虚弱高齢者では、多くのかたにあてはまるとされます。 このグラフはこのサルコペニアの方を多く含む要介護高齢者に対して、抵抗運動を週3回・3ヶ月間実施し、…

インフルエンザ、風邪と運動

昨日とタイトル変わらないじゃんと思ったあなた。 かなりの群馬リハマニアです。 今日は、免疫と運動について少しお話しします。 免疫機能の働き 私たちの身の回りには、細菌やウイルスなど、身体に有害なものがたくさん存在しています。そのような物質にさ…

インフルエンザ、風邪対策

低体温だと免疫細胞の活動性もますます低下しまいます。 お腹や腰が冷えているリンパ球減少症の男女6人(28~70歳)が、睡眠中や日中に湯たんぽで胴体や四肢を温めたところ、免疫を上げるリンパ球が大幅に増加しました。 体をほどよく温めるには、湯たんぽ…

調理訓練

調理をすることは,身近で創造的な行為です。 手指を動かし五感を刺激し,持続的注意力や短期記憶力,作業記憶力,感情のコントロールなど様々な脳機能を必要とします。何より調理は人間固有の行為です。 この行為をリハビリとして行っている病院は意外に少…

食べる量を変えずに結果を変える

生活習慣病とされる「2型糖尿病」は、カロリーの取り過ぎや運動不足が原因といわれます。 栄養面のバランスを改善するには野菜を多く摂取することが推奨されていますが、野菜に含まれているカリウムは、食塩に含まれるナトリウムを排出する効果があることか…

英国の減塩プロジェクト

イギリスでは、2003年から2011年のわずか8年間で、心疾患と脳卒中の死亡者数が4割も減少しました。 秘策は「パン」だそうです。 目をつけたのは食塩。イギリス国民は、日本に劣らず塩辛い料理を好んでいます。 2003年時点のイギリス国民1人当たりの塩分摂取…

PTOTST継続募集します

以下終了しました 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士をそれぞれ若干名、追加募集します。回復期リハをになう次世代セラピストがまだ不足しています。 当院の特徴としては、沢渡温泉という僻地にはありますが、セラピスト総数100名を超え、いろいろな考え方…

脂肪だけを増やさないようにするには

ヒトの体には体内時計が備わっているというのはご存知の通りですが、その時計遺伝子の中で最も肥満に関わっているのが、このBMAL1(ビーマルワン)という遺伝子です。 これは概日リズムを制御し、夜間に増加します。 BMAL1が多い時間帯では脂肪の蓄積をより…

糖尿気味の方、増えましたよね

血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の違い 血糖値は、血液検査を行った時点での血糖状態を表す数値です。従って、血液検査が食前なのか食後なのかによって数値が変動します。HbA1cの数値は、過去1カ月~2カ月の血糖状態を表します。そのため、検査当…

早起きし 朝食たべて リハビリを

昨日とは欠食つながりですが・・・ 朝食を食べる・食べないでこれだけ運動能力にも差が出ています。 ※ちなみにシャトルランとは 20m間隔線を折り返しで音楽に合わせて走り、だんだん短くなる音楽について行けなくなったら終了という、別名往復持久走です…

生活リズム

生活習慣を見直しましょう。 とはよく言われますが、どんな意味があるのでしょうか。 食事の面から、時間栄養学の発端となった自治医大の報告があります。 古い報告ですが、2年間どちらも朝食摂取者の方が平均順位が高いという結果です。 脳のエネルギー源は…

HONDA歩行アシストに関する当院の報告

前回の理学療法学術大会で、当院の発表です。 平成25年から27年末までで、HONDA製歩行アシストを歩行リハビリに活用した49例で調べました。 疾患は脳血管32例、整形外科疾患17例です。 疾患は統一されていませんが、傾向を見ようと考えたようです。 HONDA…

安静は・・・

安静は麻薬 気持ちがよく、すぐに悪影響は生じない しかし確実に患者さんの体をむしばむ 対して 運動は万能薬 運動はみんなを救う 田島文博先生の言葉

『当院のおせち料理』

新年明けまして、おめでとうございます。 干支も酉から犬へとバトンタッチ!! 新しい一年がスタートしましたね。 当院では入院患者様に、年末年始に年越しそばやおせち料理が提供されています。 今年はこのような感じでした(^_^) アップにした写真は、1月…

克服十ヶ条

日本脳卒中協会は、脳卒中の予防啓発のために「脳卒中予防十か条」を作成しました。また、脳卒中は予防のみならず、発症後は、再発予防のための“治療の継続”と“リハビリテーションの継続”も重要です。そこで、脳卒中になった患者さんや家族向けの「脳卒中克…

脳卒中予防10ヶ条

脳卒中予防には10ヶ条を守りましょう。 お隣栃木県で、気の利いた10ヶ条を見つけました。 気が利いて、暖かみも感じる文言です。 でも、吾妻で通じるのは、”しゃああんめ”だけかも?

LLB

脳卒中の患者さんで重度な麻痺がある方では、このような装具を利用して歩行訓練を行う事があります。 これをLLB(エルエルビー)といい、これは英語の略称で、日本語では長下肢装具といいます。 これを下のイラストのように使い、歩行リハビリを行います。 …

群馬、埼玉から患者さんがいらっしゃっています

昨年下期の入院患者さんの住所別割合(%)一覧です。 全体の5%を超えた地域を赤く表示してみました。 すると、中之条、東吾妻、渋川、高崎、前橋、飛んで埼玉となりました。 当然?近場の中之条町の方が入院されることが多いですが、 実は渋川・高崎・前…

退院時重症な方は自宅に帰れていないという事実

少しショッキングかもしれませんが、3年ほど前に調べたものです。 脳卒中患者さんの退院時の日常生活活動の水準と自宅復帰割合はどのくらい関係があるかというものです。 これは当院だけのデータではありませんが、当院でも同じ傾向にあります。 下の数字は…

【手作りクリスマスツリー】

気付けば新年を迎え、新たな一年が始まっております。 あっという間の1年でしたが、季節毎の行事に多く参加出来た年でもありました。 特にクリスマスは世の男性のみならず、町中がクリスマス1色になるほど1年の中で最大級のイベントではないかと思います…