回復期リハ病棟退棟時、脳卒中患者さんの歩行速度を歩行自立度別にグラフ化しています。
歩行自立度の表記はこんな感じですが、見守り以上で歩ける患者さんの退院時歩行速度を調査しました。
全部で100例くらいでした。
見守り以上で歩けるようになった患者さんの内、16%くらいが見守り、35%くらいが平地歩行自立、残りの約半数が坂道、階段、屋外歩行が自立して退院されていました。
見守りで歩ける方の歩行速度の平均が、10mを20秒くらい、平地歩行できる方が10mを15秒くらい、屋外も完全に自立されている方が10mを歩くと8秒以内という結果になりました。
平均速度だとかなり速い数値になっていますが、歩行自立度を挙げるためにはスムースに歩ける事が大切だと言えそうです。
別の機会には、また違った解釈のお話しをしたいと思います。
記事担当:部長さかもと