群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

#その他の病気

インフルエンザ予防のため、面会制限を行っています

インフルエンザの報告数が増えてきました。 地域別でもまだ真っ赤に染まってはいませんが、利根、吾妻、桐生、館林を除き、高水準で推移しているようです。 さて今日は、インフルエンザによる異常行動のお話しをします。 以前はタミフルが原因にされていまし…

再発を防いで、健康的な生活を

運動能力に障害のある人とそうでない人の、心血管リスクの違いをみています。運動能力が低く、活動的になれないので、心臓などの血管が悪くなりやすいのか、それとも血管が痛みやすく、心臓が悪いので、運動能力が高くならないのかはわかりませんが、障害の…

高齢者の低栄養予防

第4回介護予防推進に資する指導者養成研修会が行われ、職員が参加してきたので内容の一部を紹介します。 BMIという言葉を聞いた事があるでしょうか。ヒトの肥満度を表す体格指数の事です。 肥満は、糖尿病、高血圧、脳血管障害、虚血性心疾患などの重要な危…

歩行リハビリテーション研究会2019

今年もHONDA青山で開催された、歩行リハビリテーション研究会に参加してきました。今年も150人を超える参加者があったようで、かなりの盛り上がりでした。 以下は参加者の感想です。 歩行アシストを使用している施設が集まり、その使用成果や取り組みの…

ふくらはぎも健康に

指わっかテストというものがあります。 これは、両手のひとさし指と親指で輪を作り、ふくらはぎが覆えるかみるものです。 これは筋減少症(サルコペニア)をみるための簡易指標ですが、65歳以上の方を対象とした調査で、45ヶ月間の死亡リスクがこの倍率にな…

被災する前に知っておきたいこと

西日本豪雨によりお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げます。 被災地の感染やリハビリの視点から知っておきたいことを紹介します。 1)安全な水を飲用してください 浸水していない地域でも、井戸水は汚染の可能性があります。水質検査で確認されるま…

春バテって知っていますか?

先日テレビを付けながら家事をしていたら「春バテ」と言う言葉が聞こえてきました。検索してみるとウーマンウェルネス研究会というサイトに詳しく書いてありました。 東京有明医療大学 教授 川嶋朗先生によると… 春バテとは、「激しい寒暖差や卒業・入学・就…

米とアルコールと乳製品と認知症

認知症予防の為に増やすとよい食材は、大豆、野菜、海藻、乳製品だそうで、お米やお酒は減らすとよいとされます。 しかし、米を食べるのが悪いという訳ではなく、米の摂取量が多いほど、他の食品の摂取量が減って、栄養のバランスが崩れることが問題とされて…

運動と栄養と休養

サルコペニアとは加齢に伴い筋肉量が減少し、歩行速度も低下する筋減少症のことですが、要介護の虚弱高齢者では、多くのかたにあてはまるとされます。 このグラフはこのサルコペニアの方を多く含む要介護高齢者に対して、抵抗運動を週3回・3ヶ月間実施し、…

インフルエンザ、風邪対策

低体温だと免疫細胞の活動性もますます低下しまいます。 お腹や腰が冷えているリンパ球減少症の男女6人(28~70歳)が、睡眠中や日中に湯たんぽで胴体や四肢を温めたところ、免疫を上げるリンパ球が大幅に増加しました。 体をほどよく温めるには、湯たんぽ…

温泉を忘れた日本人へ

NK細胞はウイルス感染や細胞の悪性化等によって 体内に異常な細胞が発生した際に、 すぐそれらを攻撃する初期防衛機構として働いています。 NK細胞は、最前線で活躍する免疫細胞です。 しかし、年齢と共に少しずつ減って行き、風邪をひきやすくなったり、ガ…

アルコールと認知症

European journal of epidemiology誌 過度の飲酒は認知症になるリスクを高める可能性がある報告がされました。 一日あたり12.5g以下であれば認知症発症リスク低下と関連し、6gで最もリスクが低いと報告されています。 さらに38g以上では最もリスク…

かくれ脱水

熱中症、脱水症状の情報についてまとめたサイトがあります。 脱水によるせん妄(意識混濁に加えて奇妙で脅迫的な思考や幻覚や錯覚が見られるような状態)などが出る前に、電解質を含む水分補給に心がけましょう。 沢山の情報が出ていますので、以下のアドレ…

お酒と筋トレ

飲酒と筋トレの関係です。 一番左は運動なし。 次はアルコールと炭水化物 3番目はアルコールとプロテイン 一番右はプロテインのみの群です。 筋肉を合成(つくり出す)速さは、プロテインのみを摂取する場合よりも、アルコールを一緒に摂取した真ん中の二つ…

PT室ブログ隊の誕生です!!

この度、PT室のブログ隊が発足しました。 ブログ隊最初の活動は、今回隊長に任命された“まつたか”です。 埼玉から群馬にきて13年… 緑はキレイだし、風は気持ちいいし、すっかり気持ちも体も群馬っ子です!! さて冒頭のPT室とは、Physical Therapistの頭文字を…

米を食べよう

一年前の報告になりますが、金沢医科大学の米山氏らによれば、お米を多く食べるとよく眠れる一方、麺やパスタは睡眠を妨げることがわかったとのことです。 同氏らは1,848人の日本人の男女のデータを分析、睡眠の質と、生活習慣(食生活や喫煙、運動習慣など…

地元紙(上毛新聞)に掲載されました

参議院厚生労働委員会の視察がありました

ロボットリハ関連を中心に視察していただきました 丸川議員(委員長)にも、体験いただきました プールでの集団リハビリや HALやドライブシミュレータもみていただきました 随意運動介助型電気刺激装置や嚥下内視鏡検査も説明させていただきました 医療制度…

2014年4月~9月の実績(回復期すべての累積)

自宅や特別養護老人ホームを含む回復期リハ病棟規定の在宅復帰率です。 かなり高い数値で推移しています。 ADLに障害が残ったとしても、自宅や退院後の生活を確保することは、 その後のQOLに影響すると思います。 やはり本来は自宅での生活が営めることが通…

温熱療法は考え直されるべきです

変形性膝関節症の患者さんのふとももに温熱療法をしてから歩行をすると、 歩く際の膝の動きが大きくなるという文献がありました。 ただ、これは私達が普段患者さんを見ていると感じることです。 暖かくすると、関節は柔らかくなります。 最近はこれに加え、…

ロコモティブシンドローム

年代別2ステップ値も掲載しました。 加齢と共に歩幅やストライドが減少しますが、 膝の痛みや脳卒中など別の疾患がある場合はさらに低下します。 しかし、活動性を保つ為にも、2ステップ値1.0以上は維持していきたいものです。

温熱療法としてのプール

当院では、温泉療法に加え、37度のプール内で集団体操を行っています。 整形外科疾患の患者さんが中心で実施しており、水の中なのでわかりにくいですが、少し動くだけで汗をかきます。 温熱療法は骨格筋肥大の促進、萎縮の抑制、萎縮からの回復促進を引き起…

リハビリテーションの流れ

最近の医療保健と介護保険の流れは複雑でわかりにくいことが多いようです。 そこで簡単に解説したいと思います。 病気になる前には予防として生活習慣病と転倒予防、健康増進などを各法律に基づき市町村や包括支援センターで実施しています。 脳卒中や骨折な…

ロボットスーツHAL

ロボットスーツHALの本格利用開始から、1年経過しました。 患者さんへの活用頻度も少しずつ増えています。 より細かく、効果的なリハビリができるように、日々練習を重ねています。 10月中旬の県理学療法士会へ演題登録も行いました。

随意運動介助型電気刺激装置(IVES)導入しました

随意運動介助型電気刺激(IVES:Integrated Volitional Control Electric Stimulation)を導入しました。 名称はわかりにくいですが、 末梢神経の電位を拾って、 目的の筋肉を直接電気刺激して筋活動を起こさせるものです。 使っていただいた患者さんにインタビ…

リハビリのいい病院533に掲載されました

先日取材を受け、無事発行となりました。 初台リハ病院、七栗サナトリウムと並んで記事になるとは、 非常に光栄です。 タイトルの下二つの写真にも当院が入っていました。 K主任も凜々しく掲載されました。 何らかの理由でリハビリを考えている方や、その周…

認定理学療法士2名

先日認定を受けました理学療法士2名ご紹介します。 抱負やコメントを聞き忘れましたので、 後日折をみてまた報告します。 おめでとうございます。

回復期リハ病棟協会 診療報酬改定説明会Ⅱ

前回の続きです。 リハビリ関連の項目について要点のみ記載します。 ③ 廃用症候群に対するリハビリテーション 廃用症候群のリハビリテーションの評価を適正化することを目的に、対象患者から他の疾患別リハの対象患者を除くこととなった。 廃用症候群のリハ…

讀賣新聞2013年12月1日

昨年の話で恐縮ですが、 新聞に回復期リハビリが特集されました。 当院の院長もインタビューを受け、 良くまとめられていたと思いましたので、 御紹介します。 数字は、左から病床数、脳卒中へのリハビリ提供単位(一単位20分:8単位では2時間40分)、整形外…

あがつま医療フォーラム2014冬に参加しました

1月4日 リビングウィルについて、高崎総合医療センターの小川先生より、御講演をいただきました。 2025年問題という言葉もありますが、ご存知の通り、超高齢化社会を迎えます。 今後も終末期医療というものも考える機会が増えていくように思いますが、 その…