群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

#脳・神経・脊髄

リハ部の取り組み⑦

ReoGo―J (帝人ファーマ) ReoGo-Jは、コンピューター技術とロボット工学を応用した上肢用ロボット型運動訓練装置です。 イスラエルのMotorika社製のReoGoを帝人ファーマが日本向けに開発し、ダウンサイジングして医療機器認証を受けています。 機能障害の程…

リハ部の取り組み⑤

OG技研 IVES(随意運動介助型電気刺激装置) ニューロリハビリテーションのアプローチの一つとして電気刺激があり、単純な電気刺激よりも随意運動が伴ったトリガー型の電気刺激の方がより効果的といわれます。 患者さんがご自身で手を持ち上げようとした時、…

片麻痺の筋力

比較的古い研究ですが、脳卒中片麻痺下肢(健側)と健常者の下肢筋力を比較したものです。 左側が膝を固定して計測したもので、右は膝を伸ばしながら計測した最大値です。(黒い方が片麻痺の健側、白い方が健常者) 双方共に、だいたい健常者比で7割くらい…

【群馬県HAL研究会】

こんにちは!! ここ最近は暖かくなったり、雨が降ったり、雪が降ったり(3/8)と天気の変化が忙しいですね。みなさんも体調管理に気を付けてください。 先日、須藤病院で行われた群馬県HAL研究会に参加させていただきました。 今回はその報告と研究会で挙げら…

ぐんま自動車運転リハ研究会 第6回研修会

対象は医療職です。当院からも発表予定ですので宜しくお願いします。

塩分摂取量が多い日本人がなぜ長寿?

米や麦、大豆麹にして大豆と塩で発酵させて作る味噌は、昔から健康に良いものとされてきました。これまでの疫学研究では味噌の摂取量が多いと乳がんや早期の前立腺がん、大腸がん、肝臓がん、胃がんなどになりにくい可能性も示され、基礎研究でもその効果が…

褒めて

以前にも提示した日米共同研究ですが、速く歩けるようになりましたねと褒め続けると、歩行速度に差がでます。 DRSが褒めた群、NRSが何もしなかった群です。 褒めるコツとして、 「具体的にほめる」 「すかさずほめる」 ことが重要のようです。 これは、脳卒…

立ち上がりと歩行自立度

ある研究で立ち上がりの動作回数と歩行自立度の関係を表したものがあります。 10秒間立ち上がり回数と歩行自立度ですが、 歩行実用者 歩行・車いす併用者 歩行非実用者 起立5回以上 10名 0名 0名 起立1~4回 16名 5名 3名 起立0回 1名 1名 …

脳卒中発症率と2025年問題

滋賀のデータです。 年間の脳卒中発症患者数を棒グラフで表しています。年齢層が高くなると発症数が増えますが、85歳以上の男性で発症数が落ち込んでいるのは、平均寿命を超えているため、そもそもの人口が少ないことによります。 グラフにあるように、ほ…

握力?

握力とは握る力のことですが、これと死亡率の関係がありそうだというデータです。 握力は20~30代をピークに徐々に弱くなっていきますが、握力は全身の筋力を反映するともいわれ、背筋や膝を伸ばす力などとも相関が高いといわれます。 下の図は久山町の…

安静は・・・

安静は麻薬 気持ちがよく、すぐに悪影響は生じない しかし確実に患者さんの体をむしばむ 対して 運動は万能薬 運動はみんなを救う 田島文博先生の言葉

【環境適応講習会in山梨】

9月下旬と10月中旬に山梨の環境適応講習会に行ってきました。 今回のテーマは『洗体・更衣』であり、片麻痺患者の日常生活活動(洗体・更衣)の特性や、片麻痺患者の日常生活活動の難しさや、治療介入のポイントなどを講義や実技でたくさん学ぶ事ができまし…

視察2017

少し前の話になりますが、 参議院議員、羽生田俊先生、山口和之先生、小川克已先生に 当院を視察いただき、 合わせて、群馬県医師会からも須藤会長、猿木理事に同席いただきました。 その中で、 沢渡温泉病院という名前は聞いたことがあったといっていただき…

第3回ぐんま自動車運転リハビリテーション研究会

新潟医療福祉大学、外川佑先生の講演会を聴講してきました。 まずは、様々な運転行動モデルに関してご説明いただきました。 自動車運転は、あらゆる要素の相互作用が絡む、 極めて複雑な行為であることを認識して、 様々なモデルを考慮しながら、 対象者の運…

The Power Of Dreams

当院の院内報”まごころ5号”が発行されました。 その中で歩行アシストを紹介しています。 理学療法士は自分の技術で何とかしてやろうとする意識が強いので、ロボットに対してあまり積極的でない人もいるようですが、歩行の介助は立位保持とバランスの制御が…

退院前訪問に行ってきました

先日、退院を控えた患者さんのご自宅に、退院前訪問に伺いました。 「退院前訪問」とは 退院される予定の患者さんのご自宅に、担当の理学療法士や作業療法士、必要に応じて看護師が訪問させていただき、家屋内外の段差や動線の把握、手すりの設置・段差解消…

納豆はすきですか?

群馬県の納豆消費量は全国2位だそうです(2015年)。 納豆には強力な線維素溶解酵素が含まれていますが、 岐阜大学が、岐阜県高山市で、納豆・大豆タンパク質・大豆イソフラボンの摂取量と心血管死亡率との関連を調べたところ、 納豆の摂取が心血管死亡率を下…

床から立ち上がる方法

いただいた質問に言葉だけでは難しさを感じましたので、絵を掲載しました。絵の出典は群馬県理学療法士協会の公開講座資料です。 転がった人などを起こす方法には様々あると思いますが、 一例をお示ししたいと思います。 二段階に分けて考えてください。 ①起…

脳卒中患者さんの短下肢装具療法

昨日の記事に関連して、こんな資料を用意してみました。 下肢装具は脳卒中患者さんに使われていますが、訓練で下肢装具を使用することによる機能改善効果についての良い研究です。(慈恵医大:2015)。 Effects of Ankle-Foot Orthoses onFunctional Recover…

笑いの意味?

笑わない人は脳卒中リスク1.6 倍増 東京大学の近藤先生の研究です。 調査の結果、笑う頻度が最も少ない高齢者は、ほぼ毎日笑う高齢者に比べ、脳卒中を有する割合が約1.6 倍高いことが分かりました。 また心疾患でも約1.2 倍高いことが分かりました。 笑いが…

脳卒中の予防

予防して おけば良かった 脳卒中 ということで第二回です。 私は理学療法士ですので、運動療法の観点から予防を一つ。 運動時間と、脳卒中・心臓病などの循環器病をすべて足した7万人の10年間追跡結果です。 一日の歩行時間が30分を超えると死亡リスクが下が…

開眼片足立ちが20秒以上できない人は・・・

「片足立ち」が20秒以上できない人は、脳卒中リスクが非常に高いという報告が米国心臓学会の医学誌「ストローク」に発表されています。 論文をまとめたのは、京都大付属ゲノム医学センターの田原准教授らのチームで、 平均年齢67歳の男女1387人を対象に、両…

嚥下療法の新しい機器準備中

嚥下療法の新しい機器を今月中に稼働させるべく、準備中です。 海外製で嚥下機能に対する電気刺激装置は今までにもありましたが、 当院で採用した理由の一つに、痛みの少ない(ほとんどない)干渉波刺激であると言うことがあります。 低周波刺激は、いままで…

26年度脳卒中地域連携パス結果(その3:重症例)

先日に引き続き、重症例です。 FIM18~40で入院されてきた方を対象としていますが、 前橋日赤を退院された患者さんは、連携病院退院時に、22%がご自宅に帰られています。 また、医療機関への転院も多く、30%が医療機関へ移られ、 なかなか元の生活…

脳卒中患者へのHONDA歩行アシストの意義

当院回復期リハにおける脳卒中患者の歩行指標の推移について、HONDA歩行アシストを活用した結果を発表してきました。 今年5月、新潟朱鷺メッセです。 HONDAはASIMOに代表されるロボット技術を持っています。 これを高齢者福祉に利用できないかと…

リハ部プロジェクト(CI療法)

CI療法のCIはConstraint-Induced-Movement-Therapyの略で、 ご存じの方も多いかと思いますが、最近テレビなどでも紹介され、 脳卒中の患者さんに対して、よい結果をもたらす療法として注目を集めています。 内容は、脳卒中でよい方の腕の使用を制限し、 悪い…

プロジェクト(テクノエイド)

テクノエイドとは、障害を持っている方々の自立を支援する福祉機器や用具のことを言います。 当院作業療法部門では、多くの方の自立支援や機能訓練のために、テクノエイドを多数そろえています。しかし、それらを上手に活用するには、道具の機能や使用方法を…

2ステップテスト

以前、ロコモティブシンドロームにならないようにするため、2ステップテストについてご紹介させていただきました。 絵の下の表は、上から20歳台から70歳台までのテスト結果を身長で割った値です。 普段から、年齢ごとに、この範囲に収まるようにしていただ…