群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

今日から静岡近辺にお邪魔しています

 今日からグランシップで学会。

 発表3分という短時間ではありますが、頑張ります。          

           f:id:sawatarispa:20191113182621p:plain

 私は2日目、大前さんは最終日に発表予定ですが、短時間でまとめることができるよう、原稿も用意しようと思います。

 復帰後はまたレポートさせていただきます。

 

♪ディリンリリンリンバリ勝男♪、さわやか、冷凍みかん、うなぎパイ・・・

 

                            記事:さかもと

書きものの意義

 脳は感情を後から意味づけをするクセを持っています。

 古い哺乳類の脳では、本能を司る大脳辺縁系のみが備わっていました。

 大脳辺縁系は何が良く何が悪いか、何が美しく何が酷いかを直感で判断しています。

 直感は、古代では敵から身を守ったり、毒草などを回避したりするのに役立ちましたが、現代では、直感で行動すると「空気が読めない」といわれてしまいます。

 

 人間は進化の過程で大脳辺縁系の周りに新しい脳である大脳皮質が作られたことで、言葉を使い、直感を後から意味づけするように進化したと考えられています。

 

 

 ある心理学者は被験者に自分の悩みを紙に書いてもらいました。

 対照群の被検者にはその他の話題を書いていただきました。

 これを1日15分、連続4日間行い、その後の精神状態、健康状態を調査しました。

        f:id:sawatarispa:20191113181307p:plain

 数ヵ月後のアンケートでは、

 悩みを紙に書いた被験者のほとんどが悩みの否定的な感情を取り除けたとともに、自分自身を理解することができたと回答。

 また、このように自己の洞察の深まりを示した被験者では、免疫反応が高まり、医療機関の受診回数が減少するという健康面での効果も認めました。

 

 この結果を受け、これを「筆記開示」と名付けました。

 

 その後の研究で、

メンタルを含めた健康に関しては

    うつ状態や不安感、感情の起伏などが穏やかに

    幸福感が高まり、マイナス感情が減少

    免疫力UP

    血圧低下

    肺や肝臓、心臓などの内蔵機能の改善

    不眠症患者の入眠までにかかる時間が短縮

 

健康以外では

    記憶力向上

    ワーキングメモリの働きが向上

    ポジティブな感情がUP

    嫌いな相手を許せるようになった

    面接試験の合格率が約2倍(20%→42%)に上昇

 

 

 筆記開示の方法

        f:id:sawatarispa:20191113181410p:plain

・鉛筆と紙を用意します。

・悩みを感じるままに書きます。不安に思うこと、怒っていること、悲しいことを書きます。文章が下手でも、誤字脱字もOKです。

・この文章は誰にもみせません。従って好きなように書いてください。

 悩みがあるときは鉛筆とノートを手に取って、そして自分の悩みを書いてみて下さい。文章が連なるにつれて、悩みの輪郭が形成され、解決策が見えてくるそうです。

 

                        記事担当:部長さかもと

第53回 日本作業療法学会で発表してきました

                               f:id:sawatarispa:20191113093226p:plain

 

 福岡で開催された日本作業療法士学会に、鹿野拓望さんが発表、参加してきました。

 

タイトル

『復職動作が困難な肩腱板断裂修復術後患者へのReoGo-Jによる介入

~飲食店再開を目指して~』

 

<内容要約>

 ReoGo-Jという脳卒中患者さんの麻痺手の改善のために開発された機器を使用することで、肩腱板断裂後に手術を受けた患者様の手の動きに改善がみられました。

 調理人であった患者様が、手術後に思うようにフライパンをふれず困っていたのですが、ReoGo-Jを使用し調理動作にアプローチしたところ、術前の動作に近づくことができました。

 現在、その患者さんは調理人として復帰され、美味しいお料理を提供されています。

 

<鹿野さんの感想>

 初めての全国学会で緊張しましたが、大変勉強になり貴重な経験をさせて頂きました。

 発表後にいただいた質問は、これからReoGo-Jを導入する病院の方から使用経験についてのものでした。

 全国的にもこの機器がまだ少なく、当院に導入し良い結果がみられ効果を実感できています。

 これからも、患者さんにより良いリハビリを提供させて頂けるよう頑張ります!!

 

<ReoGo-Jについて>

脳卒中患者様の麻痺手改善とともに体幹のバランス向上にも効果が報告されています。

 また、当院のリハビリで使用している中で頚髄損傷者へのバランス・動作改善等も確認しています。

群馬県内では、現時点でReoGo-Jを導入しているのは当院のみです。

・ユーザーズセミナーで使用経験の講演を依頼されました。また、県内外の病院からもREOGO-Jに関する研修を受け入れています。

 

ReoGo-Jの機器外観

         f:id:sawatarispa:20191113093904p:plain

画面の一例

        f:id:sawatarispa:20191113093944p:plain

                          記事担当:OT千嶋

HONDA歩行アシストのしくみ


Honda歩行アシスト|なるほど「しくみ」アニメ動画。

以前にも掲載しましたが、歩行アシストの仕組みです。

わかりやすいので、ご参照ください。

疾患を問わず、歩きにくさを感じる方に有効です。

                        記事担当:部長さかもと

リハ部の取り組み⑮

高次脳機能障害に対するiPadを利用した評価、及び練習

 

 高次脳機能バランサー for iPadは、国立成育医療研究センターの橋本圭司医師が企画した高次脳機能のトレーニングツールです。

 

 「高次脳機能」とは、人間が日常的に生活を円滑に過ごすためのさまざまな脳の働きのことで、記憶障害・注意障害・半側空間失認・遂行機能障害・社会的行動障害・病識欠如・失行・失認などがあります。

 

 交通事故による頭部外傷や脳血管障害による後遺症などにより、高次脳機能障害となることがありますが、iPad等のタブレット端末を使って、楽しみながら脳トレ認知症予防、高次脳機能のリハビリができるデバイスです。

 

     f:id:sawatarispa:20191111152351j:plain

 

 迷路の中のカプセルをできるだけ多く拾いながら、赤いボールを進めてゴールまで導きます。

 

 途中で穴に落ちないように通り道を先に考えることが必要です。

 

     f:id:sawatarispa:20191111153409j:plain

 

 数字やアルファベットなどが書かれた場所を、指示された順番でタッチしていくプログラムです。ルールに従った順番を守って線を結んでいきます。

 

     f:id:sawatarispa:20191111153700j:plain

 

 上から見た図の中で(右図)位置と向きを示します。 上からみたカラーのスクエアが立方体だったとしたら、現在自分がどこにいてどちらを向いているかを答えます。

 

 いくつかのゲームをお示ししました。

 患者さんにとっては意外に大変だと考える方もいらっしゃるようですが、楽しく考える頻度を増やすことによって、認知症高次脳機能障害の改善につながります。

 楽しさを感じることによって、使用頻度が増え、患者さん自ら能動的に活用いただきたいと思います。

 これ以外にも無料アプリなどでも実施しています。詳しくは担当の言語聴覚士まで。

 

                        記事担当:部長さかもと

 

手洗い研修実施中です

今年もまた感染症流行の季節となりました。

当院でもマスク対応・面会制限など対策が開始されました。

 

以前のブログで正しい手洗いについて掲載したことがありますが

今回は、当院で行っている手洗い研修についてお話ししたいと思います。

 

この研修は手洗いでどこの箇所に汚れが残りやすいのか調べることが出来ます。

何もしていない状態でブラックライトに手をかざしても、

もちろん何の変化もありません(写真①)。

f:id:sawatarispa:20191108100534p:plain

写真① 

しかし「手洗いチェッカーローション」を塗り(写真②)

f:id:sawatarispa:20191108100622p:plain

写真②

ブラックライトで確認するとローションを付けた所が光ります(写真③)。

f:id:sawatarispa:20191108100656p:plain

写真③

10秒間手を洗った場合、洗い残した部分が光っているのが分かります(写真④)。

f:id:sawatarispa:20191108100740p:plain

写真④

しかし、30秒間正しい手洗いを行った後はほとんど光っていません(写真⑤)。

f:id:sawatarispa:20191108100823p:plain

写真⑤

ウイルスや細菌は目では見ることが出来ず、手洗いが上手にできると、感染リスクを大幅に減らすことができるといわれています。

 

これからの季節は特に、正しい手洗いを習得し感染予防を心掛けていきたいと思います♪

 

 

                                                            記事担当: ST田村

アクティビティー紹介

今回は担当している方に行ったActivityを紹介したいと思います。

今回紹介するActivityはネット手芸です。

 

手先を動かすというのは筋肉活動であり、この運動が脳を刺激し、活性化させると言われています。

            f:id:sawatarispa:20191107110012p:plain
このことから、手先を動かすことが脳の活性化に効果的とされています。

 

手芸のように両手を使うことは、脳の細胞をまんべんなく刺激できるとされています。

f:id:sawatarispa:20191107110039p:plain f:id:sawatarispa:20191107110100p:plain

介入後は指先を使った動作が円滑に行えるようになったことや指先を使う動作で、できなかった事ができるようになりました。

あわせて両手を生活の場面で使っていく頻度も増えたという効果もあったため、ネット手芸は良いActivityだと思います。

 

完成すると写真のようなティッシュカバーなどの作品に仕上がります。

         f:id:sawatarispa:20191107105940p:plain
当院には様々な疾患をお持ちの患者さんが入院されていますが、まずはやりたいという患者さん自身の気持ちが大切です。

今後、ネット手芸を行いたいという方に積極的に介入していきたいと思いました。

                                                           記事担当:OT MIURA

学会で発表してきました!!

 先日前橋で行われた、第38回関東甲信越ブロック理学療法士学会に参加してきました♪

           f:id:sawatarispa:20191106112029p:plain

 当院からは5名、口述発表してきました。

 多くの理学療法士が集まる中、大きな会場で行う発表は緊張感漂うものでした。

 私は発表自体初めてでしたので、緊張で落ち着かない状態でしたが、無事発表することが出来ました!!

 

演題テーマと演者

「退院時歩行自立の脳卒中患者における回復期病院退院後の転倒の有無とその背景の調査」 PT山﨑

 

「歩行アシスト使用により歩行速度が向上した対麻痺を呈した症例」 PT依田

 

脳卒中患者に対する歩行神経筋電気刺激装置ウォークエイドと足漕ぎ車椅子併用による歩行能力への影響」 PT関

 

「回復期病院における被殻出血の血腫の変化とFIM利得・効率との関連性」 PT千田

 

脳卒中片麻痺症例における安川電機製足首アシスト装置が麻痺側遊脚期の股関節、膝関節に与える効果」 PT佐藤

 

 この内容で発表させて頂きました。

 各々身になる意見を聞くことができ、今後の研究に繋げていきたいと感じました。とても貴重な経験になりました!!

 関東信越ブロック理学療法学会のHPに抄録がありますので、興味のある方は是非ご覧ください☆

 

 当院ではこの5名以外にも臨床研究を頑張っている方が沢山います!!

 

 今後も学会等で群リハの活動・頑張りを発信していきたいと思います!!

 

f:id:sawatarispa:20191106112610p:plain f:id:sawatarispa:20191106112627p:plain f:id:sawatarispa:20191106112647p:plain f:id:sawatarispa:20191106112711p:plain

                         記事担当:PT佐藤

 

認知症カフェ始めました!

  当院では、8月から認知症カフェをはじめました。

 名称は「ふれあいカフェ」としました。

 認知症が気になる方やその家族、地域にお住まいの方や専門職の方など、どなたでも気軽に参加し、楽しく交流ができ、ふれあえる場であり、また、当院の基本方針でもある「まごごろ・ふれあい・おもいやり」から、名前をつけさせていただきました。

 

 ふれあいカフェは、毎月第3日曜の午前中に、当院に隣接する中之条町介護老人保健施設ゆうあい荘のデイルームをお借りして行っています。

 スタッフは認知症認定看護師2名、作業療法士1名、介護福祉士2名です。作業療法士は、ふれあいカフェ担当を2名とし、企画運営に携わり、カフェには交互に参加しています。

 

 内容は、お茶を飲みながらのおしゃべりを中心に歌や体操、ACTIVITYなどを行っています。1回目、2回目は、ACTIVITYとして作業療法士が中心に金魚作りやしおり作りを行いました。

 

 軌道に乗ってきたふれあいカフェの、今回(10月)の様子を担当作業療法士に聞いてみました。

 「ふれあい」として、物を作るのでは無く、「ハンドマッサージ」を企画。 自分で自分の手のツボを刺激するハンドマッサージと他者から行ってもらうマッサージを行ったそうで、参加された方の感想については「手があったかくなった」「痛いところのツボに対しての興味が深まった」、「人にやってもらった方が気持ちいい」など反応は上々のようでした。

 ハンドマッサージは筋肉の緊張を和らげる、血液循環を良くする、脳の活性化、自律神経を整える、リラクゼーション効果、ストレス軽減、こころの緊張を和らげるなどの効果があるそうで、マッサージ中は、参加者の方の笑顔が途絶えなかったそうです。

 ふれあいカフェは、当院を退院後、入院中にできた友達を誘って参加されている方もいるそうで、だれでも気楽に参加できる場として定着できればと感じています。また、参加者の方はアクティビティやレクリエーションに興味を持ってくれて楽しくできている様子であり、参加することで、元気になっていただいているなと感じました。

 他者やスタッフと交流しながら、レクリエーション等を行い、おしゃべりをする中で、参加者の悩みの軽減や生活の中で困っていることを少しでも改善したり、またそのきっかけ作りになればいいなと感じています。

 ふれあいカフェの様子は、病院ホームページにもアップされていますので、合わせてご覧いただければと思います。

 

 ふれあいカフェは月替わりで色々なことを行っているので是非ご参加ください。

 

f:id:sawatarispa:20191105092216p:plain  f:id:sawatarispa:20191105092233p:plain

f:id:sawatarispa:20191105092252p:plain f:id:sawatarispa:20191105092312p:plain

 

                         記事担当:OTみうら

Halloween

 みなさん、こんにちは!

 

 10/31はハロウィンですね。当院でも病棟職員、リハ職員でハロウィンイベントを企画し先日開催しました。

 

 ハロウィンの醍醐味である仮装は、事前に患者さんにも協力していただきまして、花飾りや折り紙等でアイテムを制作しました。

 

 当日は多くの患者さんが参加して下さり、カラオケやジャンケン大会等、賑やかな時間となりました。

 

      f:id:sawatarispa:20191101085554p:plain

 

 ところで、皆さんはハロウィンの由来…ご存じですか?

 

 始まりは2000年も前になるそうで、古来のケルト民族というヨーロッパに渡来した民族のお祭りだったようです。

 

 11/1が新年の始まりで10/31は現在で言えば大晦日のようなもの、新年の無事を祈ったようです。

 

 また悪霊も来ると信じられており、悪霊を驚かせるために仮装をして追い払ったという事もあるようです。

 

 現在は、日本でも10月のイベントはハロウィンと定着してきましたね。

 

 こうした季節のイベントは集団レクや認知症高齢者への関わりにおいてとっても有効な活動に活かせると思います。

 

 日本には春夏秋冬があります。

 

 季節によって景色も変わり、臭いも変わり、温度も変わり…季節を味わえるのは日本の醍醐味ですね。

 

 これから段々と寒くなりますが、今後もこういった季節のイベントを通じて、病院の中でも四季を感じながら、私達も元気にリハビリを提供していきたいと思います。

 

                          記事担当:OT下田