近年、「ダイバーシティ&インクルージョン」という、国籍や性別、障害の有無、働き方などを問わずに多様な人材を受け入れ、その能力を発揮させる考え方が推進されています。
その中で、『超短時間雇用モデル』という新しい雇用形態が広がりつつあるようです。
『超短時間雇用モデル』の特徴
・一般的な日本型雇用や障害者雇用形態では労働が困難な人が対象
・一般企業に短時間就労する
・特定の役割を持って働く
・地域がサポートしてくれる
・週 の雇用時間が合計15 分や1時間からでもOK!
例えば・・・
- できるだけ働きたいが、すぐに体調を崩して生活に支障を来たし、長時間は働けない
⇒週3回 1回20分 「会議後の会議室の清掃業務」でのみ就労
- パン職人になりたいが、コミュニケーションの障害のため、就労が不安
⇒週1回 1時間 「デニッシュパンの成形」でのみパン屋へ就労
- 飲食店を経営しているが、忙しくてすべての業務に手が回らない(これ以上従業員を雇える状況でもない)
⇒「伝票整理」のみ1時間の超短時間雇用で依頼する
ソフトバンク社など全国で200社以上の企業が取り入れている形態ですが、
連携している自治体が6都市しかなく、群馬県ではまだ対応できないようです・・・
就労する側、雇用する側の両方が働きやすい環境を目指せる制度がもっと普及するといいですね!
記事担当:ST片山