群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

入院申し込みが増えています

 ブログ管理人、日頃の不摂生のため、誰に伝染されたかわからないインフルエンザのため休みをいただいておりました。

 

 今日から再開いたしますので、宜しくお願い致します。

 

 今回はいつものかかりつけ医が休診でしたノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!。

 

 そのため、いつもと薬も違い、タミフル75のみで、漢方薬の登場はありませんでした。

 

 熱も人生初の40℃超えをあっけなく記録し、家族からも自宅内隔離(自宅内別居かもしれない)され、異常行動の恐怖を感じながら、治療しましたが、結果として誰一人感染させることなく、本日復帰できました。

 

 休んでいる間に入院申し込みがかなり増えていましたので、どんな疾患をお持ちの方なのか、病名だけご紹介します。(当院申し込みの参考になさってください)

 

 疾患別に多い順に、

 脳梗塞×5例

 脳出血×3例

 大腿骨頸部骨折×3例

 変形性股関節症人工股関節置換術後(THA)×2例

 脊椎椎体骨折×2例(圧迫骨折含む)

 脳挫傷×2例

 慢性呼吸不全、廃用症候群

 多関節拘縮、廃用症候群

 などでした。

 やはり冬期は脳卒中関連が多くなります。

f:id:sawatarispa:20200128164508j:plain  f:id:sawatarispa:20200128164526j:plain

f:id:sawatarispa:20200128164617j:plain

 

 短期間で多くのご用命をいただきありがとうございます。

 d('-^o)☆スペシャルサンクス☆(o^-')b

 

 関係各所で入院受け入れを申し込み順に行っていますので、連絡があるまでほんの少しお待ちください。

 

                          記事担当:さかもと

運動習慣をつけるために

 病院でバスケットボールをみんなで楽しむイベントを企画してくださった理学療法士の山﨑さんに、運動習慣を身につける為に重要な事と、イベントを行った感想と、企画したきっかけを聞いてみました。

 

 人間の身体を専門とする我々リハビリ職は、日頃より患者さんに対し熱意ある指導を行うことを職務としております。そこには信頼が必要なわけですが、時に、どうにも説得力の無い生活を送っているセラピストがいるのも事実です・・・。

 

 運動は重要です!

と言いながらの暴飲暴食。

 職員証の顔写真が年々別人になっていく。

 

 分かってはいるけど、つい・・・怠けてしまうのが人の常とも言えますが、

なんとかならないものだろうか。

 

 運動習慣を身につけるための最高のスパイスは、“楽しく”であります。

 

 一般人に聞く、「あなたは何のために運動しますか?」という質問に対して、回答で最も多かったのは「健康のため」だったとのこと。

 

 確かに理由としてはすばらしいものですが、運動習慣の獲得には、まず“楽しさ”“心地よさ”が最大の理由であることが継続の秘訣とされています。

 

 運動が楽しかった。

 またやりたい。

 そしたら痩せた、血圧が下がった!という効果がさらに意欲を生みます。

 そうなってくればしめたもの!

 やらないと気持ち悪い境地にくれば、確かな運動習慣の獲得と言えるでしょう。

 

 さぁ、そんな屁理屈を知っている上で、我々はどうしているか!

 スタッフ内で運動する機会を設けられるよう、色々と運動イベントを企画します。

 今回は、バスケットボールをみんなで楽しむイベントを企画しました。

 今に始まったことではなく、定期的な開催ができている定例行事になりつつあります。

 

 学生時代、部活で鍛えた猛者も入れば、初心者もいる遊びバスケですが、これがまた十二分に盛り上がるのです。

 ゴールを決めたい一心で夢中に走り回っていると、悩みもストレスも吹っ飛んでいます。

 

 そう、運動の効果は肉体的のみならず、精神的にも良い効果を持っているのです。

 大人になるとつい忘れがちな運動によるストレス解消。

 夢中になりすぎて怪我しないかが心配でなりません。

 

 今回のバスケイベントでは、怪我する者もいなく、無事終えることができました。

 

 また次、気が向いたらやろうと、思っていたところでしたが、若手から驚きの提案が!

 

「地域のバスケリーグに病院からチームを作って参戦しませんか?」

 

ややや!!!

 

 これは大きな話になってきたものです。

 

 せっかくやるなら、目標が欲しいところですが、どうやら後に引けない事態になりそうです。

 

 これは飲んだくれている場合ではありません!!

 

 あの頃を思い出し、運動に青春という甘酸っぱさと流れ落ちる汗の塩辛さをミックスして、もう止められない運動習慣をみんなで獲得することを実践していきます。

 

 どうなることか!

 

 乞うご期待

 

 自分もお話を聞いて運動習慣と同じように患者さんがリハビリを継続するには“楽しさ”“心地よさ”が大事なのではないかと思いました。

 運動などの夢中になれる事を行い、悩みやストレスを吹っ飛ばすことも普段の私生活の中で大切な事だと改めて実感しました。

 

                             文責:T・M

 

  f:id:sawatarispa:20200121163954p:plain

 

血圧の管理してますか

 例年ほどではないものの、寒くなりました。

 

 寒くなってくると、我々の業界で多くなるのは、脳卒中の患者さんです。

 

 寒くなることで体が縮こまり、筋肉を収縮させ、血管を圧迫します。これにより血圧が上昇していきます。

 

 また、寒いことで塩分の摂取に積極的になり、血圧が上昇していきます。

 

 これにより増えるのが、脳卒中患者さんというわけです。

 

 これは久山町研究から引用していますが、血圧が上がれば、右肩上がりで脳卒中の発症率も上がっていきます。

 

   f:id:sawatarispa:20200121143855j:plain

 

 また、血圧が130台になると、脳卒中の危険度が2倍になるので、最近は血圧が130超えたら・・・というキャッチフレーズが聴かれるようになったようです。

 

 脳卒中を防ぐには血圧を下げることが必要です。運動でも長期的には下げることができますが、まずは内科医の診察を受けてください。そして処方された薬を定期的にしっかり服用し、血圧を測ってください。

 

 これができて、血圧が少し落ち着いたら運動です。

 

      f:id:sawatarispa:20200121144505j:plain

 これは、長期的に毎日30分間、早歩きを行った方の収縮期血圧の変化です。

 徐々に下がっていることがお分かりいただけると思います。

 

 最後に、カリウム

 この物質はナトリウムを排出してくれる働きがあるとのこと。

 リンゴ、バナナ、黒糖などに多く含まれているようです。

 

「カリウム リンゴ バナナ」の画像検索結果

 

 ただし、塩分を含むものでは折角摂取しても、帳消しになってしまうので注意が必要です。

 

 薬と運動と血圧計とバナナ?で、生活習慣病を防ぎましょう。

 

                      記事担当:リハ部長さかもと

 

オーラルフレイル

 当院のブログにもたびたび出てくる言葉『フレイル』。

 

 復習ですが…フレイルは要介護状態に至る前段階のことです。

 

 しかし適切な介入、支援によって生活機能の維持や向上が可能な状態です。

 

 その中でも今回はオーラルフレイルについてお話ししたいと思います。

 

            f:id:sawatarispa:20200120090209p:plain f:id:sawatarispa:20200120090228p:plain

 

 歯や入れ歯の調子が悪いといった噛む機能が低下→柔らかいものを好む・食欲が低下する→栄養不足となる→筋肉が減り活動量が低下する→引きこもりがちな生活になり生活機能も低下する→要介護状態に…と悪循環に陥ります。

 

 歯の治療は虫歯や歯周病を治すだけではなく、必要な栄養を摂取し、

身体的機能を維持します。

 

 さらに容姿や口臭を整え精神的、社会参加への意欲を保つ効果もあります。

 

 また、中年期方の中には生活習慣病を意識してカロリー制限している方も多いと思います。

 

 高齢期に入ってもダイエット志向が頭から離れない方もいるとは思いますが、この考えを適切なエネルギー摂取へと変える事がフレイル予防を考える上ではとても大切なことだと思います。

 

           f:id:sawatarispa:20200120090405p:plainf:id:sawatarispa:20200120090416p:plain

 

                          記事担当:ST田村

インフルエンザ予防のため、面会制限を行っています

 インフルエンザの報告数が増えてきました。

f:id:sawatarispa:20200116174426p:plain

 地域別でもまだ真っ赤に染まってはいませんが、利根、吾妻、桐生、館林を除き、高水準で推移しているようです。

f:id:sawatarispa:20200116174456p:plain

 さて今日は、インフルエンザによる異常行動のお話しをします。

 

 以前はタミフルが原因にされていましたが、現在これは否定されており、逆に薬を飲まない方が異常行動が増えることはご存じでしょうか。

 

         f:id:sawatarispa:20200116174558p:plain

    数字は100万人あたりの発症率であり、重度な異常行動のみ

平成27年度日本医療研究開発機構委託事業(医薬品等規制調和・評価研究事業)「インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究」

 

 この結果からは、薬を飲んだ方が良さそうですね。

 

インフルエンザ様疾患に罹ったときの異常行動としては、

・突然走り出す

・飛び降り

・会話中、突然話が通じなくなる

・おびえ・恐怖

・無いものが見えるという

・激しいうわごと、寝言

・わめく・泣き止まない

・暴力・興奮状態

・はねる

・徘徊

・無意味な動作の繰り返し

などが報告されています。

 

 異常行動・言動は軽度なものを含めると10%を超えるとも言われており、意外に高いですが、報告義務のある重度な異常行動に絞ると、10/100万人程度の低い割合です。

 

 また、発熱から異常行動が起こるまでの期間を調査したものを以下にしめします。

f:id:sawatarispa:20200116175013p:plain

 2018/2019というのは2018年暮れから2019年年初にかけてのシーズンのことです。

 

 年度により少し比率が違いますが、概ね初日と2日目に偏っています。

 発熱より48時間は看ていた方が良いという厚労省の指摘は、ここに根拠があります。

 

 ただし、この異常行動は20歳以下の方に多いとされています。

 

 高齢になると別に心配しなければならないことが出てきます。

 それがこれです。

f:id:sawatarispa:20200116175134p:plain

 子供に比べるとインフルエンザに罹るリスクや比率は下がりますが、罹ってしまうと死亡するリスクが高まります。

 

 従って当院でも、今の時期になると、感染する可能性を徹底的に下げるべく、面会制限やアルコール消毒、マスク着用などの感染対策を実施しています。

 患者さんやご家族に対してかなりのストレスになることは承知していますが、特にインフルエンザには感染していただくわけにはいきませんので、無理をお願いしているわけです。

 

 今のところは、一階のロビーで面会いただいておりますが、対策のグレードが上がると、ご家族1名のみ短時間に限定させていただくこともあります。

 

 このくらい本気でやらないと感染を抑制できませんので、ご不便をお掛けいたしますが、ご協力をお願い致します。

 

                        記事担当:部長さかもと

脳血管障害後、自動車運転再開に向けた神経心理学的検査の実施(長い(^_^;))

 今日は作業療法士向きの内容です。

 以前、自動車運転リハ研究会で小川OTが報告したものです。

 

 症例数が多ければ、統計学的な処理といきたいところですが、まだ10例程度ですので、単純にプロットしました。

 

 それでも、何となくこのグラフから意味がとれそうに思うのは私だけでしょうか。

 

 そのグラフがこちら

 今までに9名実車評価にいきましたが、GとHの患者さんのみ、追加講習が必要という指摘を受けました。従って、この2名がすぐには自動車運転困難と考えると、各心理検査でこのくらいの点数があれば、運転再開できるというものが見えてきそうです。

 

f:id:sawatarispa:20200115140120j:plain

 コース、WAIS-Ⅲ、TMTを実車評価前に検査しています。

 

 WAIS-Ⅲは基準値附近に集中してしまっていますが、KOHSやTMTは組み合わせると自動車運転可否を判断する基準にも使えそうです。

 

 CATは1個以上を判断基準とすると、おおよそ半数が引っかかり、これだけで、判断するのは難しそうです。しかし、TMT-A、TMT-B、KOHSを組み合わせると実車評価に進むための基準に使うことができそうです。

 

 こんなにキレイに分かれるとは思いませんでしたが、グラフにしてからものを考える事で、整理がつきやすくなるということもありそうです。

 

                          記事:部長さかもと

 

 

人工股関節全置換術後の靴下のはき方

 50年程前に始まった人工股関節置換術。

 

 以前は、「脱臼の可能性が高いので、こういう動作はしてはいけません」というような注意事項が多かったように思いますが、最近はあまり口酸っぱく指導をされることはなくなりました。

 

 これには術式が変化したり、人工関節がハイクオリティーになったりと多くの要因があるようですが、手術して回復期リハ病棟でのリハビリ期間くらいまでは、脱臼に注意したほうが良いでしょう。

 

 いくつか例を示します

f:id:sawatarispa:20200115120337j:plain

まずこれはしゃがみ位

股関節が深く曲がり過ぎます

従って×

 

f:id:sawatarispa:20200115120504j:plain

これは、割り座。踵が外側に向く動きをすると、過度に回旋されすぎます

従ってこれも×

f:id:sawatarispa:20200115122542j:plain

上と同様の理由で、踵をあまり外側に向けない方が良いでしょう

従ってこれも×

f:id:sawatarispa:20200115122639j:plain

踵は上の絵のように内側に向けて靴下や靴を履くようにしましょう

これは○

 

股関節が硬くて、曲がりにくい場合は、下の自助具を利用しても良いでしょう

f:id:sawatarispa:20200115123420j:plain

いくつか例を示しました

 

最近は姿勢の指導は少なくなったようですが、このような動作をしても良いかは、主治医に確認しておかれた方が良いでしょう

 

                          記事:PTさかもと

【スプリントセミナーに参加して】

        f:id:sawatarispa:20200114102157p:plain

 

 治療手技のレパートリーを増やしたく、スプリント作成に関する研修に参加させていただきました。

 

 研修では、掌側カックアップスプリント、サムポストスプリト、ダイナミックスプリントを作成しました。まだまだ時間も掛かり、荒削りな部分もありますがこれから精度を上げていきたいと思います。

 

 上肢訓練や反復促通療法と組み合わせる事で、訓練の幅を広げられる可能性は大いにあると思います。

 

 当院ではHANDS療法も検討しており、先進機器と組み合わせで更なるリハビリの質の向上に努めていきたいと思います。

 

                            文責:OT山口

脳卒中患者の歩行自立度推移・群リハ版

 12月初めに県内の脳卒中患者さんの歩行自立度推移を示しました。

 

 連携病院入院時には1/6の方が歩行自立されるという結果がでていました。

 

 gunmarehab.hatenablog.com

 それで、当院で行った脳卒中の回復期リハビリの結果どうなったかというものを、お約束通りお示ししたいと思います。

 

 対象はデータを合算した70例で、以下のようになりました。

    f:id:sawatarispa:20200110143833p:plain

 入院時の歩行自立割合は全体より高く、23%を超えました。

 

 退院時には6割弱の方が歩行自立して退院されています。見守りで歩ける方も含むと73%の方が歩行を移動手段として使えそうです。

 

 計画管理2病院での検証結果よりも、入院時から自立度が高めに推移していますので、退院時の歩行自立割合にその分上乗せしてみても、当院の歩行自立割合が上回りました。

 

 しかし、思ったほど大きな上乗せではありません。

 

 装具やロボットなども歩行を中心に取りそろえ、昔から歩行の沢渡!?として研鑽してきましたが、今後もさらなる研鑽が必要なようです。

 

 時々、「歩きたくない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、歩行を移動手段として利用できる事により、再発予防や生活習慣病の改善を図ることができます。

 

 これを知らないと、リハビリは機能やADLの回復のみと考え、麻痺がなければ何もしなくて良いと思ってしまいます。(予防は大事です)

 

 当院には若い、元気な療法士が多く在籍します((^▽^))ので、急性期治療が済んだら一緒にリハビリ頑張っていきましょう。 

 

                        記事担当:部長さかもと

手作りのお正月飾り

  明けましておめでとうございます。今年度も宜しくお願い致します。

 当院は、365日体制でリハビリを行っています。

 お正月も当院で過ごされた方が沢山いらっしゃいました。

 お正月の飾り付けでとても華やかに新年度を迎える事ができました。

 各階毎にとても素敵な飾り付けがしてありました。全て紹介したいところですが、今回は私が担当している3階食堂の飾り付けがとても素敵だったので紹介させて頂きます。

 

   f:id:sawatarispa:20200106114103p:plain

   f:id:sawatarispa:20200106114125p:plain

 「明けましておめでとう」の文字は、患者さんが古紙を細かくちぎりそれを文字にしたものです。

 塗り絵や折り紙も患者さんと看護師がリハビリの合間に作成してくださいました。

   f:id:sawatarispa:20200106114232p:plain f:id:sawatarispa:20200106114248p:plain

 書き初めで作成した立派な字が沢山書いてあります。(個人情報保護の関係でお名前は見えないようにさせて頂いています。)

 

 お見舞いや見学で来院された際に是非作品をご覧になってください。

 

                          担当記者:ST真庭