群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

部長

高血圧・糖尿病と心疾患・脳卒中の発症頻度

血圧・糖尿病と、虚血性心疾患・脳卒中発症割合の関係を示したグラフです。 収縮期・拡張期ともに、血圧が高くなると心疾患、脳卒中の発症率が上がりますが、それ以上に糖尿病か予備軍かというところで、特に脳卒中で発症リスクも高まります。 高血圧、糖尿…

入院患者さんのご自宅への訪問指導

昨年度の退院前訪問指導件数の目標を、リハ部として年120件以上という設定を行いました。 感染対策で退院前訪問指導を中止した1月中旬までに実施した件数は112件でした。 2ヶ月半の中断が無ければ年間で140件に到達する勢いでしたが、未達成でした。 退院前…

歩くためのストライド

最近、よく話題に挙げている!?、2ステップテストです。 下のように大股で2歩、歩いてその長さを測ります。 2歩歩いた値と、身長を比較し、1を超えていれば身長よりステップの長さが長いと言えます。 年齢や男女で灰色の範囲に入れば、標準的な身体能力…

装具を使う

県理学療法士会で発表した内容です(2021)。 R2年度に、当院に入院した脳卒中患者さんで、麻痺が重く、装具が必要と考える方を抽出し、比較しました。 入院時の評価で、装具を使って歩行を試行した方と、装具を使わなかった方(介助量が大きすぎる場合もある…

脳卒中の歩行練習

KIMらの報告です Comparison of the Effect of Lateral and Backward Walking Training on Walking Function in Patients with Post-stroke Hemiplegia: A Pilot Randomized Controlled Trial. 脳卒中後片麻痺患者に対する側方歩行訓練と後方歩行訓練の効果…

機関誌発行しました

こんな表題の病院広報誌ですが、リニューアル後、23刊となりました。 リハ部として、毎回記事作成にかかわり、ネタが枯渇してきているところです(私だけかもしれませんが)。 ただ、リハビリ関連の内容を、ブログも含め、これほど高頻度にお伝えしている…

歩行リハ研究会

昨年に引き続き、今年もオンライン参加となったこの会。 久しぶりに「Bobath」とか「Vojta」とかを聞き、リハビリも根拠が問われる時代になってきたことを感じました。古の神経発達学的アプローチとか、懐かしいですね。 私は歩行アシストの費用対効果につい…

ご迷惑をおかけいたします

群馬県では2月13日(日)まで、まん延防止等重点措置が施行されているところですが、感染拡大に伴い、リハビリ部門についても影響が無視できないものとなってきています。 同居家族が濃厚接触者になった。 コロナで学級(学校)閉鎖になった。 同居家族が…

自宅で大変だったこと

自宅に帰ったあと、大変だったことについて聞いてみました。 特にないというのが3割を占める一方、食事や起き上がりなどの動作が大変だったと訴える方が増えてきています。 退院時の指導では、トイレや入浴、更衣などの指導を重点的に行うことが多いと思いま…

避難誘導、消防総合訓練

年末に、上記誘導訓練、さらに消火訓練等を行いました。 今回は4Fリハ室を出火場所と想定して、避難誘導訓練を行いました。患者さんに実際に参加していただかずに行っていますが、そのうち患者さんにも参加いただく事になるのかもしれません。 写真で、紫…

Gait solution 利用しています

ゲイトソリューション(油圧式底屈制動装置)を活用して、歩行練習を行っています。 長下肢装具もありますので、装具適用範囲は広いです。 昔から歩行には熱く関わっている病院ですので、一緒に練習しましょう。 この装具は、足首の関節の油圧制動を行って、…

当院は温泉も

熱ショックタンパク質(ヒートショックプロテイン:Heat ShockProtein、HSP)は、細胞が熱などのストレスにさらされた際に発現し、細胞を保護するタンパク質で、ストレスタンパク質(英:Stress Protein)とも呼ばれます。 体は水分を除けば、ほとんどがタン…

脳卒中患者への装具、杖使用状況

内容が複雑なので、タイトルですべてをお伝えすることは辞めました。 理学療法士は、患者さんが入院されて、リハビリが処方されると、評価を実施します。この評価結果に基づき、治療プログラムや、ゴール設定を行います。 脳卒中で、当院に入院して最初の評…

社会参加と介護予防効果の関係

日本老年学的評価研究プロジェクトから 以前、ご紹介しているものです。 小学校区ごとに分け、スポーツ組織への参加率と過去一年間の転倒について調査をしました。 地域のスポーツ組織への参加割合が高い地域ほど、前期高齢者の転倒率は低い傾向にありました…

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。 50数年の伝統を温故知新、ロボットリハビリとの融合を考えていきます。 皆様のご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。 3F訓練室からの7年前の初日の出です。

早飯も芸のうちとは言いますが・・・

早飯も芸のうちという言葉は、何も芸のない者には、早く飯を食べることも芸の一つになるということを意味しています。 しかし、医学的には褒められることではないようです。 下に食べる速さと肥満度の関係を表します。 図 食べる速さとBMIの関係 愛知県内…

テレビでよく聞く「SpO2」とは?

皆さんはコロナ禍以降、ニュース等で「SpO2○○%」や「パルスオキシメーター」といった言葉を耳にしたことはありませんか? もしくは、この様な機械を見たことはありませんか? この機械は「パルスオキシメーター」と言い、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO…

病診、病病連携

病病連携、病診連携とは、 病院間の連携・病院と診療所の連携の事です。 現在医療機関では、より良い医療を提供するために高度急性期・急性期・回復期・療養期などに機能分化され、病状に応じた医療の提供を行っています。 ずーっと急性期病院に入院していた…

屋外歩行練習の前に

屋外歩行などでの熱中症を予防するため、数年前からWGBT値を参考に、屋外歩行実施基準の啓発を行っています。 WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperatureは、熱中症を予防することを目的としてアメリカで提案された指標です。 このグラフが示す…

脳卒中患者さんのトイレ動作自立度

昨日お約束したとおり、こんな時間ですが、今日中にお話ししたいと思います。 入院時から介助量が少ない方が、退院時に自立する割合が高いという、当然のことを言っているだけかもしれません。 しかし、これを目安としてとらえ、患者さんにはさらなる高みを…

早食い

食欲は脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢によりコントロールされます。 摂食中枢が刺激されるとお腹が空き、お腹が一杯になると満腹中枢が刺激され、食べるのをやめます。 満腹中枢は摂取した食事が消化・吸収され血液中に増えたブドウ糖により刺激され…

鋭意制作中!

昨日暗い中、一人残って作業していました 掲示物も月一で更新しているようですね 絵はあまり得意ではないとのことですが、参考資料を見ながら、チョークで黒板に描いていきます 完成版は2Fリハ室の入り口にありますので、肉眼でご確認ください ひとがらが伝…

脳疾患患者数の年度比較

最近、入院患者さんの年齢が若返ったように思います。 そこで、一昨年と昨年度で比較してみました。 整形疾患の患者層が比較的若いのはわかっていますので、今回は脳疾患での比較です。 2019年4月~2020年3月までの脳疾患による入院患者数です。女性は後期高…

脳卒中の回復期リハ病棟、入退棟時の歩行自立度推移

これは一昨年発表した資料の一部です。 連携病院への入退院時に歩行ができていたか、いなかったかで比較しています。 これは、急性期病院二つの合算データですが、連携病院入院時に10数%が歩行自立しており、退院時には自立割合が48%に達するという報告…

新人教育(リハマインド)

毎年、就職される新人さんには私だけでも計5時間以上の講義をしています。 いつもは、講義一つにつき、一本のレポートを提出してくださいとお願いするのですが、講義の内容をそのままなぞるだけのレポートを見ても、あまり面白くはありません。 そこで今年は…

二重マスクよりフィット感を大事に

二重マスクが流行りだしていますが、、 細かい数字を出すと余計にわかりにくくなるので、今回はやめておきます。 フィットするマスクをキチンと装着することで、感染拡大を防げる可能性があります。 特に不織布2枚重ねは全く意味をなさないようで、 効果的…

自分の行為への気付きが、運動能力を向上させる

自己身体の気づきである「身体所有感」と「運動主体感」のうち、「運動主体感」だけが運動能力の改善に寄与することを、東北大学大学院情報科学研究科松宮教授らが明らかにしました。 見ている身体を自分の身体であると気づくとき、人間は以下の二つを経験し…

リハビリと関係ないわけではないクスリの話

リハビリ担当なので、専門外の話ですが、クスリはキチンと飲みましょうというお話しです。 長期的にクスリを飲んでいる方は、医師や薬剤師にご確認ください。 いくつかの文献からの引用です。 退院後3ヶ月以内に、医師の診察を受け、治療薬について医師また…

温熱療法としての入浴

2500年前、医学の祖ヒポクラテスは健康維持には「食事と運動」と説き、エーゲ海で温泉治療、温冷浴を行っていたといいます。 温泉治療のエビデンスレベルが高い報告はあまりないようですが、これは温泉の泉質や温度が地域で異なり、一定の介入結果が出にくい…

脳卒中後に起こりやすい異常歩行パターン(膝)

誤用も多く、その割には使われる言葉にBuckling knee patternという言葉があります。膝を中心とした異常歩行パターンについて、理学療法士として確認しておきたいと思います。 歩行時に膝が過剰に伸展してしまう歩行パターンに、extension thrust patternが…