担当している患者さん(40代前半の方)から
「職員が何を言っているのか聞こえにくいことがある」と言われたことがあります。
COVID-19の影響でマスクの着用、町中にはアクリル板やビニールカーテンのある生活様式が当たり前となりました。
皆さんもスーパーなどで聞こえにくいと感じたことがあるのではないでしょうか?。
当院のスタッフは不織布マスク+フェイスシールドを装着しているので普段通りの声の大きさで話しても聞こえにくいのだと思います。
不織布マスクで5dB、フェイスシールドでは最大10dBアクリル板は最大で20dB音が減弱するといった研究結果もあります。騒音下ではさらに聞こえにくくなることは想像できると思います。
難聴者の方や聴覚障害、失語症の方はマスクで口型や表情も見えずコミュニケーションが取りにくくなります。
話すときは、ゆっくり・はっきり話すこと、ジェスチャーや絵・文字を併用することがポイントです。
記事担当:ST田村