新年度が始まり、当院でも各部署に新入職員が入職しました。
自分のこれまでの人生を振り返ってみても、就職はかなり大きな環境変化だったと思います。若い職員の緊張している姿を見ると、初々しいですね。
今回は、環境の変化は脳にどんな影響を与えるのかについてまとめました。
①脳の中でも高次の認知機能に関わる部分が環境の影響を最も強く受ける。
②具体的には脳の大脳皮質(灰白質)の厚さが増大する。これを詳しく見ると脳の神経細胞の樹状突起が質量ともに大きく増大する。
③このような変化は出生前や生後間もないころ,老齢になるまですべての段階で起こりうる。
④豊かな環境においたとしてもそれが長期化すると刺激が少なくなり,脳は元に戻ってしまう。
当院に就職してから14年目になる私は脳の刺激が少なくなっているということですね。就職のような大きな環境変化を経験することは難しいとしても、新しいことにチャレンジしたり、新しい情報を敏感に取り入れることで認知機能を維持していきたいと思います。
記事担当:ST茂木