群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2020-01-01から1年間の記事一覧

アンケート

当院は2種のアンケートを実施しています。 この忙しいときになんでこんなもの書かなくてはならないの? というご意見。ごもっともです。 だだ、これはいろいろな意味で改善につながる、良い布石になってくれています。 ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお…

通いの場

通いの場は大切です。 しかし、最近は新型コロナウイルス感染予防目的で、外に出ることを自粛する風潮ができつつあります。 これに伴って病院への受診患者数も減っているようで、4~5月に-20%、6~7月でも-9.6%と医療機関への受診は少なくなっ…

「マスク作り」

まだまだ世間では新型コロナウイルスが猛威を振るっており、より一層マスク着用などの感染対策の徹底が必要な状況です。 さてそんなご時世ですが、当院のある作業療法士が担当している患者さんがとても素敵なマスクを作成して下さいました。 その患者さんは…

今月の看板

今日は13日の金曜日です。 英語圏では不吉な日らしいですが、沢渡ではこんな黒板が飾ってあります。 ちなみに、自宅には”馬場のぼる作”の初代ぐんまちゃんのぬいぐるみが2体あります。 どうでも良い情報で失礼しました。 今日も宜しくお願いします。 記事:…

鬼滅の呼吸にあやかって

最近話題の『鬼滅の刃』ですが、今年の流行語にノミネートされたり映画も24日間で興行収入200億円突破したり、日々話題になっていますね。 今回の話題は、その鬼滅の刃でよく聞く【呼吸】についてです。 呼吸。。。。。。。 腹式呼吸、胸式呼吸はよく聞くと…

聴力と認知症の関係

人間の感覚には視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚が備わっているとされています。 その中でも今回注目したいのは、「聴覚」です。 私たちは様々な種類の音と共に暮らしており、ヒトは声によって他の人とコミュニケーションをしたり、音楽を楽しむこともできます…

『笑顔のマスク』

先日新聞を読んでいて面白い記事を見つけました。 第1印象は見た目で8割決まると言われますが、マスクで顔の半分以上覆ってしまうことで相手の表情が分からなかったり、このご時世でおしゃべりをするという事に引け目を感じてしまう人も中にはいるのではない…

聖地巡礼!?

なんなら、仕事帰りにでも行ける聖地巡礼してきました。 86のオーナーさんが沢山いらっしゃいました。 紅葉の渋滞は酷そうでしたが、地元民は抜け道がわかるんだナーこれが・・・。 記事:さかもと

運動前の入念なストレッチングは…

運動前の入念なストレッチングは... 運動のパフォーマンスを低下させます。 例えばジャンプ力ですが、垂直跳び計測の前に静的なストレッチングを行うと、垂直跳びの高さが下がります。 平均で1cmくらいなので、そんなに大きな変化には感じないようなので…

加齢による筋力低下

加齢により筋力は少しづつ低下していきます。 これは仕方がない事ではありますが、筋力の低下量は普段の生活のしかたで異なります。 これは介護予防サポーター研修で使っている資料ですが、 体を鍛えている人とそうでない人では、筋力の変化も大きく違いがあ…

2時間超えのリハビリと退院前訪問指導

実績指数が伸びました。 回復期リハビリ病棟では、過去6ヶ月間の実績指数を算出しています(毎月)。 今年1月から遅ればせながら回復期リハ病棟入院料1が取得できましたので、その後の経過を見ていただきたいと思います。 赤い線は入院料1の基準ですが、…

カンファレンス

当院では、様々な職種のスタッフが患者さんに関わり、患者さんをサポートする「チームアプローチ」を行っています。 チームアプローチでは多くのスタッフが関わるため、情報共有が重要です。 チームで患者さんの現状・目標を話し合う会議を「カンファレンス…

【マスクを正しくつけよう】

今年はコロナ禍で既にマスクが身近な物となっている方が多いのではないでしょうか?当院でもマスク着用を始め、手指消毒の携帯や体温チェック、換気、感染に対する研修会など多くの感染予防における対応を行っています。 そして、これからはインフルエンザな…

脳卒中ガイドライン追補

今回はうつについて、ちょっとご紹介します。 脳卒中後のうつは日常生活動作(ADL)や認知機能の改善を阻害し、健康関連QOLが低くなるため、十分な評価を行い、リハビリテーション治療を進めることが勧められるとガイドラインにあります。 システマティック…

【ブドウとコスモス】

秋の爽やかな風が吹き抜けると共に、日増しに寒さが増してきました。 当院では患者さんが作成して頂いた作品などを展示しています。 今回の作品はこちらです!! 彩り豊かでとても季節感がありますね~ てんとう虫も可愛いですね このブドウ↓はお花紙を使用…

腰痛改善ストレッチ

こんにちは! 前回に引き続き、今回もストレッチシリーズをやっていきたいと思います! 前回のテーマは「猫背姿勢に対するストレッチ」についてご紹介させて頂きました。 gunmarehab.hatenablog.com 今回のテーマは、「腰痛に対するストレッチ」をご紹介した…

「第54回 日本作業療法学会」

第54回 日本作業療法学会は、Web配信による開催となりました。 Web開催の良さは、いつでも、どこからでも参加する事ができ、より多くの方が配信を見ることができる部分ではないかと思います。 私も本学会を通して学び、得た知識を今後の臨床に活かしていきた…

「前頭前野について①」

『前頭葉』という言葉自体はテレビなどで聞いたことがある方も多いと思います。実は、この前頭葉、人間が人間らしく生活していく中で一番重要な役割をしている部分なのです。 今回は、前頭葉の中の『前頭前野』について説明していきたいと思います。 まず、…

天気と体の関係

こんにちは!! PT高村です!! 今年は冷え込む日がとても続く気がしており、 秋を通り越して冬の足音さえも聞こえてきます。(寒) ホットな話題として(自分の中で)気候と体についての関係が気になりました。 例えば気候によって膝などの関節が痛くなってしま…

「リハビリの視点から~人工股関節全置換術を予定する方へ~術後の筋力について」

“人工股関節全置換術を予定する方へ、リハビリの視点から”シリーズ第五弾 術後の筋力はTHA後、最も変化を実感し、動きに影響を与える部分であります。 “痛くて力が出ない”と感じていたところから、痛くないけど筋力の左右差を指摘される。 およその目安です…

【退院後のケアも大切です!!】

こんにちは! 秋も深まり、沢渡は徐々に寒さが増してきました。 体調管理に気を付け、風邪を引かないようにしたいですね(^^) さて、今回は退院後のケアについてのお話しをしたいと思います。 当院を退院され、生活の場に戻った際、リハビリで培った筋力や動…

変形性関節症のウォーキング

変形性股関節症や変形性膝関節症などの疾患には ウォーキングなどの有酸素運動が有効と言われています。 少なくとも30分、週3~4回とアメリカ老年医学会も推奨しています。 しかし、こういった疾患をもつ方はウォーキングで脚の痛みを訴えます。 調べると…

勇気の言葉

病気になりたいと願って病気になり、入院する人はいらっしゃいません。 逆に「何で自分が病気になってしまったのか…」と嘆いている方が多いことでしょう。 私が担当した患者さんに 「ここに来たときは本当に絶望しか無くてこれからどうなるのかって思ってた…

自分に合った杖の使い方

こんにちは! 先日、リハビリ中に患者様からこんな事を言われました。 「こんなに杖があったら、どれが良いか選べないよ!!!」 確かにごもっともです。 一言で杖といっても 実は使い方、歩き方によって選定が必要で 色々な種類があるのです! そこで今回は…

『新しい生活スタイル』

「新しい生活様式」や「ステイホーム」が提唱されている中で、作業療法士として自宅での生活、活動や参加に対しての考え方の見直しが必要となっております。 現にこの数ヶ月で要支援の認定を受けている人が急増しているという話も出ています。 通いの場の減…

自分でやりたい!!の支援

こんにちは!最近はだいぶ秋めいて過ごしやすい季節になってきましたね。 沢渡の紅葉が楽しみです。 さて、今回は先日患者さんに作成した自助具を紹介します! 「自分で湿布貼り」 と 「片手用爪切り」 です。 この自助具を使えば、背中等、手の届かない所に…

リハビリテーション総合実施計画書の意義

リハビリテーション総合実施計画書は疾患別リハビリを施行するための前提になる書類です。 リハビリを実施している患者さんにチームで協力して月1回作成し、説明を行っています。 内容はリハビリテーションカンファレンスで共有した患者の全体像と目標、達成…

実績指数

回復期リハ病棟で行ったリハビリの結果、ADLがどのくらい短期間で改善したかを示す指数である実績指数。 回復期リハ病棟入院料1を維持していくためには、40という高い目標が設定されています。 ただ、この数字は高ければ良いというものではなく、ある程度…

回復期リハ病棟の臨床指標2020年9月版

臨床指標(クリニカル・インディケーター)を表していますが、診療の質を評価する指標です。 指標を経時的に測定し、評価することで医療の質改善と向上につながると言われています。 今回も、回復期リハ病棟3棟まとめて、臨床指標を示して行きます。 まずは…

RehaGaitにより先進機器への誘導がスムーズになりました

以前もお伝えしましたが、大学との共同研究で、RehaGaitという機器をお借りし、脳卒中患者さんの歩行分析をしております。 詳細なデータなどはまだお見せできませんが、数十名を測定した印象として、脳卒中患者の歩き方には特徴が似通っている方が多いと感じ…