群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

部長

リハビリ見学

土日も含め、患者さんの御家族向けに「リハビリ見学」を実施していますが、必ずご予約をお願い致します。 できるだけ3日前までに・・・。 というのも、患者さんはいつでもリハビリをしている訳ではありません。 (1日最大3時間ですから) 見学希望の際に、…

紅葉してます

二日前の状況です。 この日曇り空だったので、あまりきれいに見えませんが、紅葉の進捗状況?です。 例年になく、ゆっくり色づいていっていますが、そろそろ沢渡も紅葉の見頃を迎えます。 今なら、緑から赤に変わるグラデーションがご覧いただけると思います…

血管の健康習慣

糖尿病になると、私たちの体はどうなるのでしょうか? 血糖値が高いままの生活を続けていると、血管がもろく、ボロボロになってしまいます。 そして、全身にネットワークを結んでいる血管と神経が、ともに侵され、適正な栄養の供給が途絶えて全身の臓器にさ…

幸福感と循環器疾患

幸福感が高くなると、脳卒中、慢性虚血性心疾患、心筋梗塞、心不全のリスクが有意に低下することが示されています。 この研究は、英国の一般住民を対象に行われている大規模疫学研究「UKバイオバンク」の参加者、12万1,317人(平均年齢56.56±8.15歳、男性45.…

リハビリの準備

準備することは何事においても大事ですが、今日はリハビリを行う際に準備しておいていただきたい事についてお話しします。 下の表は以前にも提示した、小学生や中学生が朝食をとる頻度と、成績を表した者です。性格がキチンとしていて、計画的に行動ができる…

怒りの発散

♪サンドバッグに浮かんで消える... この歌詞で年齢がバレそうですね。 怒りを静めるためにサンドバッグを思い切り殴ることができれば、多少の怒りは収まりそうな気がします。 今日はこの怒りの鎮め方についてです。 米バージニア・コモンウェルス大学のSo…

糖尿病のリスクを減らすための速歩き

一般に糖尿病は、下の二つの形に分類されますが、生活習慣病と言われるものは2型糖尿病を指します。 イラン セムナン医科大学の2023年11月28日「British Journal of Sports Medicine」に掲載された報告では、糖尿病と歩行速度の関係について以下の結果があり…

頚部骨折のリハビリ調査 その2

昨日の続きです。 頚部骨折の発生頻度は伸びています 大腿骨頸部骨折の患者さんが、回復期リハを終了した後、日常生活活動の得点がどの位になって退院されているのか調べました。平均値で表しますので、わかりにくかったら申し訳ありません。 杖、独歩、歩行…

インフルエンザもコロナも

定点医療機関への受診者数が伸びているようです。回りくどい言い方ですが、単純に感染者が増えているということです。 今日は睡眠時間と風邪発症のリスクについてです。インフルエンザもコロナも似たような結果になると思います。 睡眠時間が短いと風邪の発…

計算しながら歩くのが遅くなってしまう人、認知機能低下注意

歩きながら会話をしたり、考え事をしたり、計算をしたり、といった2つの課題を同時進行しているときに、歩行速度が遅くなっていませんか。または、歩みのリズムが乱れていませんか。もしそうなら、認知機能の低下が始まっているのかもしれません。 スペイン…

認知機能と運動

表題について今年は少し知見を積み上げて行きたいと思います。 運動には認知機能低下の予防効果があるとされますが、運動を1人で行う場合、効果が出るのは週2回以上運動を行った場合です。 約22%の減少するという効果がありました。 一方で、仲間と一緒…

筋トレと美肌

今日は運動と美肌のお話です。 立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームは、ポーラと共同し、40-50代の女性を対象とした運動介入で、 有酸素性運動と筋力トレーニングの両方が皮膚の弾力性と真皮構造を改善させること、特に筋力トレーニング…

一日あたりの個別リハビリ時間

個別リハビリ時間がすぐに調査できる環境にあるので、直近1ヶ月の個別リハビリの実施時間を調べてみました。 最近は病床稼働率が下がっていましたが、PTOTSTの人数は変わらないので、個別リハビリ時間を高めることができました。ベッドの埋まり具合によって…

猛暑日に伺いました

ぐんまの自虐ネタでよく使われる写真ですが、立ち入り禁止の向こう側に見えているのは、正真正銘あがつま郡です。 前橋37℃とか言っているときに、外気温22℃で、岩の上で少しの時間寝てきました。ものすごく快適でした。 ちなみに、ココまでは当院から5…

お礼状ありがとうございました

時々、入院されていた患者さん、御家族からお礼状をいただいています。これは、担当だったセラピストに渡すようにしていますが、休暇の都合などで数日かかることもあります。 お礼の言葉だけでなく、近況についてや、退院後こんなことが大変だったなどのご意…

人工甘味料

人工甘味料は、砂糖よりも低カロリーで、少量でも甘味が強いため、摂取カロリーの節減や摂取後の血糖値の上昇を抑制する効果が期待されます。 ある国の学会でも人工甘味料に関する声明を発表し、砂糖の代わりに人工甘味料を使用することで肥満・糖尿病の予防…

実績指数の単月推移

実績指数とは、リハビリテーションを提供したことによる改善を示す数値であり、実績指数が27点以上で、「効果に係る相当程度の実績が認められる」と判断されます。 この数値は回復期リハビリテーション病棟でのみ使われている指数で、標準算定日数の期間あた…

軽度認知障害の分類と認知症移行率

漢字が多く難しい印象になってしまい、申し訳ありません。 認知症ではないが軽度な認知機能の低下を有する状態は、軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)として知られています。 認知症の危険因子あるいはハイリスク状態と考えられていますが、同…

脚を前後に少し大きく開きながら歩きましょう

リハビリ中の患者さんや、ご高齢になると、歩幅が小さくなり前後に脚を開いて歩くことが少なくなります。 いわゆる歩幅の小さい、小刻み歩行と言うヤツです。原因は、麻痺や筋力低下など様々ですが、少しでも大股で歩く努力は必要です。 特に悪い方の脚を大…

睡眠の効果

大谷選手も睡眠にはかなり気を遣っているようで、試合で高いパフォーマンスを出すためにも大切と考えているようです。 私たちは疲れたから寝るくらいで考えている睡眠には、どんな効果があるのでしょうか。 ①成長ホルモンの分泌 成長ホルモンだからと言って…

バランスボール

バランスボールに乗って仕事をしよう。

糖尿病(名称が変更になるかもしれません)

2型糖尿病患者に、4ヶ月間の筋力トレーニングと有酸素性持久力トレーニングのプログラムが、代謝制御、筋力、心血管系持久力に及ぼす効果を比較した。 参加者22名の2型糖尿病患者を4ヶ月間の筋力トレーニング 17名の2型糖尿病患者を4ヶ月の有酸素性持久力ト…

ウインタースポーツの季節になりました

お久しぶりです。ブログ係の小塚です。 最近益々寒くなり、朝起きられなくなってきました。 しかし寒くなってきて嬉しい事もあります。それはスノーボードの季節がやって来ることです!! 私は去年から念願だったスノーボードを始め、当初は転びすぎて筋肉痛…

体を洗ってきれいにすると不安やストレスが減る

カナダ・トロント大学(University of Toronto)のスパイク・W・S・リー氏らは、体をきれいにすることでストレスや不安が軽減されると報告しました。 2022年7月にSocial Psychological and Personality Scienceでの報告 実験には、1000人超の成人が参加しま…

スクワット

力道山からジャイアント馬場、アントニオ猪木に引き継がれたこの練習法は、今では私たちが通常使う用語になりました。(燃える闘魂アントニオ猪木さんのご冥福をお祈りいたします) スクワットは深さで大きくこの3つに分類されています。膝の曲がり方で分け…

食物繊維 野菜でなく

小麦全粒粉を含む全粒穀物の窃取は、糖尿病の罹患を抑制し、罹患後の症状を改善することが知られています。 メタアナリシスの結果、全粒穀物をほとんど摂らない群に対して、全粒穀物を多く摂取する群は2型糖尿病のリスクが最大で26%低い事が明らかになっ…

寝るだけダイエット

そんな都合のよい方法があるわけないと思っていたら、やっぱりありませんでした。 でも、この回答は、半分正解だったということがわかりました。 睡眠不足は、肥満につながることが知られています。ならば、十分に眠れば体重は減るだろうか。米シカゴ大学の…

糖尿病と慢性炎症

多くの病気の発症リスクを高める要因に「糖尿病」と「慢性炎症」があります。筋トレによって糖尿病や慢性炎症を改善する効果があります。 通常、我々が糖質を多く食べても、インスリンというホルモンが血液中の血糖を細胞に取り込んでくれるため、血糖値は一…

身体活動時間と脳卒中リスク

先日のセラピスト交流会での講義と重なりますが、座る弊害についてお話します。 先週は、吾妻東整形の皆さん、お世話になりました。 客観的に測定された座りっぱなしで過ごす時間が、脳卒中の危険因子となるかを調べた研究です。 米国本土の45歳以上の黒人と…

緑茶で予防

大阪大学公衆衛生学教室の寺本氏らは、既に脳卒中や心筋梗塞を経験した日本人の死亡リスクに、緑茶とコーヒーの摂取がどのように関係しているのかを調べました。 分析に用いたのは、1988~1990年に全国で開始された大規模研究「Japan Collaborative Cohort S…