群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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身体活動時間と脳卒中リスク

先日のセラピスト交流会での講義と重なりますが、座る弊害についてお話します。

先週は、吾妻東整形の皆さん、お世話になりました。

 

客観的に測定された座りっぱなしで過ごす時間が、脳卒中の危険因子となるかを調べた研究です。

座りっぱなしはリスクがたくさん!リスクトップ4を紹介する|石ログ

 

米国本土の45歳以上の黒人と白人の成人7607人からデータを収集。

 

座位時間,軽強度の身体活動,中程度から高強度の身体活動を,7日間装着した腰部装着型加速度計で測定。

 

7.4年追跡調査を行い、286例の脳卒中が発生しました。

 

 

軽強度は3~3.5以下くらいを想定していると思います。(立位での活動も軽強度に該当すると思います)

 

 

この結果を解析すると、座位一時間増える毎に脳卒中の発症率が14%増加、反対に一日あたり一時間の軽強度の身体活動を行っていると、脳卒中の発症率が14%減少するとのこと。

 

全米データではありますが、座って仕事をすることの多い日本人には、耳の痛い話ですね。

 

 

デスクワークをしていても、なぜか活動的な人を目指したいと思いますが、遊んでいるように見えないよう心がけたいと思います。

 

引用:Steven P Hooker:Association of Accelerometer-Measured Sedentary Time and Physical Activity With Risk of Stroke Among US Adults

 

                            記事担当:部長さかもと