群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

水分を摂りましょう!

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熱中症予防のために、水分を摂りましょう!」とよく聞く季節になりましたが、

 

水分を摂ることは気温関係なしにいいことが多いです。

 

人間の体の約6~7割は水分であり、さらに筋肉の約8割も水分です。

 

水分を摂る目安としては1日に1.5ℓ程だそうです。かなり多く感じますよね。

 

では、水分を摂ることがなぜ大事なのでしょうか。

 

一番は血流との関わりだと思います。

 

人間の体は、血液が脳や筋肉、内臓に栄養を送ることで各箇所が機能しています。

 

水分不足により血流が悪くなれば体全体に栄養が届きづらくなり、

脳や内臓などが機能しづらくなってしまいます。

 

さらに、水分不足の状態だとせっかく筋力トレーニングなどの運動をしても、

栄養が筋肉に届きづらいため、その効果を十分に得ることができません。

 

そのため、我々リハビリスタッフは患者さんの食事摂取量だけでなく、

水分摂取量も気にかけることがあります。

 

より効率的なリハビリを目指して、水分・栄養の摂取を促していきたいと思います!

 

また、自分たちも水分を十分に摂ることで脳をフル回転させ、

より良いリハビリを提供したいと思います!

 

                               記事担当:PT山田

杖は上手に使えていますか?

街中を車で移動していると、「杖」を使っている方をよく見かけます。

 

そして、杖を使っている人の中には、あれ?と思うような使い方で歩いている人が意外と多いように感じます。

 

そこで今日は、杖についてお話していきたいと思います。

 

ひとえに杖と言っても、杖の先端は一つなのか、複数あるのか。

柄は真っ直ぐなのか、曲がっているのか。手で握るのか脇に挟むのか。

など種類はたくさんあります。

 

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たくさん種類のある杖ですが、ただ持って歩けば良いというものではありません。

使用頻度の高いT字杖を例として使い方をお伝えしたいと思います。

 

まず、杖は痛みがあるなどの調子の悪い足とは反対側の手で持ちます。

高さは肘が30~40度曲がる程度または、大転子という股関節の付け根の出っ張っている骨に合わせます。

そして、歩くときには足の前20cm、足の外20cmの位置につくのが良いとされています。

 

下のイラストをみて想像してみて下さい!

 

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ホームセンターや百円ショップでも杖が買えるようになった今、より沢山の杖が出回っています。

気軽に手に入るようになったからこそ、正しい方法で使っていきたいですね!

 

                               記事担当:PT綿貫

七夕飾り

 皆さんのご存じ、7月7日は七夕の日です。

 

 七夕とは、織姫さまと彦星さまが天の川を渡って、1年に1度だけ出会える7月7日の夜のこと。短冊に願い事を書いて、笹竹に飾り付けます。

 

 写真はこれです。

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 当院のスタッフが患者さんと一緒に作りました。

 

 天の川は折り紙を切り、貼ることで鮮やかな星を表現していますね。

 短冊には皆さんのぞれぞれの想いが書かれていました。

 想いに少しでも近づけられるように頑張っていきたいと思います。

 

 ちなみに、私は短冊に【身長が252cmになれますように】と書きました(笑)。

 なぜ、私が252cmになりたいかと言うとギネスブックの最身長記録保持者、トルコのスルタン・コーセンさんの251cmを抜き去り、ギネスブックに私の名前を登録したいからです。

 

 1年に一度だけの行事になりますが、皆さんの願いが叶うことを願っております。

 

 

                               記事担当:OT清水

人工股関節術後のリハビリ その3

 人工股関節置換術後のリハビリ結果の第3弾です。

 

 2020年度にTHA(人工股関節全置換術)後、当院に入院されたリハビリの結果です。対象は前回同様53例です。

 

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 階段昇降が最も完全自立しにくいADLですが、7割が手すりを掴めば昇降できています。

 手すりなしでもできる方22%を足すと、9割を超える方が階段昇降を移動手段として使えるようになって退院されています。

 

 手術を終えたばかりの変形性股関節症の方、この結果は多いと見るでしょうか、少ないとみるでしょうか。しかし、早期のリハビリ開始は重要な意味を持ちます。

 

 最後に浴槽への出入りです。

 

 当院退院時には、6割弱の方が手すりを使って浴槽に入られており、

 

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 手すり不要の患者さんと合わせ、退院時には98%の方が一人で浴槽内に入ることができるようになっています。

 

 THA後の日常生活活動はほとんど自立されているということがおわかりいただけたと思います。

 

 プールも体育館も今年度は以前と同じ「二人体制」になりましたので、積極的にご活用いただきたいと思います。

 

                            記事担当:部長さかもと

 

「STになるには?」

 先日、私の母校である医療福祉専門学校に行ってきました。

 

 「ようこそ先輩」という授業で、ST(言語聴覚士)を目指す学生さんに、臨床現場の実際や学生時代の過ごし方などをお話ししました。学生さんはモチベーションが高く、色々な質問をしてくださいました。

 

 ST(言語聴覚士)の資格を取るには、主に2つのルートがあります。

①高校卒業後、3年制または4年制の大学・専門学校に通う

②一般の4年制大学を卒業した後、2年制の大学・専門学校に通う

 

 ①②どちらかの課程を修了した後、国家試験に合格すれば、資格が得られます。

 

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 私は②のコースで資格を取得しました。

 

 同級生には、幅広い業種から転職してSTを目指す人や、お子さんのいる主婦の方もおり、活気に溢れていました。2年制のコースは忙しいですが、そのぶん集中して勉強できるので、社会人経験者にはオススメです。

 

 今は別の仕事をしているけれど、リハビリ職に興味のある方、ブランクがあるけれど働きたい方、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

                                              

                               記事担当:ST登丸

切り絵の効果

 まだまだコロナの影響で外出できずストレスを抱えている方も多いと思います。

 

 私も、仕事以外の外出は極力控えているのでストレスを感じることもありますが、

休日は家で小説を読んだり、切り絵をしたり趣味を楽しむようにしています。

 

 そこで切り絵の効果について調べてみました!

 

 順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の研究では交感神経と副交感神経の

 バランスがとれ、自律神経が整うことでストレスが減り

 心身ともにリラックスする効果があるようです。

 

 私自身は12年前くらいに切り絵に出会いましたが、

 おうち時間が増えた今、また切り絵の魅力にはまっています。

 集中していると3時間くらいあっという間に過ぎ、

 作品が完成したときの喜びもあります。

 

 是非皆さんも、切り絵に挑戦してみませんか?

 

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      ↑私が作成したドナルド&デイジィー・美女と野獣です

 

                               記事担当:ST田村

 

転倒予防のための生活環境の整備 ~浴室編~

今回は、屋内で転倒しやすい場所 第6位の浴室について、見ていきましょう。

 

環境の整備は、生活の自立度に応じて、介護保険を利用し補助金の対象となるものもありますので、自治体の窓口で相談してみるとよいでしょう。

 

転倒しやすい屋内場所ランキング

1.居間・茶の間・リビング   2.玄関・ホール・ポーチ   3.階段 

4.寝室   5.廊下   6.浴室

             

 

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  • 出入口ドアは折り戸や引き戸が望ましい

 浴室側への開き戸は、中で人が倒れたりすると開きにくくなります。

 

  • 手すり取り付け

 浴室につけたり、浴槽に福祉用具を取り付け、移動や浴槽への出入りを安全に行えるようにします。

 

  • 脱衣所

○床が濡れていたら すぐに拭く

○なるべく座って着替える

○ヒートショックが起きないよう温度調整をする

 

福祉用具の購入

 必要に応じて、すのこ、入浴台、入浴用いす、または浴槽内いす、浴槽内昇降機など、福祉用具購入の給付や福祉用具貸与の対象となる介護用品も合わせて検討してみましょう。

 

 

                               記事担当:OT千嶋

安眠にまつわるエトセトラ

横Pの眠れないあなたへ~

 

7月に入り、梅雨の湿気と暑さで寝苦しさを感じる今日この頃。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 臨床にて患者さんと会話していると、夜が眠れなくて朝から怠い、睡眠薬を処方してもらったから眠れたけどなんとなく怠いといったお話しを聞いたことがあります。

 

 ある研究においても一般的な睡眠障害の発症率が20%前後であるのに対し脳卒中患者の睡眠障害の発症率が25~78%と非常に高いことが述べられています。

 

 これは、環境が急に変わり、落ち着かない。これからどうなるかわからなくて不安で眠れない。枕が違うから眠れないetc、etc…様々な理由があるとは思いますが、眠れないことが原因で身体のパフォーマンスが低下し、リハビリへの意欲が高くとも、動きがついてこない、いつもなら出来る事が出来ずに転倒してしまうといったことに繋がる可能性があると考えられます。

 

 では、よい睡眠をとり、元気にリハビリを行うためにはどうすればよいでしょうか?

 

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 ジョギングやプールなど有酸素運動をした後はよく寝れるといった経験は皆さまにもあると思います。

 

 それだけではなく、ダンベルを上げる、押す力に対抗するといった抵抗運動が深い眠り(ノンレム睡眠)を多くするといった事実が近年わかってきました。

 

 そして、その運動は負荷が強くなればなるほど、回数が増えれば増えるほどより深い眠り(ノンレム睡眠)を増加させるといったことがわかってきています。

 

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 眠れない理由は人それぞれあって、根本的な原因はなかなか改善するものではないかもしれません。

 

 しかし、生活動作が向上すると共に良く寝れるよう、たくさん運動するリハビリを手伝える理学療法士になっていきたいと思います!

 

参考文献

The effect of resistance exercise on sleep: A systematic review of randomized controlled trials AnaKovacevic(2017)

 

                 記事担当:夜10時には眠くなる、横PことPT横田

人工股関節術後のリハビリ その2

 先日は、FIM運動項目の話をさせていただきましたが、今日は少し実際のADLによっていきたいと思います。

 

 その前に、まず当院の人工関節リハビリの入院患者さんの推移です。

 

 2016年4月入院患者さんからになっていますので、2016年は数例抜けている可能性がありますが、大体このような傾向を示しています。

 

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 多いときで、80例弱ですが、昨年はコロナの影響もあったと思います(そもそも手術数が少ない?)。

 

 患者さんの人数はその時々で社会情勢によって変化がありますが、平均在院日数は毎年短くできていました。

 

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 リハビリ提供時間は7~8単位と、そう大きく変化はないのですが、平均在院日数は確実に少なくなっており、1.5ヶ月を切っています。

 

 このまま行くと、40日を切り30数日に近いうちに到達するのが確実だと思います。当院も在院日数短縮に向け、さらなる工夫をしていきたいと思います。従ってリハビリのための回復期への転院も、一ヶ月ちょっとを想定すれば良いわけです。

 

 さらに、今日の主題のADLですが、まずは歩行です。

 

 当院退院時の状況を見てみましょう。

 

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THA:人工股関節全置換術

 

 こんな感じでした。昨年入院されたTHAの患者さんは、退院時100%歩くことができました。

 

 50数%の方が、退院時、杖等の歩行補助具を使っていたという結果ですが、杖を使うのは股関節保護の目的もありますので、一概に杖がないと歩けない訳ではありません。むしろ人工関節保護のために、積極的に杖を使っていただいている場合もあり、これも含めて5割強の方が、退院時に杖歩行をしていたということです。

 

 患者さんは歩行ができるようになるため手術をするわけですから当然ですが、皆さん歩けるようになって自宅にお帰りになっていますので、ご安心ください。

 

さらに、懸案の靴下をはくことです。これもグラフで示します。

 

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 これも100%ご自身でできるようになっていますが、1割ちょっとの方は、自助具を使われています。

 

 このように、できるかできないかというレベルでみると、皆さんほとんどできるようになります。しかし、この人工関節を長く持たせ、効率のよい体の使い方ができるようになるためにも、回復期リハ病棟でのリハビリは上手にご活用ください。

 

 集団体操や、プール、温泉入浴、歩行ロボットなどが、体力に合わせて利用できます。

 

                            記事担当:部長さかもと

「アクティビティーと自発性」

 今回のアクティビティーでは折り紙や貼り絵で紫陽花を作りました。

 

 紫陽花には様々な色があるので見栄えもとても綺麗な作品に仕上がりました。

 

 貼り絵では折紙をちぎり画用紙に貼る作業を行いました。

 

 今回は枠をはみ出しても逆にそれが味になったりするため難易度も低く、

色々な方が行える課題でありたくさんの患者様と一緒に行いました。

 

 また、折り紙で紫陽花を作る際にある患者様がうまく折ることができませんでした。

 

 それをみた他の患者さんが折り方を教えていました。その後、その方は自らお部屋で練習を行い、最終的には自ら折れるようになり、担当スタッフに「1人で折れたよ」と報告してくださったそうです。その際の表情がとても良い表情でした。

 

 患者さん同士の協力の素晴らしさと、改めてアクティビティーには人を動かす力があることを感じました。

 

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                               記事担当:OT粕川