群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

全員がマスク着用してリハビリを行います

当院では11月1日から職員のマスク着用を義務づけます。 “挨拶をするのにマスクしたままとは何事だ!”というお叱りを受けたこともありますが、マスクを外して挨拶をしては、感染対策に全く意味がなくなってしまいますので、ご容赦ください。 ここで根拠を…

運転再開アンケート3

運転再開に関するアンケート続きです。 運転再開してトラブルがあったかという質問には、100%の方が”ない”と答えており、皆さん非常に優秀です。 この調子で安全運転に心がけてください。 私も昨年事故を起こしてしまいましたが、(駐車場内)事故は自分…

運転再開アンケート2

運転を再開した方々と、運転を再開していない方々で2群に分け、臨時適正検査または相談を受けたかを、割合を示しました。 退院時には患者さんには、”適性相談を受けてください”とお話しさせていただいていますが、退院後3ヶ月では再開する、しないに関わら…

運転再開アンケート

退院後3ヶ月でアンケートを送付し、その報告を以前行いましたが、 並行して運転再開に関するものも実施していましたので、報告します。 アンケートした内容は以下の通りです。 今日は一つ・・・ 退院後、運転を再開する予定で、ドライブシミュレータによるリ…

切磋琢磨

最近寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。病院の周りの山々は、少しずつ色付き始め、季節の移り変わりを感じています(*^_^*) 現在当院に、安中市にある須藤病院からリハビリスタッフの方が研修に来られています。 今回はその様子を紹介したい…

リハ専門職向けシンポジウムを開催

会話中、口や舌はこんなふうに動いています

皆さんは、おしゃべりをするときに、口や舌がどのように動いているか意識したことがあるでしょうか? 日本語には、50音、濁音、半濁音など様々な音がありますが、発音(専門用語では『構音』といいます)するときの口・歯・舌の位置や動かし方によって分類…

回復期リハセラピスト10箇条

セラピスト 10カ条宣言 心身機能の改善を図ろう ADLの獲得に向けて適切な装具・車椅子・福祉用具を導入しよう 患者の行動と疾病の危険徴候を見逃さず、事故や感染を予防しよう 生活場面でのADL向上を促進しよう カンファレンスは、定期的に多職種で開催し、…

見学者がありました

東京のある都市の民生委員・児童委員の方の見学を受けました。 民生委員の方の見学の際にいつも思うのですが、”積極的にいろいろなものを吸収していこう”とする姿勢には、頭が下がる思いがします。 時間もなかったので、温泉療法と、回復期リハについてのお…

脳卒中患者の歩行速度変化

加速度計で歩行速度の変化を掴みました。 数学はあまり得意ではありませんでしたが、やろうと思うと、人間何とかなるようです。 脳血管障害の患者さんが歩行の際に、SHBという装具を履いて歩行しています。その際に加速度計を腰につけて、変化を観測しました…

朝食摂取に関する続報

スペイン、マドリードの多国籍銀行の本社に勤務する従業員4,082人を対象とした研究 朝食を食べずに済ますことが、無症候性アテローム性動脈硬化症発症リスクの大幅な増加に関連する 3種の摂食パターンを定義し、 1.「朝食抜き」。1日の総エネルギー摂取量の5…

亜鉛不足

亜鉛は、人体に必要な5大栄養素の1つであるミネラルの一種で、細胞代謝を促し、皮膚や毛髪、爪の健康維持、アルコール分解促進、肝機能保護などに欠かせません。 こうした作用の1つに、味覚を保つことがあります。昔ながらの基本的な日本食には亜鉛が豊富な…

ヒートショックに注意

みなさんこんにちは(^○^) 2ヶ月ぶりの大津です!! 朝晩がだいぶ冷え込んでくる季節になりましたが、みなさんいかがお過ごしですか(^^ゞ? 私は今月初めに扁桃腺炎で40℃近い熱が出て点滴を打たれ、腕が蜂の巣状態になり、数日ダウンしていました(-_-;) 体調…

【生活行為向上マネジメント】を使う

皆さん、生活行為向上マネジメント(MTDLP)という言葉をご存じでしょうか? 生活行為向上マネジメントとは患者・利用者さんの24時間365日をイメージし、その中で「困っていること」「できるようになりたいこと」など、その方にとって意味のある生活行為を聴…

不安解消と睡眠の質を高める

まずは筋トレと有酸素運動が不安改善につながるという報告です。 全般性不安障害の女性を、筋トレ群、有酸素運動群、対照群に分け、週2回ペースで運動し、6週間後、症状の変化を調べた結果、運動群は両群とも心配性スコアが低下しています。 寛解率は、筋ト…

『言語聴覚の日』のイベントを開催しました!

皆さんはご存じでしょうか? 9月1日が『言語聴覚の日』である事を。 『防災の日』でもあり、そちらの方が有名ですね。 日本言語聴覚士協会が2007年から言語聴覚法が制定された9月1日を 「言語聴覚の日」としました。 そして、その前後の1週間を「言語聴覚週…

両側麻痺、3動作の患者さんに歩行アシスト使ってみました

3動作の患者さんにHONDA歩行アシスト(HWA)を使用しました。 本来は2動作移行期くらいが理想的ですが、片脚の屈曲が出にくいので、相談を受けてのHWA施行です。 両側片麻痺ということもあって、固定式歩行器を利用しての歩行訓練を実施しています。 歩行…

フレイル

フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている「Frailty(フレイリティ)」に対する日本語訳です。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などと表されます。 日本老年医学会は高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正し…

超・超高齢化社会を生きるヒント

昨日の補足 生きがいやハリをもって生活していますか?という質問に、3種類の答えを聞いて、その後の生存率を表したものです。 宮城県大崎保健所で実施しています。 生きがいがある、またはどちらとも言えないと答えた方の生存率は、7年間で大きな変化を示…

華麗に加齢するために

介護予防事業を長年させていただいていますが、参加者が多すぎて困るということはほとんど無く、どのように参加者を増やすかということに苦慮している自治体も多いようです。 介護予防というと自分には関係ないと感じる方もいらっしゃると思いますが、実はそ…

下肢の前方推進を楽にする

少し難しい話になりますが、歩行時に支えている片脚は、以下のロッカー機能で前方に進んで行きます。 ロッカー機能(ロッカーファンクション)とは、「歩行の立脚期」に起こる以下の3つを指しまが、語源はロッキングチェアのように転がるというところからき…

渦流浴温故知新

個別運動療法を中心に施行するあまり、理学療法等のリハ専門職がいる医療機関では、逆に物理療法機器を使用する機会が減っているように思います。 当院でも同じ傾向にありますが、温泉療法も含めて故きを温(たず)ねて新しきを知る(温故知新)という言葉も…

中之条ビエンナーレ

中之条ビエンナーレも今日で終わりです。 高校生以下は鑑賞無料です。今からでもどうぞ。17:00までね。

寝るとき気をつけること

下腿の外側には、浅・深腓骨神経といわれる神経が皮膚の近くまで出ているところがあります。 この絵では右脚ですが、つま先が外側に向いたままで長時間この神経が圧迫を受けると、腓骨神経麻痺になることがあります。 この麻痺が出るとつま先が下がり、この…

免荷歩行をどう使うか

当院で活用中の免荷式歩行装置です。 脳卒中の歩行再建では最近あまり使われなくなったように思います。 なぜでしょうか? 有効性について否定的な論文も増えてきた事が直接的な原因かもしれませんが、脳卒中に限らず、歩行にはこの倒立振子モデルを考えなく…

脳卒中ガイドライン2015[追補2017]

脳卒中ガイドラインが追補されました。 追補版では25項目が差し替えになったようです。 しかし、リハビリに関する項目は急性期リハビリテーションの項目のみが追補されていました。 以下はガイドラインの原文と、エビデンスを示しています。 急性期リハビ…

歩行再建セミナー in sawatari

11回シリーズになるそうですが、 理学療法室院内勉強会として、歩行再建ゼミを始めています。 以前紹介したこの本ですが、 歩行再建―歩行の理解とトレーニング 【著者】大畑光司(京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻) やっと第1回の勉強会が開…

病院広報誌まごころ編集委員会

昨年、病院広報誌を復活しました。 5号の表紙です 広報誌編集の際には、定期的に会議を開き、みんなのアイデアを持ち寄っており、完成させるには毎回かなりの労力を割いています。 ものづくりには産みの苦しみがありますが、当院の良さをみなさまに知ってい…

変化、対応を繰り返すことで歩容を変える

歩行アシストのアシスト方向を表しています。(この場面限定ですが・・・) これは、右足が接地したときのアシストを表していますが、 右脚は股関節伸展方向に介助し、左足は屈曲方向に介助をしています。 この力が加わると、右脚は膝を伸ばす方向に力が加わ…

HALの広告?

当院の高橋看護部長にHALのCMが流れていると教えていただきました。 確認すると、大同生命のHALプラス特約のようでした。 HALを知っていただく良い機会ですので、是非御覧ください。