群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。やれば伸びます。

とろみ自動調理機勉強会

 

ニュートリーとアペックスが『とろみボタン』付きカップ自動販売機を共同開発しました。

当院でも先月勉強会が開かれました。

私はお休みで残念ながら参加出来ませんでしたが、この機器の特徴として、

 

①とろみの濃さを調節

トロミの濃さを利用者に応じて『薄いとろみ』『中間のとろみ』『濃いとろみ』の3段階

から選べます。 

 

②とろみ調理を自動化

撹拌作業を自動化することにより、とろみ剤のダマやムラが少なく、安定したとろみ飲料が提供できます。

またレギュラーコーヒー・ココア・カフェラテ・緑茶等も提供可能です。

 

今のところ、当院への設置はありませんが、外出先でとろみ剤が必要な方が、とろみ剤の必要無い方と同じ物を飲めるというのは画期的ですね。

 

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株式会社アペックスHPより引用

                          記事担当:ST田村
 

退院時アンケート

  当院では、退院患者さんにアンケートを行い、より良い病院の運営に活用させていただいています。

 

 今日はその中でも当院をどうやって知ることができたのかについてフォーカスを当ててご紹介させていただきます。

 

 まずは単純に当院を何で知ったかについての質問です。

 選択枝は6つ。

 

 前の病院職員に紹介いただいた。家族に勧められた。知人に紹介された。ホームページで知った。その他。という項目でしたが、

下のグラフが示す通り、

 

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2/3が前病院職員の方に紹介されたという結果でした。

 

平成25年4月に沢渡温泉病院から、群馬リハビリテーション病院に名称変更されてから6年経ちましたが、まだまだ認知度は低いようです。

 

さらに、病院職員とは誰なのかを調査すると、

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6割が医師!。医師にご紹介いただけるとは嬉しい限りです。

アンケート回収率もこの2ヶ月平均で60%くらい。ご協力誠にありがとうございます。

 

最近少し混んできましたので、多少お待ちいただくこともあるかもしれませんが、多くの方にリハビリが提供できるよう努力しますので、宜しくお願い致します。

                          記事:部長さかもと

【群リハ健康増進部】

病院勤務外の活動として・・・

健康増進部を発足し、勤務後の少しの時間を利用して

みんなで簡単に行える筋トレ等を行っています。

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ひとりだとたいへんですが、みんなでトレーニングすると自分も頑張ろう!と言う気分になりますね(^^)

 

 仲間を道連れにして一緒に運動を行う事は、運動習慣継続のためにも良いといわれています。折角持っている健康増進に関する知識、自分のためにも使わない手はありません。

 

健康にも良いですしみんなでするのも楽しくて、一石二鳥ですね!

仕事と健康の両立をしっかりやっていきたいと思います(*^^)v

 

                         記事担当:PTくまだ

発語と嚥下の運動機能向上訓練

 月に一度、発語と嚥下の運動機能向上の訓練を学ぶため東京での研修に参加させて頂いています。従来は、言語障害と嚥下障害は個別に訓練していました。しかし、今回学ぶ訓練法は2つの障害を一気にリハビリできてしまうという画期的な訓練方法です。訓練方法は、数十種類あり全部で7回に分けて研修を受講します。

 

 今回は、顔面筋を鍛えるトレーニング方法を教えて頂きました。

 

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指サックを使用したトレーニン

 

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舌圧子を使用したトレーニン

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ゴムチューブを使用したトレーニン

 様々な工夫で、患者さんが意欲的に取り組めるリハビリの方法を教えて頂きました。

 当院では、最先端のリハビリの知識を学ぶため積極的に研修に参加しています。病院を代表して受講し習得した知識を同僚に伝える試みも行っています。これからも最先端のリハビリを提供するべく精進していきます。

                          記事担当:ST真庭

暑さ指数

 梅雨が明け、日中は暑さ厳しく凌ぎ難い季節となりました。

 院内は空調が効いていて涼しい環境にありますが、リハビリで体を動かすと汗をかきますので、水分補給など脱水症状や熱中症の予防に努めています。

 さて、熱中症を引き起こす要因の一つとなる環境についての指標として、暑さ指数というモノがあります。

 暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

 この時期は自然豊かな沢渡といえども!?非常に暑くなり、特に日中高温多湿になりやすい屋外や体育館などを使用する際には、下記の表を参考にして利用可否を検討しています。

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日本生気象学会:「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3 確定版より

 気温と湿度がわかれば、それを元にこの表を使ってWBGTの推定値を出すことができます。ただし、この表は「気温」と「湿度」のみで求められており、輻射熱が全くなく、風もない場所での値となります。屋外での運動の場合は輻射熱が加わってくるので、実際のWBGT値は1~3℃程度高くなることが予測されます。

 

 なお、全国各地の暑さ指数(WBGT)の実況と予測値については、環境省熱中症予防情報サイト」で確認する事ができます。

 是非活用して、厳しい暑さを乗り越えましょう!

                              PT長谷川

 

 当院でもこの指数を利用して、この時期の屋外活動やエアコンのない場所での活動に注意喚起や運動中止の指標としているのは長谷川さんが記事にしたとおりですが、この指標で赤に位置する気温・湿度では本当に危険が伴いますので運動はやめましょう。(大丈夫だから運動させて欲しいとお願いされて困ることも多いです(゜o゜;))                                      部長さかもと

 

体力低下を防ぐ

 高齢者が活動量を維持していくためには、どのくらい歩くべきでしょうか。

 

 一日4000歩は必要とされており、これを下回ると筋力低下などが著しくなるといわれています。

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 中之条研究でも、うつ病の予防に4000歩といわれ、さらにこのうち中等度以上の運動を5分以上することが良いとされています。

 

 この4000歩に相当する運動ができない人はどうすべきかですが、立ち上がりだったらできるという場合についてお話しします。

 4000歩を立ち上がりに換算すると300回だそうです。従って2000歩しか歩けなかったら、150回の立ち上がり練習をする。これで一日の運動量は確保できます。

 歩けなかったら・・・300回。始めた当初はすごく大変かもしれませんが、だんだん慣れてきます。でもこれが一日の活動量を維持するということです。

 もう一つアドバイスするとしたら、片麻痺などがある場合は、麻痺側の脚を良い方より後ろに引いて立ち上がり練習をします。

 これにより、麻痺側の活動が高まるという報告があります。

 

 一日の運動量を一定に保つことで、疲労し過ぎることを防ぐ事もできると思います。

                            記事:さかもと

 

歩幅を伸ばして歩く

 歩行アシストなどを用いて、歩行速度が上がったことや、歩幅が伸びたことを報告してきましたが、これにはどんな意味があったのでしょう。

 

 まず一つには、歩幅を伸ばして歩けるようになることで、動的なバランスが良くなったと言えるでしょう。

 

 もう一つには、歩幅を伸ばすということは、下肢の筋肉の使い方が変わってきます。

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 歩幅を10cm伸ばしたという報告をみると、筋肉の活動量は下肢全体で2倍になっていました。

 これだけ歩幅を伸ばして歩くということは大変な活動だということです。

 

 また、後ろにある脚で、つま先を下側に押す力も、脚の開き具合によって大きくなるという報告もあります。

 従って、速く歩いたり、大股で歩くためには、後ろに行く脚をできる限り後ろに送ろうとした方が良いでしょう。

 

 脚を大きく開いて歩くことで、筋活動が増えることで、脚の使い方を学ぶことができると思います。(痛みのない程度にしてください)

 

                            記事:さかもと

加速期

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 歩行時、脚を前後に開く時を加速期といいます。

 

 これは文字通り、前方への推進を加速する時期であり、片方の股関節を屈曲するとともに、もう一側の股関節は伸展します。

 

 このとき、体の重心位置が下がるので、このエネルギーを運動エネルギーに変えて前に進みます。

 

 従って、効率良く前に進んで行くためには、股関節の伸展を伴うことで速度を増やしたり、ラクに歩く事ができます。

 

 目で見ることができない位置で、下肢を支えることになるので、感覚障害が強い方では、この歩き方が難しい場合もあります。

 

 このような意味があって、ステップ練習を歩行練習の前段階として用いることが大切と言われています。

 

 基礎練習も大事にしましょう。

 

                          記事担当:さかもと

 

変形性股関節症の術後

 変形性股関節症の術後、THAと言いますが、昨年は入院申し込みが少し減っていたので心配しましたが、最近はまたかなり増えてきました。

 

 急速破壊型股関節症の患者さんは、痛みに耐える時間も比較的短いためなのか、歩き方が著しく乱れる方は多くないように思いますが、

 

 罹患期間が年単位に渡る患者さんでは、痛みに耐えできる限り関節を動かさないようにして歩いているため、手術をして痛みがなくなったとしても、簡単に歩容が良くなると言うことはありません。

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術側歩行時の股関節角度

 このグラフは歩行時の右股関節の角度を°で表しています。

 縦軸が股関節角度、横軸は時間で、5秒を100等分してあります。

 二つのグラフは一ヶ月ほど計測日が違いますが、屈曲方向は2~3倍くらい違っています。

 

 これはある機器を活用した結果ですが、その話はまたの機会に譲ります。

 実はこの患者さん、最初の計測時には歩行器で歩いており、見た目にはこんなに股関節が動いていないとは思わなかったのです。(我々の動作分析はまだまだ甘いようです(゜o゜;))

 実際に計測してみるとほんの少ししか動いておらず、しっかりリハビリをしたところ、屋内は杖なし歩行自立、屋外はT杖歩行自立に至りました。

 また、山の数が増えているのは、その分、脚を速く動かすことができるようになったということです。

 

 術後、急性期病院を退院したらすぐに自宅退院してしまうのではなく、当院のような回復期リハビリを最低2週から1ヶ月程度行う事で、スムーズな動作を獲得できますし、ラクに動けるようになるでしょう。

 短期の回復期リハビリをご検討ください。

                        記事担当:PTさかもと

ぐんま脳卒中連携の会

 脳卒中地域連携パス通過件数 年間で県内トップに返り咲きました(昨年は二位でした)。

 

 2018年度は130例あまりで、多くの急性期病院から脳卒中リハビリが必要な患者さんをご紹介いただきました。

 

 紹介元病院は、沼田脳神経外科循環器科病院、前橋赤十字病院、黒沢病院、高崎医療センター、群馬大学付属病院、佐波医師会病院、太田記念病院、桐生厚生総合病院、深谷赤十字病院など(深谷群馬県連携パス対象外)、などであり、多くの医療機関のご協力をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 群馬脳卒中医療連携の会(http://g-stroke.com/)に参加している病院は、以下の計画管理病院(急性期)12機関と連携病院(回復期)35機関で構成されており、さらに200を超えるかかりつけ医、老健施設で定期的に会議を行っているので、一番最初のような情報が入ってきます。病院・機関が集まっての会議は、年4回開催しています。

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計画管理病院

 

病院名

住所

1

前橋赤十字病院

前橋市朝倉町389-1

2

群馬大学医学部附属病院

前橋市昭和町3-39-15

3

高崎総合医療センター

高崎市高松町36

4

伊勢崎市民病院

伊勢崎市連取本町12-1

5

太田記念病院

太田市大島町455-1

6

館林厚生病院

館林市成島町262-1

7

公立富岡総合病院

富岡市富岡2073-1

8

黒沢病院

高崎市矢中町187

9

公立藤岡総合病院

藤岡市藤岡942-1

10

沼田脳神経外科循環器科病院

沼田市栄町8

11

桐生厚生総合病院

桐生市姫町6-3

12

伊勢崎佐波医師会病院

伊勢崎市下植木町481

 

連携病院

 

病院名

住所

1

群馬リハビリテーション病院

吾妻郡中之条町上沢渡2136

2

日高病院

高崎市中尾町886

3

日高リハビリテーション病院

高崎市吉井町馬庭2204-1

4

前橋城南病院

前橋市富田町1172-1

5

善衆会病院

前橋市笂井町54-1

6

富沢病院

前橋市朝日町4-17-1

7

前橋協立病院

前橋市朝倉町828-1

8

老年病研究所附属病院

前橋市大友町3-26-8

9

わかば病院

前橋市新前橋町3-3

10

中央群馬脳神経外科病院

高崎市中尾町64-1

11

脳血管研究所附属美原記念病院

伊勢崎市太田町366

12

渋川中央病院

渋川市石原508-1

13

角田病院

佐波郡玉村町上新田675-4

14

榛名荘病院

高崎市中室田町5989

15

伊勢崎福島病院

伊勢崎市鹿島町556-2

16

須藤病院

安中市安中3-25-13

17

くすの木病院

藤岡市藤岡607-22

18

公立七日市病院

富岡市七日市643

19

第一病院

高崎市下小鳥町1277

20

宏愛会第一病院

太田市六千石町99-63

21

館林記念病院

館林市台宿町7-18

22

西吾妻福祉病院

吾妻郡長野原町大津746-4

23

堀江病院

太田市高林東町1800

24

イムス太田中央総合病院

太田市東今泉町875-1

25

利根中央病院

沼田市沼須町910-1

26

上牧温泉病院

利根郡みなかみ町石倉198-2

27

ほたか病院

利根郡川場村生品1861

28

内田病院

沼田市久屋原町.345-1

29

沼田病院

沼田市上原町1551-4

30

恵愛堂病院

みどり市大間々町大間々504-6

31

東邦病院

みどり市笠懸町阿左美1155

32

篠塚病院

藤岡市篠塚105-1

33

公立碓氷病院

安中市原市1-9-10

34

月夜野病院

利根郡みなかみ町真庭1316

35

山王リハビリテーション病院

前橋市山王町133

 

 この各医療機関がどのように連携をとっているかについては、ぐんまちゃんの脳卒中ノートに書いてありますので、こちらもご参照ください。(内容は連携の会HPにあります)

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ぐんまちゃんの脳卒中ノート

                        記事担当:部長さかもと