サルコペニアとは加齢に伴い筋肉量が減少し、歩行速度も低下する筋減少症のことですが、要介護の虚弱高齢者では、多くのかたにあてはまるとされます。
このグラフはこのサルコペニアの方を多く含む要介護高齢者に対して、抵抗運動を週3回・3ヶ月間実施し、介入群にはタンパク質とビタミンDを多く含んだ飲料をとっていただいた結果です。
筋の減少は、蛋白質の摂取不足にも原因があるため、運動だけでは筋肉の量を増やすことはできません(グラフ右)。
しかし、筋肉が減少した高齢者でも、ビタミンDと蛋白質の摂取に加え、筋トレを行う事で筋肉を増やすことができています。
これは運動機能の改善にも繋がります。
運動だけでも、ビタミンDだけでも、蛋白質摂取だけでも改善はできません。3つが上手く組み合わさることで筋肉を増やすことができます。
食事をおいしく、運動もして、日にあたって、疲れたら休む。普通の生活を普通にできるようにすることが大事なようです。