リハビリ中の患者さんや、ご高齢になると、歩幅が小さくなり
前後に脚を開いて歩くことが少なくなります。
いわゆる歩幅の小さい、小刻み歩行と言うヤツです。
原因は、麻痺や筋力低下など様々ですが、
少しでも大股で歩く努力は必要です。

特に悪い方の脚を大きく後に持って行くように歩くと、筋活動は、前に出した時と逆に働きます。
歩行時に、この切り替えができにくいことも、大股で歩くことが難しい原因です。
しかし、麻痺や筋力低下があったとしても、少しずつ歩幅を伸ばす努力をすることで、その活動に対して人間は適応して、筋力等の改善につながっていきます。
歩行速度を上げるためにも、脚を体幹(骨盤)よりも後に蹴り出すことが必要といわれます。
患者さんが速く歩けるようになると、ADLの点数も連動して上昇するということを良く経験します。スムースに速く歩けることが、日常生活活動の力を押し上げていきます。
カラダを傾けたりしない範囲で、大股歩行を心がけると良いと思います。
6年前の記事のアーカイブでした。
記事担当:部長さかもと