群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

スマホが脳に与える影響とは

言語聴覚士は、高次脳機能という脳の働きに関する分野も担当しています。 そのような仕事柄、書店で気になる本を見つけました。 ズバリ「スマホ脳」という名の本です。 スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏が著した世界的ベストセラーで、 現代の…

巣立ちました

当院3階のリハビリ室にはバルコニーがあります。 広いスペースを利用して患者さんと一緒に園芸やベランダ菜園を楽しむスペースでもあります。 先日、天気の良い日に患者さんとそのバルコニーに出たところ、2羽のキセキレイ(らしき小鳥)が餌をくわえて行…

噛む力が強いと

食事中、舌や頬を噛んで痛い思いをした経験はありませんか? 人が力いっぱい歯を食いしばったときに出る噛む力(咬合力)は体重に比例してくるそうです。この咬合力は、個人差、体格差もありますが、スポーツをしている方は一般的に噛む力が強いと言われてい…

コロナの影響は

コロナ禍で、患者さんの動向に影響が出ているのかを調査するため、3年間同じ時期の入院患者数を比較してみました。 結果ですが、良くわかりませんでした。 無責任かもしれませんが・・・ 2020年はコロナ禍のStay homeで、入院患者さんも少し減少しました。特…

【コロナと認知機能低下~認知機能低下予防方法 脳トレ編~】

6月も終盤にさしかかってきました。今年に入りもう6ヶ月経過したと思うと、「光陰矢のごとし」というのはこの事だなと再認識しますね。因みに歳を重ねるに従い1年が早く感じる事を「ジェネーの法則」というみたいです。 今年も昨年同様新型コロナウイルスが…

首の重要性

みなさんは自分の姿を真横から見たことがあるでしょうか? 写真を撮るなどしないと難しいですよね。 では、壁に背中をつけて立ってみて下さい。これが簡単な姿勢のチェックになります。 後頭部が壁につくでしょうか? 顎を上げて上を向かないと頭が壁につか…

人工股関節置換術後の自分でできる運動

当院は人工股関節置換術を行った患者さんを多く担当させていただいておりますが、痛みのため、長い期間にわたってできる限り動かさないよう、痛くないようしてきたクセはそう簡単に変わるモノではありません。 股関節をできるだけ小さく動かしているのに、大…

2021年度 臨床実習について

COVID-19により臨床実習も大きく変化をしております。本来であれば学校で学んだ事を臨床場面に応用する重要な教育課程ではありますが、県や市町村が示す警戒度を基に、病院内の安全を最優先に状況判断をしております。 2021年度における当院のリハビリテーシ…

天気で体調が変わる?

こんにちは! 6月に入り、雨が降ることが増え、ジメジメとした暑さが続いていますね。 こうした天気の悪い時期に患者さんから聞かれるのが「関節の痛み」や「頭痛」などといった“痛みなど身体の不調の訴え”です。 雨の日は古傷が痛む、頭が痛いといった天気の悪…

キャップオープナーと健康寿命

患者さんとリハビリをする上では、さまざまな道具を利用し、効率化できるところは効率的にしたり、少ない力でできるものは、道具を用意するなどして楽に行えるようにします。 そんなグッズで私がまず思い出すのはこれです。 4年半前のぐんまヘルスケア機器…

大腿骨頸部骨折術後にしたいこと

大腿骨頸部骨折は、回復期リハ病棟ではかなりメジャーな疾患です。 上の図の部分(ふとももの付け根)が骨折したことの総称です。 治療はまず手術。 以下のような手術を行います(当院ではできません)。 術後、リハビリをするわけですが、まずは手術や安静…

ペダリング運動

群馬県医師会報2019-05群馬リハ病院リハビリレポートより抜粋 脳卒中治療ガイドライン2015によると、下肢機能や日常生活動作に関しては、課題を繰り返す課題反復運動が勧められる(グレードB)とされています。 この中ではペダリング運動が下肢麻痺筋の再教…

コロナ禍のフレイル(片仮名おおくてスミマセン)

新型コロナウイルスによる生活環境の変化が高齢者の健康に与える影響を調査したところ、フレイルと考えられる高齢者が、例年(5年前)よりも増えているとみられることが分かりました。 この調査は国立長寿医療研究センターと筑波大学が行ったもので、全国の…

作業療法に日本の伝統文化を

みなさん、こんにちは。 今回は患者さんが折紙で素敵な作品を作ってくださったので、ご紹介させていただきます。 ですがその前にリハビリを行う上で折紙の特徴をご説明したいと思います。 まず折紙をリハビリで使用する場合、高齢者の方々に行うことが多いで…

献血について

献血は全血献血と成分献血の2つに分けることができます。 全血は量や男女によって次回までの期間が決まりますが、成分献血では次回まで2週間となっています。 献血の間隔表 採血時間は、全血献血で10~15分程度、成分献血は採血量に応じて40~90分程度時間…

早食い

食欲は脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢によりコントロールされます。 摂食中枢が刺激されるとお腹が空き、お腹が一杯になると満腹中枢が刺激され、食べるのをやめます。 満腹中枢は摂取した食事が消化・吸収され血液中に増えたブドウ糖により刺激され…

長電話だってリハビリなんです

クオリティ・オブ・ライフ(QOL)という言葉をご存じでしょうか 我々リハビリテーションに従事する者が養成校に入学して最初に教わることです。 「生活の質」「人生の質」と訳されることが多く、生きる上での満足度をあらわす指標の一つです。 QOLは日常生活…

季節を感じて

時期が遅くなってしまいましたが、、、患者さんとともに制作した藤の花を紹介します。 グラデーションがとても綺麗!!素敵に仕上がりました~~(^^) この藤の花、ひとつひとつのお花の作り方は、実はとっても簡単なんです! お花紙を何枚か重ね、14㎝×5…

あのゲームの効果

千葉大学のTakashi Sato氏らの報告です。 慢性腰痛の患者を対象として、 20名の患者(男性9名、女性11名、平均年齢49.3歳)をRFA群とし、RFAゲームを週1回、40分間(アドベンチャーモード30分+腰痛改善プログラム10分)、8週間実施 20名の患者(男性12名、…

病院で廃用症候群にならないために

急性期病院では、入院5日以内に離床を開始し、一日1500歩以上活動しないと、廃用症候群がすすんで行くという報告があります。 大腿骨頸部骨折の術後の方では、歩行自立に至る方の歩数平均は2200歩、自立できない方の歩数平均は300歩だったとの報告もあります…

やる気スイッチってどこにあるの?

横Pのやる気スイッチってどこ? 6月に入り早くも2021年も折り返しの時期に近づいてきました。徐々に全国的に梅雨入りが近づいてきて憂鬱な時期になってきましたね。 さて、こういう時期になってくると朝起きるのが怠かったり、仕事をするのが億劫になったり…

鋭意制作中!

昨日暗い中、一人残って作業していました 掲示物も月一で更新しているようですね 絵はあまり得意ではないとのことですが、参考資料を見ながら、チョークで黒板に描いていきます 完成版は2Fリハ室の入り口にありますので、肉眼でご確認ください ひとがらが伝…