群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

言語聴覚室

発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)とは

みなさんは発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)ということばを聞いたことがありますか? 発達性ディスレクシアとは、脳に損傷がなく、聴覚や視覚・知的発達が正常であるとしても文字がなかなか習得できない障害です。 日本語話者では約5~8%いると…

社会的フレイルを予防する

10月13日、東吾妻町のフレイル予防サポーター養成講座に講師として参加しました。 「守ろう!地域の健康!~人との繋がりがフレイル予防のカギ~」というテーマで、身体的フレイル、精神・心理的フレイル、社会的フレイルそれぞれの予防方法について説明しま…

「飲み込みの力を保つ運動」

以前の記事で、飲み込みの力を保つ運動として、「シャキア訓練」「嚥下おでこ体操」が紹介されていたと思います。 「シャキア訓練」は、仰向けになり頭だけを上げて足先やおへそを見る姿勢を取り、①そのままの姿勢を維持する、②頭を上げたり下げたりする と…

○○の秋

秋と言えば、「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」など“○○の秋”という言葉が多くみられます。なぜ秋なのか、それぞれにどんな由来があるのか調べてみました。 スポーツの秋 スポーツの秋といわれるようになったきっかけは東京オリンピック…

実習生担当になりました

この度、実習生指導を初めて担当することになりました。 将来同じ職業を目標にされている学生さんのお手伝いが出来ることに、喜びを感じています。 実習期間を前にして、 私自身が実習生の時は、どんな気持ちで実習に臨んでいただろうかと、十数年前を思い返…

ホウレンソウ

言語聴覚療士の日野です。 食事(摂食・嚥下面)に関わることも多い職種です。 “ホウレンソウ”というタイトルで、「栄養に関すること」と思った方もいるかもしれませんが、今回は社会で必要とされている“ホウレンソウ”の先についてです。 ホウ(報)・レン(…

上毛カルタを使って

私は、長野県出身のため、群馬県に移住してから初めて上毛カルタという物を知りました。長野県では、県全体で行っているカルタの様なものはありません。(地域によってはあるのかもしれません) 知っている方が大半かと思いますが、上毛カルタは、浦野匡彦氏が…

熱中症にお気をつけください!

今年の夏は伊勢崎でも40度越え、中之条でも8月上旬に36度と昨年に続き猛暑が続いています。 さて、タイトルにもある熱中症ですが、定義としては、「高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が壊れるな…

辛い料理は夏バテに効く?

「夏バテ」には、食欲の不振やだるさなど暑さで体の調子が悪くなる症状がみられます。 昔から辛いものを食べて食欲を高めるという工夫がされてきました。 では何故「暑い時は辛い物がいい」といわれるのでしょうか? それは皮膚温が上がるからと言われていま…

疲れからくる体調不良

生活の中で、「疲れが溜まっているなあ…」と感じたことがあると思います。 とはいえ、簡単にお仕事や学校は休めませんし、疲れている状態が続いてしまう方も多いのではないでしょうか? ですが最近では、疲労が体調不良を引き起こす原因になるということをよ…

聞こえにくい?

担当している患者さん(40代前半の方)から 「職員が何を言っているのか聞こえにくいことがある」と言われたことがあります。 COVID-19の影響でマスクの着用、町中にはアクリル板やビニールカーテンのある生活様式が当たり前となりました。 皆さんもスーパー…

朝食がこどもの脳に与える影響

今日は、東北大学の調査研究により明らかになった、朝食がこどもの脳に与える良い影響についてお話ししたいと思います。 朝ごはん習慣を身につけていない小・中学生の学力が低いことは、既に文部科学省の調査などで明らかになっています。 加えて東北大学研…

最近 気になるワード

今日は全国的にたぶんお休みですが、コロナの感染拡大は休んでくれそうにありませんし、当院の入院リハビリも通常どおり稼働しています。休みということで、普段のリハビリとは離れた記事をご紹介します。 言語聴覚士(ST)の臨床とは離れた話題になります…

経管栄養について

今回は、病気等で口から食事を摂ることが難しい方や、誤嚥の危険性が高い方が栄養を摂取するために行われる方法をご紹介します。 経管栄養とは、チューブやカテーテルを通して、胃や腸に直接栄養剤を注入する方法です。消化管機能が保たれている方に使われま…

難聴の方への声かけ

年齢を重ねるにつれて、徐々に耳が遠くなる方が多くなってくると思います。年齢と共に耳が遠くなる難聴を老人性難聴と言います。原因としては、耳の中にあるカタツムリの様な蝸牛という中にある、音を伝える働きをする有毛細胞が減少していくことで耳が遠く…

とろみ炭酸

嚥下障害(飲み込みに障害がある)という方に対して、とろみは必要不可欠なものです。嚥下障害により水分でムセてしまう方には、お茶やスープにとろみを付けて飲んでいただいています。 リハビリでは、とろみの量を減らすことや、とろみをなくしても安全に飲…

「50音の音の高さの違いについて」

音には様々な高さがあります。大太鼓のようなお腹に響く低い音、蚊の羽音のような高い音・・・ 私達が話す言葉は50音の様々な音が組み合わさってできています。そのそれぞれの音の高さは違うのです。 下の図は年代による聴力の低下と、各音の周波数(音の高…

どうして動物は誤嚥しないのか

水を飲んだタイミングやご飯中、ムセて苦しい経験をしたことがあると思います。さて、動物(四足歩行)も同じようにムセるでしょうか?? 答えは「ムセない」だそうです! なぜかというと…飲み込む道と呼吸の道が立体交差になっているため誤嚥や窒息は起こら…

舌(ぜつ)の役割

舌(ぜつ)。 俗に言うところのベロです。 ST(言語聴覚士)が対象とする分野で、大変重要な役割を持つ大切な器官です。 一つは食事での飲み込みに関する、嚥下(えんげ)分野で大切な働きをしています。 例えばゴハンを食べる際に、先ずは食べ物を口の中…

リハビリは買い物で

スーパーで買い物をしながら体の機能の回復・維持に繋げる「ショッピングリハビリ」についての新聞記事がありました。 ショッピングリハビリは、デイサービス利用者で介護保険の要支援1・2の方が対象。デイサービスでレクリエーション後にスーパーに移動し…

マスク老け顔

新型コロナウイルスが蔓延して、外出の際にはマスクが手放せなくなっています。1日の殆どがマスクをつけている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、マスクをつけた状態での表情筋の影響と筋トレについて紹介させて頂きます。 マスクをつけた状態で他者…

STだって呼吸リハビリを!

STの高柳です。よろしくお願いします。 今回は、「呼吸」について記事を書きました。 普段何気なく行っている食事は呼吸状態が悪くても誤嚥をしてしまいます。 実は、飲み込みと呼吸は密接に関係していると言われています。 今までは理学療法士や作業療法…

口腔ケアが認知症予防に!

歯周病とは、細菌の感染によって歯ぐきが赤く腫れたり、歯が抜け落ちたりする病気です。不十分な歯磨きや甘いものの食べ過ぎなどによって歯と歯ぐきの間に細菌が溜まると、歯ぐきに炎症が起きます。 歯周病菌の1つにジンジバリス菌(Pg菌)という細菌があり…

野生動物に遭遇

こんにちは!ST登丸です。沢渡もだんだんと暖かくなってきました。 これから野生動物が活動する季節になります。 先日病院からの帰り道(夜7時半頃)、 天然記念物のカモシカさんが歩道に立っていました! カモシカは逃げないで、こちらをじーっと見ているこ…

失語症患者さんとのコミュニケーションポイント

失語症の患者さんは、自分の思っていることをうまく話せない、話していることが理解できない、文字が読めない、文字が書けないなど、その症状は人それぞれ程度が違います。 失語症の方とコミュニケーションをとるときの工夫は ①簡潔に話す だらだらと長い文…

マスク生活

コロナ禍になり、私たちの生活ではマスクの着用が定着しました。 マスクを使用していると、マスクの下では呼吸が苦しいので無意識に口呼吸となっている人も増えているようです。 口呼吸になると…口の中が乾燥し虫歯や歯周病、口臭の原因となりやすくなるよう…

見当識

見当識という名称を知っていますか? 見当識(けんとうしき)とは、時間(日付・季節など)や場所、人(目の前で接している人が誰であるか等)を認知、把握することを指します。 一言でいうと、自分自身が置かれている現在の状況(例「今日は〇月〇日で、こ…

本を読む力向上 スマホより紙

一月ほど前の新聞に、このような記事がありました。 『スマートフォンより紙の本の方が、内容を記憶しやすく読解力が高まる』とする研究の論文が科学誌サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。 研究方法: 小説の一節を紙の本かスマホで読んでもらい…

記憶について

皆さんは、勉強するのは好きですか。私は苦手です。物覚えが悪く、覚えた内容をすぐに忘れてしまうのでなかなか定着に至りません。 今日は、記憶について紹介させて頂きます。 下のグラフは「エビングハウスの忘却曲線」と言われるドイツの心理学者、ヘルマ…

『2022年 ST募集中です♪』

こんにちは。 当院のSTについて紹介します。 STとは、【スピーチ・セラピスト】の略で、“話す”リハビリを担当します。 話がうまくできなくなってしまう“失語症”や“構音障害”の人のみでなく、食事が食べられない“摂食嚥下障害”の人や、落ち着かなかったり左側…