群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

克服十ヶ条

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 日本脳卒中協会は、脳卒中の予防啓発のために「脳卒中予防十か条」を作成しました。また、脳卒中は予防のみならず、発症後は、再発予防のための“治療の継続”と“リハビリテーションの継続”も重要です。そこで、脳卒中になった患者さんや家族向けの「脳卒中克服十か条」も作成しました。今日はこれをご紹介します。

 

解説

 

1.生活習慣:再発予防には、禁煙、塩分・脂肪分控えめの食事、運動、節酒が重要とされます。

 

2.学ぶ:再発予防方法、後遺症対策、リハビリテーション、再発時の対応、薬の飲み方や副作用などについてよく理解することが大切です。

 

3.服薬:再発予防のために、必要に応じて抗血栓(抗血小板薬や抗凝固薬)、高血圧・糖尿病・脂質異常症治療薬の内服を継続することが不可欠です。スウェーデンの報告では、脳卒中発症後2年の時点で退院時に処方された薬剤を継続内服している患者の割合は、降圧薬74%、抗血小板薬(抗血栓薬)64%、スタチン(脂質異常症治療薬)56%、ワルファリン(抗血栓薬)45%と、かなり低いことが分かっています。 

 

4.かかりつけ医:普段はかかりつけ医にきめ細かく診てもらい、必要に応じて、専門医に紹介してもらいましょう。

 

5.肺炎:肺炎は脳卒中後の主な死因の一つです。ワクチン、感染対策、誤嚥予防で肺炎を予防しましょう。

 

6.リハビリテーション:機能回復、機能低下の予防、社会復帰のために、リハビリテーションを継続しましょう。

 

7.社会参加:外出、旅行、患者会などへの参加、復職などにより、社会との関わりを持ちましょう。

 

8.後遺症:うつ状態や痛み(痺れ)などの後遺症について、かかりつけ医に早めに相談し、改善を図りましょう。

 

9.社会福祉制度:介護保険、身体障害の認定など、社会福祉制度を上手に利用しましょう。

 

10.再発時対応:脳卒中の再発率は高く、クモ膜下出血脳出血脳梗塞10年間の累積再発率は、それぞれ70%、56%、50%と報告されています。再発予防と、再発時の迅速な治療が大切です。症状を覚えて、疑ったら、すぐに救急車呼びましょう。