日本語にすると虚弱を表すフレイルですが、身体機能の衰えからはじまって、要支援になる危険性が高い状態の事です。
フレイルについては、以下のチェックや、過去の記事を参考にしていただきたいと思いますが、
今日は、感染症との関係です。
インフルエンザが流行しはじめました。
定点あたりの患者数が群馬、栃木を除く関東で増加に転じているのが見て取れます。
流行期に入るのは時間の問題かもしれません。
さらに、新潟大学の報告を紹介したいと思います。
フレイルの高齢者は、インフルエンザに1.4倍かかりやすく、32倍重症化し易いというプレスリリースです。
プレフレイルというフレイルになりかけの状態でも、インフルエンザにかかりやすくなるそうなので、フレイルにならないことがインフルエンザを予防することになりそうです。罹りやすさは23%増し程度ではありますが、重症化割合は3倍を超えていますので、重症化を防ぐ点でも良いでしょう。
予防は、タンパク質を摂取して、適度な運動をして、地域との交流を保ちつつ、口腔ケアに気を遣う。頭を使うことを嫌がらなければ、なお良さそうです。
こういった社会生活を保つ事が、インフルエンザを予防することに繋がっていきます。フレイルを予防して、心身共に健康に保ちましょう。
記事担当:部長さかもと