群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

HONDA歩行アシストに関する当院の報告

前回の理学療法学術大会で、当院の発表です。

平成25年から27年末までで、HONDA製歩行アシストを歩行リハビリに活用した49例で調べました。
疾患は脳血管32例、整形外科疾患17例です。
疾患は統一されていませんが、傾向を見ようと考えたようです。

HONDA歩行アシストをリハビリで行う期間の前に、10m歩行路を患者さんに歩いていただき、3群に分けました。

1.
10mを20歩未満で歩くグループ

2.10mを20歩以上~25歩未満で歩くグループ

3.
10mを25歩以上かけて歩くグループ

分けたのは検討する段階なので、歩行アシストを使ったリハビリの内容には差はありません。

これを平均の歩幅で見ると
1.は50cm以上で歩けるグループ
2.は40cm以上、50cm未満で歩くグループ
3.は40cm未満で歩くグループ
に分けられます。

グループ毎に歩行アシストを10日間行う前と行った後で、歩行速度、歩幅の変化を比較しました。

結果は、これです。

イメージ 1

各グラフ左から20歩未満群、20~25歩群、25歩以上群です。
紫が歩行アシスト使用前のグラフ、緑が歩行アシストによる10日のリハビリ後の数値です。

全体的に使用後に改善がありますが、20~25歩と25歩以上の群で有意な改善がみられました。

歩行アシストのリハビリでの使用は、歩行自立者か、見守りで歩ける方が中心です。

歩行安全性が少し悪くなった方で、歩幅も小さく(50cm未満)、歩く速度が1m/秒に達していない方で大きな改善がみられました。

従って、このような症例で特に反応が良いと考えられます。

歩くことは生活不活発病を予防し、生活習慣病を防ぎ、万病の元になる炎症反応も改善してくれます。

運動が要らない人はいません。
歩行アシストで歩幅と寿命を伸ばしましょう。