群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ベランダの活用の紹介②

【ベランダとひまわり】 秋の爽やかな風が吹き抜けると共に、日増しに寒さが増してきました。 5月にベランダの紹介をしましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか。 今回はそのベランダの活用の紹介②となります。 少し季節外れな感じを受けると思いますが…

笑いの意味?

笑わない人は脳卒中リスク1.6 倍増 東京大学の近藤先生の研究です。 調査の結果、笑う頻度が最も少ない高齢者は、ほぼ毎日笑う高齢者に比べ、脳卒中を有する割合が約1.6 倍高いことが分かりました。 また心疾患でも約1.2 倍高いことが分かりました。 笑いが…

回復期リハビリテーション病棟とは

リハビリの現状と課題 4年前に投稿された動画ですが、 回復期リハをとは何ぞや?を知る、良い資料です。 映像の中に出てくる七栗サナトリウム(現在七栗記念病院)の園田院長は 回復期リハ病棟協会の会長でもあり、 当リハ部が目標にしてきた医療機関でもあ…

褒める効果

Dobkinは、ほめること(心理的強化)が脳卒中患者の歩行速度にどのような影響を及ぼすかを調査しました。 UCLA、米国8施設、米国外10施設を対象とし、日本からは、森之宮病院(大阪)が参加しています。 脳卒中の患者さん179名を対象に (daily reinforcement…

脳卒中の予防

予防して おけば良かった 脳卒中 ということで第二回です。 私は理学療法士ですので、運動療法の観点から予防を一つ。 運動時間と、脳卒中・心臓病などの循環器病をすべて足した7万人の10年間追跡結果です。 一日の歩行時間が30分を超えると死亡リスクが下が…

『 吾妻郡民体育祭に出場しました 』

先日、吾妻郡民体育祭が行われました。 たくさんの種目がある中、バドミントンに群リハ バドミントン部の4名が出場させて頂きました。 中之条町代表の地元の皆さんのチームに参加させてもらい、男子ダブルスと女子ダブルスの試合に出場させて頂きました。 …

入院をご希望の方

お申し込み 診療情報提供書又は当院所定の入院申し込み書※を 主治医もしくはかかりつけ医師に記入していただき、郵便、FAXでのご提出、又は直接ご持参下さい。 なお、直接ご持参いただいても当日の入院はお受けしかねますのでご了承下さい。 現在、E-mailに…

脳卒中の予防と治療

昨日開催された、市民公開講座”脳卒中の予防と治療”に参加してきました。 私の講演テーマは運動機能からみた脳卒中予防とリハビリテーションでした。 運動機能をテーマにしていた割には、 内容はそれ以外のものが多いという、変わった講演になりました。 い…

口腔ケアで元気に風邪予防

朝晩冷え込む季節となりました。 私は摂食嚥下障害患者さんに対し、食べるリハビリを担当している言語聴覚士です。 今日は、口腔ケアがいかに大事か!!をお伝えしたいと思います。 まず、直球で、どうして口腔ケアが大事なのかというと・・・高齢者の過半数が呼…

自動車運転再開にむけて

HONDAから以下の新聞記事について連絡をいただきました。ありがとうございました。 今まで研修会などで、新潟などでは、全県下で教習所と連携して運転再開へのプログラムが出来ているようなので、こんな障壁があるとは思いもしませんでした。 でも、支援容認…

講演会予定

講演会を予定しています。 当院からも演者として参加しますので宜しくお願いします。

脳卒中と睡眠時間

英国ケンブリッジ大学の研究グループが、米国神経学会で昨年報告しました。 1万人弱を対象として、睡眠時間と脳卒中の発症との関係について検証しています。 年齢は42歳から81歳までを対象に、睡眠時間を調査し、70%の人が6時間から8時間寝ていると回…

開眼片足立ちが20秒以上できない人は・・・

「片足立ち」が20秒以上できない人は、脳卒中リスクが非常に高いという報告が米国心臓学会の医学誌「ストローク」に発表されています。 論文をまとめたのは、京都大付属ゲノム医学センターの田原准教授らのチームで、 平均年齢67歳の男女1387人を対象に、両…

大事な時間★

すっかり秋らしくなってきましたね。 こちらも朝晩は羽織り物が必要なくらいになりました。 さて、当院は発症もしくは受傷まもなくから集中的にリハビリを行う回復期病棟3棟と、 慢性期に入院医療・リハビリを必要とされる方を対象とした療養病棟1棟がありま…

早朝リハビリ

だんだんと肌寒い日が多くなってきました。 秋といえば…食欲・運動・読書ですよね!! 運動の秋ということで・・・(若干、無理矢理ですが;) 今回は、当院で行われているリハビリの一部をご紹介します。 当院では「早朝リハビリ」を行っています! *写真はイ…

大腿骨頸部骨折

大腿骨頸部骨折は高齢になると増えるといわれます。 これは発生患者数のデータですが、2030年に向け、患者は増加するという試算がなされました。 大腿骨頸部骨折は、骨折が起こった場所で内側骨折、外側骨折に分類され、骨折の予後については一般に内側…

感動しました

”部長、FIMとBIのデータをカルテから調査しようと思いますが、数字の解釈を教えてください!” と、医事課職員2名が来ました。 臨床データの報告なので、ここ数年関わっていますが、 100名のデータを手作業でも拾い出そうという姿勢は見習わなくてはなりま…

脳梗塞の再発予防

脳梗塞の再発は、長い期間で考えるとかなりの高率で発生します。 これは、福岡・久山町研究ですが、 初回の脳梗塞から、10年間で累積再発率は50%近くになっています。 特に、心臓に原因のある脳梗塞で3/4と高率ですが、 最近はNOAC等の薬剤で、この比…

日本摂食嚥下リハビリテーション学術大会

新潟市・朱鷺メッセで開催された、 日本摂食嚥下リハビリテーション学術大会に参加してきました。 摂食嚥下とは、人が生きていくために 欠かせない、「食べる」ことであり、 毎日の楽しみでもあります。 テーマは 「摂食嚥下リハビリテーションの新たなる挑…

目標指向、目標設定について

“目標はトイレ動作が一人でできるようになることにしましょう。”これは回復期リハ病棟で、医師から説明を受ける際に良く聞かれる目標です。 脳卒中を始めとする代表的な疾患については、予後予測の指標が作られ、入院時の状態から退院時の状態を予測し、これ…

運動学習と歩行アシスト

一般に顕在学習では、適応は早いが忘れるのも早く、逆に潜在学習では、適応は遅いが忘れるのも遅いといわれます。 顕在学習は主に大脳皮質で処理されますが、大脳皮質による歩行適応への関与が少なく、潜在学習は、歩行適応の予測的調整に関わる小脳で処理さ…