群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「魔法の鏡」をつくってみました!

 皆さん、こんにちは。

 

 突然ですが、皆さんこれ何の写真だと思いますか?

 

           

 

 これは、ミラーボックスと言い、ミラーセラピーを行う道具です。

 不器用ながら作ってみたので、上手とも言えませんが…(汗)

 

 病院には、たくさんの脳血管疾患の患者さんがおり、麻痺も重度から軽度までさまざまな方がいます。今回、重度の麻痺がある方を担当させていただき、どんなアプローチがいいのか考え調べたところ、「脳をだます鏡?!やってみたい!」と思い今回、ミラーボックスを作ってみました。

 

 ミラーセラピーは、鏡を使い良い手の動きを映し見ることで、あたかも麻痺側が動いているように見せる方法です。

 

ミラーボックスを作る為の材料は、

  • 段ボール ●鏡 ●はさみ ●滑り止め ●鏡を固定出来るもの 

簡単に用意出来るものでした。

 

 ミラーボックスを不器用な私が作れるのか不安でしたが。動画を見ながら実際に作ってみると「やれば簡単にできるな!」と思い、「患者様に使用してみよう!」と実践してみました。しかし、、、

 

 健側を鏡に映さないといけないのに、麻痺側が鏡に映ってしまっていたのです。

 その場で、何とか健側の手が鏡に映るように調整する事ができ使うことができました。

 

 皆さんもどちらの手を鏡に映すのか確認して行って下さい(汗)。

 

 自分が頑張って患者さんの為に作ったものが、喜ばれ、作業療法士として良好な関係が築けてとても嬉しく思います。

 

 今回、ミラーボックスを紹介させていただきました。まさに¨魔法の鏡¨ですよね!ミラーセラピーの効果は、個人差があると思いますが、自主練習などに繋げていきたいと思います。

 

                              記事担当:OT高橋