最近、人間の体の『焦げ』と『錆び』が注目されています。
『焦げ』とは、【糖化】のこと。
食事などで摂取した余分な糖質が、体内のたんぱく質や脂質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象のようです。
その際、体内では「AGE (糖化最終生成物)」という物質が作られます。これが『焦げ』の正体です。
対して『錆び』とは、【酸化】のこと。
体に取り込まれた酸素は「活性酸素」になり、細菌やウイルスの殺菌を行いますが、この活性酸素が多くなりすぎると、逆に細胞を傷つけてしまいます。そのようにダメージを受けた箇所が『錆び』てしまうのです。
酸化の原因としては、パソコン・携帯電話から出る電磁波、紫外線、タバコ、アルコール、大気汚染、食品添加物、精神的なストレス、激しすぎる運動などが挙げられています。
糖化や酸化が進行すると、肌のシワやくすみ・シミが目立つようになったり、肌や髪が硬くパサつくといった特徴が見られます。また、AGEや活性酸素が血管や内臓などを傷つけることで様々な病気を引き起こしたりします。アルツハイマー型認知症の原因になるとも言われているようです。
つまり、いわゆる【老化】を促進させます。
では、どうやって予防していけば良いのでしょうか?
具体的には、
・糖質や脂質が多すぎる食事を控える。
・食物線維やタンパク質が多いものから食べる。
・食べた後1時間以内に軽い運動を行う。
・バランスのいい食事や良質な睡眠をとる。
・屋内にいる場合でも紫外線対策をする。
・ストレスは適度に発散する。
生活習慣を見直して、健康を維持していきたいですね!
記事担当部署:ST室