言語聴覚療士の日野です。
食事(摂食・嚥下面)に関わることも多い職種です。
“ホウレンソウ”というタイトルで、「栄養に関すること」と思った方もいるかもしれませんが、今回は社会で必要とされている“ホウレンソウ”の先についてです。
ホウ(報)・レン(連)・ソウ(相)と言えば「報告・連絡・相談」で、社会人では当然のルールとして定着していると思います。日常生活や家庭でも活用することで、関係が円滑になったりします。
①ホウレンソウの「おひたし」
「お」 怒らない
「ひ」 否定しない
「た」 助ける
「し」 指示する
“ホウレンソウ”をもらったら、「怒らない・否定しない・助ける・(必要あれば)指示する」で返す。年次が若い職員に対しての基本姿勢として定着しつつある様です。
②「こまつな」で仕事を効率よく進める
「こま」 困ったら
「つ」 使える(できる)人に
「な」 投げる(協力を依頼する)
年次の若い職員は、不安や色々なことを抱え込んでしまうことがあります。自分から相談に来る職員もいますが、責任感の強い人は自分で何とかしようと限界まで頑張ってしまう傾向があるそうです。そのような時は周囲がその気配を察知し、「困ったら、その件に熟知している人に、協力を依頼する」様なアドバイスをしてあげることが必要になってきているそうです。
③「ちんげんさい」にならないように、気を配る
「ちん」 沈黙する
「げん」 限界まで言わない
「さい」 最後まで我慢
職員が「ちん・げん・さい」になってしまうと、休職や退職の危機に陥ってしまう可能性があるそうです。そのような事態を避けるためにも、常に気を配っておくことが役職やリーダーに求められているスキルとなりつつあるようです。
自分より年次の若い職員が増え、また毎年のように実習の学生も来ています。
成長しない職員・学生がいるのではなく、育てられない自分がいるように思えてきました。相手の可能性を伸ばすも、ダメにしてしまうのも自分次第なのだと感じました。
記事担当:ST日野