群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

入院判定

 回復期リハ病棟に入院できる患者さんは、現在疾患によって、30日か60日以内と決められています。

 

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 しかし、上に示すように、発症からの期間について、4月から撤廃されます。

 

 これによって、介護保険のリハビリを行っている利用者以外の方は、回復期リハ病棟に入棟することが出来ますが、発症からあまりにも時間が経過していて、短期集中リハビリで結果を出すことができそうもない方は、お受けする自信がありません。

 

 ただ、今までのように発症から60日以上経過しているので入院が難しいというケースは減ってくると思います。

 

 まずは主治医に入院申し込みを書いていただいて、当院の連携室に打診いただきたいと思います。

 

 入院判定会議でしっかり議論していきたいと思います。

 

お花見はじめました!!

 

中之条町も春らしいぽかぽかとした陽気を感じる日が増えてきました。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものです。

 

今回は、皆で協力して作った当院リハビリ室の「梅の木」を紹介します。

 

入院中、少しでも季節を感じてもらいたいと、複数の患者さんと協力し作成しました。

 

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模造紙に木の枝を作成し、1つ梅の花を貼り壁に飾っておくと・・・

たくさんの患者さん・セラピストの思いが詰まった花たちが集まりました。

 

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良く見ると、塗り絵も絵の具・クレヨン・色鉛筆、貼り絵もおりがみ・おはながみと色々です。

 

リハビリの一環で行っていますので、きっと作業療法介入のねらいや目的は様々なのでしょう。

 

たくさんの作品が集まって大きな1つの作品になっていると思うとなんとも素敵です。

 

お花があると、リハビリ室も華やかになりますね。

 

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どこからともなく、ウグイスもやってきました☆

 

                         記事:OT蜂巣

リハビリテーション総合実施計画書

 先日もお話ししましたが、この書式が変更になります。

 

 今回はFIMを点数で記載して説明することが求められています。

 

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 ここで、このFIMで、実行状況というのが気になるところですが、病棟内で実際に行っている活動で評価を実施します。

 

 良くあるのが、できるけどやらない場合ですが、この場合はやらない方で点数をつけます。

 従って、一人でも歩けるけど疲れるから歩行を移動手段として使っていない、という場合は「歩行」は、1点と評価されます。

 

 移動に杖や手すりを使っているだけでも減点の対象とはなりますが、減点を少なくする事だけを考えるのではなく、どうやったら退院後活動的な生活を送れるのか考えながら、一緒にリハビリしていきたいと思います。

                        記事:さかもと

マウススティックでipad操作

 脊髄損傷により手を使うことが難しい患者さんを担当させていただいています。

 

 なかなか自由にお身体を動かすことができない状況であり、

 さらに面会制限もあるので、ご家族様ともなかなか会えずに寂しさも感じていらっしゃいました。

 

 ご本人からは「疎外感をすごく感じる」との発言もありました。

 

 その発言を踏まえ、現状の能力で何かできることはないかと思い、

ベッドの上でipad操作が可能になることでご家族様やご友人の方とつながる事ができないかと考えました。

 

 そこでモニターアームとマウススティックを使用しました。

 

 最近では、LINEでメールを送る事やYoutubeで好きな動画を見るなどの操作を練習しています。

 

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写真

                       記事担当:OT粕川

 

 少しわかりにくくて恐縮ですが、ベッド上に寝ている患者さんが、つり下げたipadを、口にくわえた赤い棒で操作しています。

 

年度末になりました

 今年度もあっという間だったように思います。また来年度からは新人職員も増える予定なので今後とも宜しくお願い致します。

 

 私も1年目は不慣れなことが多く忙しかったことを思い出します。特に新人さんにとって大変なことが新人症例発表だと思います。自分自身ものすごく大変でした。

 

 今年も症例発表がありました。本来は群馬県内の新人さんが集まり発表会を行うところですが、今年度は感染リスクを考慮し中止となり院内での発表会となりました。それでも、当院の先輩方からの質問に新人さん達は緊張したことと思います。

 

 私自身、当日の発表会よりも院内発表の方が大変だったように思います。

 当時の自分では先輩達の質問が難しく感じ、何を答えたら良いか分からないこともありました。今振り返ってみれば、質問されて当然の内容や、アドバイスをもらっていたと思えるようになりました。

 

 当院ではリハビリスタッフの人数が多く、新人さん達も先輩達から多くの事を学べる環境があります。また、経験年数が増えても後輩から刺激を受けたり、知らない事を教えてもらうこともあります。自分で勉強して知識を増やすことも大切ですが、他のスタッフの視点から、考え方や知識を吸収する事も大切だと感じています。

 

 先輩・後輩、経験年数に関わらず、いろいろな意見を聞けることは当院の良いところでもあると思います。私も色々と教えてもらいつつ、自分でもアドバイスが出来るように今後も頑張っていきたいと思います。

 

 

 写真は先日退職される職員との記念写真です。

 ここに写っている職員は全リハスタッフの一部です。総勢で100名ほど在籍しています。

 

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                         記事担当:PTながい

【高次脳機能障害 研修会】

 コロナウイルスが広がりつつあり、研修会が軒並み中止になっています。

 今回はウイルスが広がる前に行った研修会のお話しをしたいと思います。その時に自分が実施した感染予防も兼ねて。

 

 研修会の内容は、高次脳機能障害といわれる、病気やケガなどにより脳に損傷を受け、記憶力や注意力、行動力などに問題がおこり、社会生活に支障をきたす障害についての内容となっています。

 

 その中でも「左半側空間無視」という、左側に注意が向きにくい障害に対する介入方法を学んできました。

 

 左側に注意が向かないため、車椅子の左側を壁に当ててしまうことや、歩いていて左側の障害物にぶつかってしまう等、日常生活で問題が起きてしまう場合どう介入するか。また、運転など行っている際に、中央線によりすぎてしまい対向車にぶつかりそうになる事など、危険が及ぶ可能性が高い症状に対してどう関わっていくか。

 

 このような症状をリハビリにより軽減させていく事もリハビリテーションの仕事の1つとなります。

 

 研修会に参加して、難しい内容であると同時に、新たな知識や介入のバリエーションが増えた事でモチベーションの向上につながりました。

 今回学んだ事を患者さんに活かしていくことや、後輩に伝えて行く事が重要になっていくと考えます。

 

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 ※インフルエンザ流行時期ということもあり、感染予防に心がけました。

 

 マスクを着用し、屋外にでた後や食事前にはうがい、手洗いはもちろんですが携帯消毒で殺菌しました。公共交通機関では、周囲に人が少ない席を事前に選び乗車する事で最低限の予防を行ったと思います。会場でもマスクの提供や、手指消毒が設置されており徹底していたと感じました。

 

 コロナウイルスエアロゾルによる感染力を考えると、これでは不十分ですが、今後も、医療従事者として感染予防に努めていきたいと考えています。

 

                        記事担当OT:まるヤマ

「気管カニューレについて①」

 今回は、『気管カニューレ』についてご紹介してみたいと思います。

 

 病院に入院した方の中には、「気管切開術」という手術を受ける方もいます。

 

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 この手術により気管に挿入されるチューブのことを『気管カニューレ』と言います。

 

 いくつか種類がありますが、その1つがこの写真です。

 

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 この気管カニューレが、図のように気管に挿入され、チューブを通して呼吸をすることになります。

 

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 なぜ、気管カニューレを挿入しなければならないのか・・・

 

 例えば、いろいろな原因によって口から気管の間に閉塞が起きた場合や、誤嚥(唾液や痰、飲食物が誤って気管に入ってしまうこと)を起こしやすい場合、呼吸不全がある場合、など様々な原因があります。

 

 一旦挿入されたら二度と外せなくなるのではないか、と不安に思われる方もいるでしょうが、呼吸状態や嚥下機能が改善して外せるようになる方も多いです。

 

 当院でも、転院前の病院で気管カニューレを挿入してきたけれど、リハビリをしながら外せるようになった方がいらっしゃるので、次回はどんな状態になったら外せるようになるのかという内容をご紹介したいと思います。

 

                          記事担当:ST茂木

あがつま医療アカデミー

 先日、あがつま医療アカデミーの理事会があり参加してきました。

 

 この会は吾妻郡の医療従事者が集まって、地域医療などに貢献するための活動をしようというものです。

 

 その会で、今年はこんな成果物ができました。

 

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 会といってもNPO法人化されており、今後ホームページもできます。

 

 フレイルは今後数年間は、セラピストにとっても重要テーマとなりますので様々な団体でも講演機会が増えると思います。

 

 あがつま郡住民の方々の健康寿命を伸ばせるよう、医療従事者どうし協調したいと思います。

 

                          記事:部長さかもと

杖ホルダー

 歩行時に杖が必要な患者さんは多くいらっしゃいますが、書きものをしたり、血圧を測ったりという時に、ちょっと杖を立てかけておきたい、なんてことはありませんか?

 

 しかし、急いでいるときに限って杖が倒れてしまい、床から拾い上げるのに苦労した。こんな経験はないでしょうか。

 

 杖を拾おうとして人が転倒という事例が時々あったので、人の転倒を防ぐ目的でも杖を転ばさないことが大事。

 そこで、当院ではどのような杖ホルダーが使われているか取材してみました。

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 まず、これは古いタイプの杖ホルダーです。

 塩ビ管を切って、固定してあります。

 

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これは、食堂にある杖ホルダーです。一個あたり1000円ちょっとくらいで買えるようです。当院の杖ホルダーはこれが主流でした。

 

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 最近では、手指消毒器の横にも設置してあります。

 

 以上です(笑)。

 

 様々な種類を活用していますよと紹介したかったところですが、数はかなり設置されていますが、種類は一本化されていました。

 

 ご自宅でも参考にしていただきたいと思っていましたので、1000円以下で買えそうなホルダーを紹介します。

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 白いところに杖のグリップ部分を置きます。滑り止めになっています。

 

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 他にはこんなものもあります。どれも数百円から1000円くらいまでです。

 家の中では杖は使わず、屋外のみ利用している方は、玄関にホルダーを設置しておき、杖を立てかけておいても良いと思います。

 

 倒れている杖を拾おうとして、頭をぶつけたり、転んだり、血圧を上げたりしないためにもこのようなグッズをご利用ください。

 

                        記事担当:部長さかもと

うれしいひな祭り

 最近では新型コロナウイルスが流行しておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?手洗い、うがいを徹底し、感染予防に努めましょう!!

 

 さて今回は先月行われたひな祭りイベントについてご紹介したいと思います☆

 

 私が所属している病棟では季節感を味わって頂きたく、看護とリハスタッフで協力しながらイベントを実施しております。ひな祭りと言う事で、患者様と紙コップでひな人形を作りました。紙コップに頭を取り付けるだけの簡単な作品です。

 作品作りが始まると集中して取り組む姿が見られ、楽しそうな様子も窺えました!

 

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 人それぞれ着物のデザインやひな人形の表情が違うため、個性のある物がたくさん出来ました。

 最後に記念撮影!皆さんの素敵な表情が撮れました。お見せできなくて残念です。

 

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 イベントを通して、いつも表情が暗い方も笑顔になったり、積極的に作業している姿が見られました。リハビリでは引き出せない部分がこういったイベントで患者さんの表情を引き出す事が出来るため、良い刺激になっているのだと感じました。イベントを行う毎に患者さんの新しい表情がみられ、嬉しく思います。年に3回程しか出来ませんが、今後も続けて行けたらと思います☆

 

 しばらくは集合してのイベントは自粛することになると思いますが、早く再開できるといいですね♡

 

                          記事担当:PT佐藤