群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

言語聴覚室

「前頭前野について①」

『前頭葉』という言葉自体はテレビなどで聞いたことがある方も多いと思います。実は、この前頭葉、人間が人間らしく生活していく中で一番重要な役割をしている部分なのです。 今回は、前頭葉の中の『前頭前野』について説明していきたいと思います。 まず、…

勇気の言葉

病気になりたいと願って病気になり、入院する人はいらっしゃいません。 逆に「何で自分が病気になってしまったのか…」と嘆いている方が多いことでしょう。 私が担当した患者さんに 「ここに来たときは本当に絶望しか無くてこれからどうなるのかって思ってた…

ベーシック研修

秋の陽気になってきました。沢渡も涼しくなってきています。 報告が遅くなってしまいましたが、8月下旬に開催されたベーシック研修の報告をさせていただきます。(聴講者の人数制限・換気・消毒などコロナウイルス感染症対策を徹底し実施をしました。)ベー…

摂食機能療法とは

今回は、当院が行っている「摂食機能療法」についてお伝えしたいと思います。 「摂食機能療法」とは、食べたり飲んだりすることが困難となっている患者さんに対して、患者さんの症状に適した診療計画書に基づき、医師又は歯科医師の指示の下に言語聴覚士、看護師…

大きな声を出すために

私たち言語聴覚士は、病気の影響で声がかすれて小さくなり、聞き取りづらくなってしまった方のリハビリも行います。 声がかすれてしまう原因のひとつとして、声帯がうまく閉じないということがあります。 声帯はこのように、発声時にはぴったりと閉じること…

「看護学生実習オリエンテーション」

コロナ渦の中、当院での各業種の学生実習は例年に比べて制限されていますが、感染のないよう配慮しながら今年度も実習生を受け入れています。 先日、看護学生の実習初日に行われるオリエンテーションがありました。看護、リハビリ職の説明がタイムスケジュー…

ST室感染対策

これまで手洗い、咳エチケット、マスクの付け方等 感染に関することを書いてきましたが… 今回はST室の感染対策について紹介したいと思います。 嚥下障害の方は口腔内が痰や舌苔で汚れてしまっていることがあります。 (舌苔とは舌面に付着・堆積したタンパク…

記憶力低下を補うために

私たち言語聴覚士は、記憶障害がある方のリハビリも担当します。 記憶力を伸ばす脳のトレーニングを行うとともに、記憶を補うためにメモや日記を利用することも大切です。 こちらは、ある日の入院患者さんのスケジュール例です。 基本的には、1日に2~3回リ…

気管カニューレ(その③)

前回の②では、気管カニューレの種類についてお話しさせていただきましたが、今回はどんな状態になったらカニューレを外せるのかについてまとめさせていただきました(気管カニューレ➁は5/1の記事をご参照ください)。 気管カニューレ(その➁) - 群馬リハ…

もう一度口からご飯が食べたい

初夏の陽気になってきました。あっという間に夏に突入してしまいそうな位、沢渡でも暑さを感じます。 今回は、言語聴覚士の仕事の一部である「嚥下機能訓練」についてご紹介します。 「嚥下機能訓練」とは、食べ物がうまく食べられない(食べ物や飲み物を口…

群馬県言語聴覚士会新人症例発表中止

群馬県言語聴覚士会では新人研修プログラムという研修があります。 その成果を総会で発表するのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となってしまいました。新人さんの立派な姿が見られず残念でした。 私も新人の時に経験し、この時期に…

言語聴覚室にも新入職員が!

5月に入り、ここ沢渡でも日中は30度近い日が増えてきました。 紹介が遅れてしまいましたが、4月から言語聴覚室にも2人の新入職員が入りました。 また、今年度からリハビリスタッフのユニフォームが新人さんの着ている紺色のものに変わることになりました。 …

気管カニューレ(その➁)

前回の①では、どんな状態の方が気管カニューレを使うのか、簡単な仕組みなどについて書きましたが、今回はカニューレの種類について書いてみます。 カニューレにはいくつかの種類があり、どのタイプを使うかは使う方の状態によって異なります。 ①単管(管が…

「気管カニューレについて①」

今回は、『気管カニューレ』についてご紹介してみたいと思います。 病院に入院した方の中には、「気管切開術」という手術を受ける方もいます。 この手術により気管に挿入されるチューブのことを『気管カニューレ』と言います。 いくつか種類がありますが、そ…

咳エチケット

今、日本のみならず世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。 その他インフルエンザやノロなどウイルスは目に見えないものです。 マスク・アルコール消毒等はどこに行っても売り切れ… みなさんも困っているのではないでしょうか? そこで最近よく聞く…

言語聴覚室のバレンタインデー

2月14日はバレンタインデーでした。皆さん、チョコは食べましたか? バレンタインデーは、日本では女性から男性へチョコレートを渡す日とされています。 ST室は、男性が3名所属しています。男性陣に感謝の気持ちを込め、チョコレートを渡しました。 言語聴覚…

病棟イベント

当院ではリハビリも充実しておりますが、その他にも患者さんが楽しめる様なイベントも開催しております。その一部をご紹介させて頂きます。 今月の27日に3病棟でひな祭りのイベントが開催されます。 内容は、紙コップを使ったひな人形作り♪ その後、3病棟ス…

手作りのお正月飾り

明けましておめでとうございます。今年度も宜しくお願い致します。 当院は、365日体制でリハビリを行っています。 お正月も当院で過ごされた方が沢山いらっしゃいました。 お正月の飾り付けでとても華やかに新年度を迎える事ができました。 各階毎にとても素…

ココロの憩いの場

当院は、群馬県中之条町は沢渡温泉の一角に位置し、温泉街を見下ろす高台にあります。 患者さんは毎日リハビリ訓練に熱心に取り組んでくださっていますが、長期の入院や訓練で疲れがあるときなど、ほっと一息つきたい瞬間があります。 そんなとき、私が訓練…

『嚥下外来始めます』

当院では、院長を中心に2000年から始めた嚥下内視鏡検査(VE検査)ですが、来年で20年目になります。 20周年の一足先に、当院でも『嚥下(えんげ)外来』を開始する事となりました。 食べる事に不安がある方は一度受診してみてください。 12月の第3週から開…

『日本ディサースリア臨床研究会 ディサースリア認定セラピスト』

こんにちは。 皆さん、ディサースリアはご存じでしょうか? 以前、ST担当ブログでも紹介しましたが、話し言葉が、発声発語器官の異常によりはっきりと話せなくなる症状の事を『ディサースリア』と言います。 舌癌や脳血管疾患などによって生じるコミュニケー…

個別リハビリ以外の時間

さて、今回は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリ以外の時間で当院が行っている関わりがあるので説明したいと思います。 当院の回復期病棟では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による3種のリハビリがあり、合わせて最大で3箇所のリハビ…

『日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会で発表してきました』

こんにちは! 紅葉の秋も終わりにさしかかり、これからは雪の心配の季節になりますね。 さて、すでに2ヶ月前の話になってしまいますが、9月に新潟の朱鷺メッセで行われた日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会で、摂食嚥下障害のある患者に対し、干渉…

中之条ビエンナーレ

私達の病院がある中之条町は、 2年毎に、町全体が現代アートに包まれます。 今年は「第7回中之条ビエンナーレ2019」と題して、8月24日から9月23日まで中之条町全域で開催されました。 仕事の休日、病院近隣、中之条町沢渡地区のアート作品を観に…

四万ハイキング

9月26日(木)に当院のレクリエーション行事でハイキングに行ってきました。 当院から四万温泉までは、車で約30分と近い距離にあります。 このハイクでは、四万温泉周辺を歩きました。 リハビリスタッフ、看護師さん、介護士さんなど様々な職種の方約40名が…

「意思伝達装置について その2」

今年の夏はとにかく暑い! 先日、県内の某市民プールに子どもを連れて遊びに行ってきました。流れるプールにウォータースライダーに25mプールに・・・子どもが大はしゃぎで遊び始めたら、「ピッピッピー!!!」と笛を吹かれて「(流れるプールで)止まらな…

とろみ自動調理機勉強会

ニュートリーとアペックスが『とろみボタン』付きカップ式自動販売機を共同開発しました。 当院でも先月勉強会が開かれました。 私はお休みで残念ながら参加出来ませんでしたが、この機器の特徴として、 ①とろみの濃さを調節 トロミの濃さを利用者に応じて『…

発語と嚥下の運動機能向上訓練

月に一度、発語と嚥下の運動機能向上の訓練を学ぶため東京での研修に参加させて頂いています。従来は、言語障害と嚥下障害は個別に訓練していました。しかし、今回学ぶ訓練法は2つの障害を一気にリハビリできてしまうという画期的な訓練方法です。訓練方法…

鼻息鏡って何?

下の写真は何でしょう? これは、言語聴覚士が声の調子(発声について)を確認する検査で使う、鼻息鏡といわれるものです。 簡単に言うと。字のごとく、鼻息が出ているかどうかを確認する鏡です。どうして、鼻息を確認するのでしょうか? 通常、「アー」と声…

高齢者の姿勢

先月、東京で行われたセミナー、『言語聴覚士のための姿勢から介入する嚥下障害へのアプローチについて』に参加させて頂きました。 上の写真はご高齢の方によく見られる姿勢です。 ・背中が丸まっている ・膝が曲がっている ・前を見るために顎が出ている ・…