脳血管疾患がある方や高齢者、小さなお子さんにとって飲み込みにくい食材があるのをご存じでしょうか?
咀嚼する力の低下、口部・舌の運動機能低下、歯の欠損、飲み込む力の低下があると窒息リスクが高まります。また、子どもでは歯の発育、摂食機能の発達の程度、食べるときの行動や環境などが関連します。
代表的な物として
①丸くてつるっとしているもの(ブドウ・ミニトマト・さくらんぼ・ピーナッツ・うずらの卵・ ソーセージ・こんにゃく・白玉団子・あめ・ラムネ等)
② 粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの(餅・ご飯・パン等)です。
表面がつるっとしているものは、十分に噛み切れないまま喉の奥に送り込まれてしまうと、気道にぴったりとはまり塞いでしまいます。少し手間だとは思いますが、ミニトマトの大きさでも1/4程度の大きさにカットすることで窒息リスクは軽減されます。
また、ご飯やパンは一度にたくさん詰め込まないように一口量を調整することや、食べる前に水分摂取し、口腔内を潤してから食べる・水分との交互嚥下を行う等の工夫が必要です。
記事担当部署:ST室