そろそろ?もお?秋です。だいぶ過ごしやすい陽気になりました。
秋と言えばなにをイメージしますか?
「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などなど、色々な物が連想されるかと思います。
そのなかでも今日は「読書の秋」、読書について!
最近読みたい本がたくさんあり、ついつい買ってしまいます。
買ったのはいいものの読めていないのが現状ですが…。
私が小学生、中学生の頃、「朝読書」という時間がありました。
2020年のデータによると、小学校・中学校・高校での朝読書の全国実施状況は76%で、小・中学校では80%を越える普及率です。
ちなみに群馬県の小学校・中学校・高校の実施状況は82%です。
読書が嫌いだった私は「なんで朝から本なんて読まないといけないのか」という気持ちでした。
しかし、朝読書にはしっかりとした目的とたくさんのメリットがあったのです。
読書のメリットについてです。
<読書のメリット>
・語彙力や文章理解力が上がる
・人生の満足度や自尊心が高まる
・社会への理解が深まる
・考える力や社会力が鍛えられる
・他人の気持ちや考えが分かるようになる
・コミュニケーション能力が向上する
・寿命が延びる可能性
・年収が上がる
・ストレス軽減
・創造性向上

「趣味が読書という人は頭が良い」という私の勝手なイメージですが、読書にはこんなにたくさんのメリットがあるのですね。「頭が良い」ということの捉えかたは人それぞれですが、読書をしない人に比べたら確実に知識は豊富だと感じます。
朝読書はクラス全員で行うため、子ども達は「みんなでやる楽しさ」や「好きな本を読んでいいという自由さ」を感じ、「毎日やる習慣づけ」が自然と身につけられるそうです。

1日たったの10分でも読書を継続する事で上記の様なメリットがあります。
また、イギリスの大学の研究によると、静かな場所で読書を行うとわずか6分で60%のストレス解消効果があったという研究結果もあるくらい、読書はメンタルにもいいそうです。
最近は、本屋さんで本を買わなくてもスマートフォンやタブレットなどでレンタルや購入が出来て、持ち運びも楽なのでいつでも読めるという便利な時代です。
お時間がある方はぜひ自分に合う本を探して読んでみて下さい。
私もおうちで眠っている本を読んで自分磨きに励みます。
話は逸れますが、「高齢者には図書館1つ分の知恵がある」という話を聞いた事があります。また、アフリカでは「老人が1人亡くなると図書館が1つ消える」というそうです。現在の高齢者は戦争や大正、昭和、平成と世界が激しく動いたその時代を生き抜かれた世代です。世界の最も貧しい国としてスタートした日本。そんなすごい月日を生き抜いてきたというだけでも高齢者は偉大な世代です。高齢者の知識や経験は貴重なものです。そのようなお話を聞かせていただけるということはとてもありがたいことだと感じています。臨床を行う中で、リハビリに関することはもちろんですが、そのひとの知識や経験など患者様から学ばせていただくことが数多くあります。これからも高齢者の方々との関わりを大切にしていきたいです。
記事担当:PT田沼