群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

脚を前後に少し大きく開きながら歩きましょう

リハビリ中の患者さんや、ご高齢になると、歩幅が小さくなり
前後に脚を開いて歩くことが少なくなります。

 

いわゆる歩幅の小さい、小刻み歩行と言うヤツです。

原因は、麻痺や筋力低下など様々ですが、
少しでも大股で歩く努力は必要です。

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 特に悪い方の脚を大きく後に持って行くように歩くと、筋活動は、前に出した時と逆に働きます。


 歩行時に、この切り替えができにくいことも、大股で歩くことが難しい原因です。

 しかし、麻痺や筋力低下があったとしても、少しずつ歩幅を伸ばす努力をすることで、その活動に対して人間は適応して、筋力等の改善につながっていきます。


 歩行速度を上げるためにも、脚を体幹(骨盤)よりも後に蹴り出すことが必要といわれます。

       基本的な歩き方/とりネット/鳥取県公式サイト

 患者さんが速く歩けるようになると、ADLの点数も連動して上昇するということを良く経験します。スムースに速く歩けることが、日常生活活動の力を押し上げていきます。


 カラダを傾けたりしない範囲で、大股歩行を心がけると良いと思います。

 6年前の記事のアーカイブでした。

 

                           記事担当:部長さかもと