群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2015-01-01から1年間の記事一覧

読売新聞群馬版

11月29日から、読売新聞群馬版に3回にわたり教えてDr.という記事が連載されました。 当院のリハビリの考え方も示す良い記事だと思いますので、全文ご紹介させていただきます。 眞塩清(ましお・きよし) 1979年群馬大学医学部卒、93年から沢渡温泉病院勤…

接遇キラリ投票

先日、院内で接遇面が良い人を褒めようという投票が実施されました。 接遇という言葉の意味を調べてみました。 遇という字は“遇す(もてなす)”と読みます。遇すとは、思いやりの心をもってお世話をすること。つまり接遇とは、思いやりの心をこめて患者さん…

群馬県士会主催のOTフェスタに参加しました

12月20日にイオンモール高崎で行われた「ぐんま作業療法フェスタ2015in高崎」に参加してきました。 自助具の紹介や片麻痺体験、認知症講座といった作業療法士の専門性を活かしたブースを設置し、県内の各病院で活躍している作業療法士が実際に現場での経験を…

歩行アシスト使用者講習会に参加しました

京都大学大学院大畑先生の講義 まずはCOP(圧中心=床の圧力集中荷重点)、COG(身体重心)の説明があり、 COPとCOGの落下点を同じ位置関係にすることで、passenger unit(体幹から上)に回転モーメントを生まないようにする。これでバランスをとりやすくで…

群馬県作業療法学会

12月6日に群馬大学において作業療法学会が行われました。 今年のテーマは 『専門性発揮の土台を育む』 Build trust and demonstrate your expertise と、近年懸念されている作業療法の専門性について、学会長をはじめ、貴重なお話を聞くことができました。 …

26年度脳卒中地域連携パス結果(その3:重症例)

先日に引き続き、重症例です。 FIM18~40で入院されてきた方を対象としていますが、 前橋日赤を退院された患者さんは、連携病院退院時に、22%がご自宅に帰られています。 また、医療機関への転院も多く、30%が医療機関へ移られ、 なかなか元の生活…

HONDA歩行アシスト導入施設一覧に掲載されました

導入施設一覧 Honda歩行アシストの導入施設一覧を掲載しました。 一覧は下記のPDFよりご覧ください。 導入施設一覧PDF(70KB) 来週は導入研修です。 帰ったら、The Power of Dreams の一部をご紹介します。 http://www.honda.co.jp/robotics/rhythm/

26年度脳卒中地域連携パス結果(その2:中等症例)

前日の軽症例に続き、連携病院入院時FIM(Functional Independence Measure)が、41~80点の患者さんの自宅復帰率についてご紹介します。 前橋日赤の脳卒中地域連携パス対象の患者さんでは、自宅復帰率67%とでました。 先日と同様に、当院の中等症コー…

ジェントルスティムのデモを行っていただきました

嚥下障害に対する先進的リハビリ機器、ジェントルスティムのデモを行っていただきました。 干渉波電気刺激による、嚥下障害改善のための機器です。 vitalstimでは、低周波刺激が強く、頚部の筋力トレーニングを行うような電気刺激になっていましたが、この機…

26年度脳卒中地域連携パス結果(軽症例)

先日、前橋日赤の脳卒中地域連携パスの会議がありました。 その中で、自宅復帰率にふれていましたので、ご紹介します。 まずは軽症例。 連携病院入院時FIM81点以上の方ですが、 これは前橋赤十字病院を地域連携パスで退院された方全体で、89%の自宅復帰…

バースデーボックス

中之条町から新生児誕生に伴い、バースデーボックスが送られてきます。 軽い気持ちで”職場に届けてください”と伝えたようですが、 届いたモノを見て、その大きさにかなり驚いていました。 おめでとうございます。 新米パパからのコメントをいただきました!…

股関節全置換術後の腸腰筋と足底屈筋の関係

人工股関節全置換術(THA)術後、回復しにくい筋肉は、腸腰筋と内転筋という報告があります。 歩行時、腸腰筋は脚の振り出しに足関節底屈筋と共同して働き、腸腰筋と足関節底屈筋は二律背反の関係にあるといわれます。 健常者でも歩行時に足首から下での蹴り…

感染対策研修会

感染対策の研修会を実施しました。 今回は嘔吐物の処理方法を実技を交えて行います。 嘔吐物は広く遠くに飛散し易い傾向があり、高さ1M~の落下で、半径1.6~2.3Mまで飛散したとの報告もあります。 今回はおかゆを嘔吐物に見立てて行いましたが、ブラックラ…

深谷赤十字病院 地域連携パス会議 その3

パス会議での報告は最後です。 歩行アシストの使用結果について、歩行補助具の変更や、歩行速度の増加について、動画でご紹介させていただきました。 また、HAL使用前後で立ち上がりがスムースにできるようになった症例について、動画でご紹介しました。 ま…

深谷赤十字病院 地域連携パス会議 その2

当院の紹介に引き続き、昨年の地域連携パス受け入れ状況についてお話しました。 地域連携パスで受け入れた患者さんは133名であり、ADLに障害を強く受けた方が多くなっています。良くなりそうな方や軽症者だけにリハビリを提供することは、どこでもできま…

回復期リハビリ病棟選び

今年になってからだったと思いますが、 回復期リハ病棟協会で行った実態調査の結果を公開しています。 今年も同様の調査を行っていますので、今年度分に更新されると思います。 是非参考にしていただきたいと思います。 回復期リハ病棟協会に所属する病院の…

深谷赤十字病院 地域連携パス会議 その1

先日、深谷日赤の脳卒中、大腿骨頸部骨折地域連携クリニカルパス会議に参加し、当院のリハビリについてご紹介してきました。 当院はリハ専門病院ということもあり、回復期リハ特有の訪問指導や365日リハ、早朝リハ、退院時訪問指導などについてはあまり言…

プロジェクト団結式

いよいよプロジェクトが活動が始まりました。 今年はリハ部で12の取り組みを行います。 1.Walkaide 2.HAL 3.バイオデックス 4.歩行アシスト 5.ドライブシミュレーター 6.テクノエイド 7.園芸 8.地域貢献 9.リハ栄養 10.舌圧 11.嚥下パス 12.gamification 開…

見学のお礼状が届きました

先日、BNH HOSPITALというバンコクの病院から、見学者8名をお受けしました。 最近当院にも海外からの見学者が増えていますが、 通訳がいらっしゃるものの、拙い英語力では対応が大変です。 しかし、以下のようなお礼状をいただきましたのでご紹介します。 こ…

やる気とリハビリ

生理学研究所の報告です。 脊髄損傷後のサルの運動機能回復の早期において、やる気や頑張りを司る、脳の「側坐核」が、運動機能を司る「大脳皮質運動野」の活動を活性化し、運動機能の回復を支えることを脳科学的に明らかにしたと発表しました。 同成果は、…

セラピスト交流会 開催日時決定

吾妻郡内のリハビリテーションセラピスト向けの交流会日時が決まりました。 11月26日(木)19:15~ 群馬リハビリテーション病院 1F会議室で行います。 ご要望があれば、施設見学会も行いますので、理学療法室鈴木宛、メールで申し込みをお願いします。…

歩行アシストデモしてきました

急性期病院に歩行アシストのデモを行ってきました 大変多くの方に関心を持っていただき、20名近くの参加をいただきました 近くの医療機関で、同じ物品を使うことで、意見交換もできますし、 お互いにかなり心強いと思いますので、是非ご検討ください。 その…

群馬県理学療法士会終わりました

群馬県理学療法士会が終わりました。 シンポジストとして1人、 また、演題発表者として5人、 参加しましたが、 シンポジウムには100名を超える参加をいただきました。 なかなかうまく自分の思っていることを伝えることができない・・・ とふがいなさも感…

11月の吾妻セラピスト交流会の講師、決まりました

日程はまた後日となりますが、 Agatuma Therapist Networking eventの当院開催予定が決まりました! 11月下旬の平日夜の開催になりそうです。 唐澤一男さんには、群馬のリハビリテーション黎明期から支え、私達はよき薫陶を受けさせていただきました。 故き…

腰痛対策

機器等を利用した移乗介助が行える場合は、 その機器を利用いただくのが良いと思いますが、 介護や看護、リハビリの場面では、 そうもいっていられない場合が多いと思います。 そんな時はこの姿勢を大切にしていただきたいと思います。 理学療法士協会が言う…

第23回群馬県理学療法士学会

10月25日に太田休泊行政センターにて、上記学会が開催されます。 今年はいくつかプロジェクトを行っていましたので、 発表件数も5件+シンポジストを出すことができました。 患者さんのリハビリを行った上に、 研究発表を行うことはかなり大変なことだ…

北毛ブロック理学療法士新人歓迎会を開催しました

当院で、北毛ブロック新人歓迎会を開催しました。 部長のつまらない話?の後、 皆さんには当院で普段使っている機器の体験をしていただきました。 まずは免荷式のトレッドミル。 体重支持という考え方よりも、転倒の疑似体験ができて、しかも怪我をしない。…

脳卒中治療ガイドライン2015

上記ガイドラインが今年6月に刊行されました。 その中にリハビリテーションの項目があり、推奨グレードという形で報告されています。グレードAは、”行うよう強く勧められる”、グレードBは”行うよう勧められる”とされています。 今回は 歩行障害に対するリハ…

嚥下障害

脳梗塞や脳出血の後遺症で嚥下障害になったらどうしたら良いでしょう? 胃ろうを造設すべきでしょうか、それとも経鼻経管栄養を選択すべきでしょうか? 嚥下障害には、 全く食べられなくなるケース 食べることはできますが、食形態を工夫しなければならない…

大腿骨頸部骨折と栄養

大腿骨近位部骨折の手術前後における肺炎発症の危険因子 Jpn J Compr Rehabil Sci Vol 6, 2015 目谷浩通ら 大腿骨近位部骨折の術後合併症として,肺炎がもっとも多く,3.2%という報告があります。国民衛生動向調査2010/2011では,肺炎の受療率は70歳以上の…