群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

先日発表した資料です

 回復期リハ病棟退棟時、脳卒中患者さんの歩行速度を歩行自立度別にグラフ化しています。

 

 歩行自立度の表記はこんな感じですが、見守り以上で歩ける患者さんの退院時歩行速度を調査しました。

 

 全部で100例くらいでした。

 

 見守り以上で歩けるようになった患者さんの内、16%くらいが見守り、35%くらいが平地歩行自立、残りの約半数が坂道、階段、屋外歩行が自立して退院されていました。


 見守りで歩ける方の歩行速度の平均が、10mを20秒くらい、平地歩行できる方が10mを15秒くらい、屋外も完全に自立されている方が10mを歩くと8秒以内という結果になりました。

 

 平均速度だとかなり速い数値になっていますが、歩行自立度を挙げるためにはスムースに歩ける事が大切だと言えそうです。

 

 別の機会には、また違った解釈のお話しをしたいと思います。

 

                           記事担当:部長さかもと