群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

食べる量を変えずに結果を変える

生活習慣病とされる「2型糖尿病」は、カロリーの取り過ぎや運動不足が原因といわれます。

栄養面のバランスを改善するには野菜を多く摂取することが推奨されていますが、野菜に含まれているカリウムは、食塩に含まれるナトリウムを排出する効果があることから、塩分制限を必要とする高血圧の方にお勧めできます。


また、高脂血症コレステロール値が高い人は、野菜の繊維質を多く摂取することで、脂質の吸収を抑えることができるなど、さまざまな面で野菜の効果が言われてきました。

さらに食事の祭、野菜を最初に食べると血糖値の急激な上昇が抑えられるので、高血糖状態による血管の損傷を予防できることもわかってきました。


図は、食事の前に「野菜」と「炭水化物」をそれぞれとった場合の食後血糖値の変動を比較したグラフです。


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以前にもお知らせしましたが、炭水化物を先にとると、血糖値が急激に上昇するのに対して、同じ食事でも野菜を先にとると血糖値の上昇は、炭水化物を先に摂った場合の70%程度に止まっています。


野菜に含まれる食物繊維が、糖分の吸収を遅らせているということです。


血糖の上昇が抑えられることで、インスリンの分泌も抑えられ、膵臓にもやさしいといえるでしょう。


京都女子大学の今井先生によると、野菜を先に食べてから炭水化物をとるまでに少なくとも10分以上時間をおくことがポイントとのことです。


この方法は「ベジ・ファースト」と呼ばれ、気軽に実行できるため広く用いられるようになっています。


引用:昨日同様