群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2023-01-01から1年間の記事一覧

群馬県HAL研究会

先日、群馬県HAL研究会へ参加させてもらいました。 HALとはどんな物かは、リハビリロボットの代表格です。このブログで過去に何度か紹介させて頂いてると思うので、詳細は省略させて頂きます。下記にURLを貼りましたので、気になる方はチェックしてみてくだ…

リハビリを楽しく

皆さんこんにちは。作業療法士の町田和美です。 今日は、リハビリで患者さんにお手伝いしていただいた壁面の装飾をご紹介します。 冬らしい制作で可愛らしい作品になりました。当院では季節を感じていただくためにこのような取り組みを各階で実施しています…

マインドフルネス

「マインドフルネス」という言葉をご存じでしょうか? 【今この瞬間に判断や評価をせず、今経験していることに意図的に注意を向け続けること。】 という大まかな定義があります。 要するに、「今に注意を向け、集中するトレーニング」ということです。 マイ…

体脂肪

内蔵脂肪は、筋トレと有酸素運動で減らします。これを組み合わせたほうが、リバウンドも防ぐ事ができるとされています。 現代人が慢性的な運動不足になっている最大の原因は、歩かないことです。 運動の時間がまとめてとれない場合は、10分程度のウォーキン…

血圧を下げる歩数

1日当たりの歩数を3,000歩増やすことで、高齢の高血圧患者の血圧が低下する研究結果が報告された。米コネチカット大学により、「Journal of Cardiovascular Development and Disease」に7月報告されました。 アメリカでは、高齢者の約8割が高血圧患者だそう…

「男性の育児休暇」

“産後パパ育休”という制度を耳にしたことはありますか? 去年の10月に創設された、男性は子供が生まれたあと8週間以内に4週間まで休みを取得することができ、2回に分けて取ることが可能、という制度です。 政府は「共働き・共育て」を定着させるために男…

自律神経の整え方

自律神経とは、体を活発に動かす交感神経と、リラックスする副交感神経からなり、両者のバランスが大事といわれています。 皆さんは、以下のような症状はないでしょうか? ・頭痛がする ・肩がこりやすい ・めまいがする ・何となくだるい感じがする ・不安…

入浴の心血管疾患予防効果

大阪公衆衛生研究所が日本人約3万人を追跡調査しています(2020)。 対象は、心血管疾患またはがんの既往のない40〜50歳代の3万人で、20年弱、追跡調査しました。浴槽に浸かる頻度で、0〜2回/週、3〜4回/週、ほぼ毎日の3つに分類しました。 冠動脈疾患328例…

ゲームは病気になり得るか

皆さんこんにちは。理学療法士の青柳です。 先日枕の話をしましたね、あれから自分は枕を低くして、首まで乗っけて寝るようになりました。快眠できていると信じたいところです。 さて今回は青柳得意のゲームの話です。当然ながらお題に脈絡はありません。 20…

吃音(きつおん)を知っていますか?

吃音とは、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。話すときの、滑らかさ・リズミカルな流れが乱れてしまう話し方を吃音と言います。特徴的な症状には、以下の3つがあります。 音のくりかえし、例:「た、た、たいこ」 引き伸ばし、例:「たーーい…

第30回群馬県理学療法士学会

先日、高崎健康福祉大学にて、第30回群馬県理学療法士学会が行われました。 4年ぶりの対面開催となりました。一般演題の応募数も過去最多だったようです! 当院からは、発表者として6名参加しました。以下演題になります。 ・被殻出血における血腫の進展方向…

Activity

猛暑で遅れている今年の紅葉もいよいよ本格化してきましたね。 私はどこの紅葉よりも沢渡から見渡す山々の紅葉が1番だと思っています! リハビリでも季節に合わせ、患者さんと、もみじの木と、みんな大好きぐんまちゃんをActivityで作成しました。 作業療法…

群馬県理学療法士学会30

30回目を数える県理学療法士学会。歴史の浅い群馬県理学療法士会ですが、学会の回数もある程度、立派になったと言えるようになってきました。 2-3年目で一度発表してからは、新人教育プログラムの講師を数年やった記憶がありますが、発表する場所も全国…

退院後気を付けていきたいこと

退院後はリハビリの自主トレーニングを継続するだけでなく、社会生活をしっかり送れることそのものが、フレイル予防、介護予防に繋がります。 下のグラフはフレイルになりにくい群(青)とフレイルになりやすい群(赤)で分け、それぞれに参加しているかどう…

一日22分以上の運動

1日22分間の運動で、長時間の座りっぱなしによる死亡リスクが軽減される可能性があることがわかりました(以前は座りすぎは後で運動しても効果なしと言われていました)。 研究結果は、22分間以上の適度あるいは激しい運動を毎日行うことが、死亡リスクの低…

先日発表した資料です

回復期リハ病棟退棟時、脳卒中患者さんの歩行速度を歩行自立度別にグラフ化しています。 歩行自立度の表記はこんな感じですが、見守り以上で歩ける患者さんの退院時歩行速度を調査しました。 全部で100例くらいでした。 見守り以上で歩けるようになった患…

タンパク質の摂り方

タンパク質を取りましょう。いろいろなところで言われています。プロテイン(=タンパク質)が含まれた食品も増えてきていますが、心がけている人はまだまだ少ないように思います。昨日行われた研修会で改善のヒントをいただきましたので、ご紹介します。 日…

歩行アシストまだまだいきます

今年初めに歩行リハビリ研究会で発表したものです。 脳卒中の片麻痺患者さん限定ではなく、ある程度左右対称に股関節が動くよう調整して、患者さんにはトレーニングを行っていただいております。 股関節の動きだけではありませんが、左右ともに同じような動…

パワーポジション

どのスポーツでも言われるようですが、安静から力を最も発揮しやすくなる姿勢を「パワーポジション」というようです。 バスケットで相手の反応に対応して始動し易くなる姿勢であり、テニスで相手のサーブに反応し易い姿勢であったりします。 これが、介護・…

フレイルと感染症

日本語にすると虚弱を表すフレイルですが、身体機能の衰えからはじまって、要支援になる危険性が高い状態の事です。 フレイルについては、以下のチェックや、過去の記事を参考にしていただきたいと思いますが、 今日は、感染症との関係です。 インフルエンザ…

本を読む人と読まない人

米イエール大学が2016年に報告したものですが、本を読む人は読まない人より長生きするというものがあります。 研究によれば、1週間に最大で3時間半の読書をする人は、本を読まない人と比べて、その後の12年間で死亡率が17%も低くなることが分かりました。 …

寒さと痛みについて

こんにちは。 10月も後半に差し掛かり、朝晩の冷え込みが日に日に増してきましたね。 寒くなってくると、腰痛や膝痛、神経痛等の痛みを訴える人が少なくありません。 そこで今日は、なぜ寒くなると痛むのか…についてお話しさせていただきます。 気温が下がる…

運動会でのお父さんの転倒・怪我は意外に多い

秋の運動会のシーズンを迎えています。すでに運動会に参加したというお父さんは多いのではないでしょうか。 その一方で、実は参加したお父さんの約1割が転倒や負傷をしているという実態が、オムロン ヘルスケアの調査で明らかになりました。 調査対象は幼稚…

「編み物」

皆さんこんにちは。10月も中旬となり、長く暑い日が続いた夏と比べ、寒い日が増えてきました。季節の変わり目で体調を崩すことも多い時期かと思います。皆さまは変わりなくお過ごしでしょうか? 先日、患者さんから「時間があると横になっちゃうんだよね」と…

脊髄損傷理学療法研究会

こんにちは! 先日、第30回脊髄損傷理学療法研究会に参加してきました! 今回の研究会のテーマは『再生医療とリハビリテーション』という事でした。 近年、再生医療という言葉をよく聞くようになりました。 再生医療とは、その名の通りですが、自分自身の細…

「魔法の鏡」をつくってみました!

皆さん、こんにちは。 突然ですが、皆さんこれ何の写真だと思いますか? これは、ミラーボックスと言い、ミラーセラピーを行う道具です。 不器用ながら作ってみたので、上手とも言えませんが…(汗) 病院には、たくさんの脳血管疾患の患者さんがおり、麻痺も重…

イヤホン難聴をご存じでしょうか?

ヘッドホンやイヤホンを使用している人をよく見かけるようになりました。 若い世代の人はスマートフォンで音楽や動画を見る機会も多いのではないでしょうか。 また、コロナ禍では在宅ワークやオンラインでの会議も増え、以前と比べ使用頻度が多くなった人も…

「睡眠のはなし①」

こんにちは。 夏が終わり、寒くなってきましたが皆さんはきちんと寝られているでしょうか。 今回のブログでは睡眠について書かせてもらおうと思います。本に書かれてあったことを参考に、皆さんにもわかりやすくお伝えできたらなと思っています。少し長くな…

セラピスト交流会開催しました

年4回実施している、あがつま郡内のセラピストによる勉強会を開催しました。 顔の見える連携を目指し、開催していますが、ZOOMでやるようになって、なかなか盛り上がらないような気がするというのが、正直な感想です。 でも、昨日は外部11箇所からのアクセ…

食事は良い姿勢で

飲み込みがしにくい方では、ちょっとした姿勢の乱れが誤嚥に繋がる事が指摘されています。 ある研究では、骨盤を少し起こして背筋を伸ばすと、舌に力が入りやすくなるという結果がでていますし、膝を90°に曲げて、床に足の裏をつけると、首周りの余計な力が…