群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「口腔ケア用ウェットシート」

 皆さん歯みがきの時に水を出しっ放しにしていますか?

 それともコップ1杯に水を貯めて使用しますか?

 

 令和元年度の東京都水道局による調査では、30秒間水を流しっぱなしで歯磨きを行った場合、約6リットルの水を消費するそうです!

 

 現在、能登半島地震の被災地では水不足が大きな問題の一つだと思います。

 飲料水として優先されるので、歯みがき用の水まで確保出来ないこともあるかもしれません。しかし、口腔ケアが困難になると菌が増殖し、むし歯・歯周病誤嚥性肺炎のリスクが非常に高まります。災害時でも口腔ケアはとても大切です!!

 そんな時に役立つのが口腔ケア用ウェットシートです。ブラッシングした後に歯ブラシやプラスチック手袋をした指に巻き付け口腔内を拭き取ります。

 また、入れ歯も入れっぱなしは、やはり菌が増殖してしまいます。取り出した入れ歯を綺麗に拭くのはもちろんのこと、外した状態で口腔内(歯茎や舌)も拭き取る事が大切です。

 ※デンタルリンス等もあれば口に含み、うがいをした後ブラッシングし、ウェットシートで拭き取ります。

            

 

 当院でも嚥下障害・意識障害等でうがいが難しい患者さんに口腔ケア用ウェットシートを使用していますが、防災グッズの中に「口腔ケア用ウェットシート」「デンタルリンス」も備えで入れておくことをお勧めします。

 

                               記事担当部署:ST室