群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。外来・通所も午前に実施中。

リハビリテーション総合実施計画書の意義

 リハビリテーション総合実施計画書は疾患別リハビリを施行するための前提になる書類です。

 リハビリを実施している患者さんにチームで協力して月1回作成し、説明を行っています。

 内容はリハビリテーションカンファレンスで共有した患者の全体像と目標、達成のための介入計画をこの書類に起こし医師が総括して、現状と今後の方針について患者・家族に説明を行います。

 

 特に退院時の活動の目標については、各項目の自立度を具体的に説明する必要がありますし、環境調整や外出・外泊訓練、家族の協力等もリハビリ計画の一部であることを伝える必要もあります。

 

 説明の際には、計画に対する患者・家族の理解度と意向を確認し、理解不十分だった場合や意向のずれ等があった場合は、速やかにカンファレンスを開催し、解決策の検討が大切です。

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 この中にある概念にはインフォームドコンセントに患者との協業を合わせたものが利用されています。これは基本的に、患者さんの自己決定権を尊重します。これは患者さんを治療やリハビリテーションの対象ではなく、その主体として認めることを意味しています。

 

 この考え方は急性疾患主流の時代に形づくられた“パターナリズム”や“患者に善を施すことを、患者の意思を問うことなく行うこと”の批判から生まれています。

 “パターナリズム”の語源はラテン語の「父」(pater)で、家父長が自ら決めた方針を最善のものとして家族に押しつける封建社会を転用し、古い医学における医師のありかたに批判が込められたものです。

 

 しかし、この自己決定権の尊重は簡単にできるものではありません。まず説明を聞いて、すこし違うと思うところは自分の意見を述べておくと、次の計画書に反映できるかもしれません。意思決定の共有も大事でしょう。

 

           
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 このリハ総合実施計画書。説明をされるのも、サインをするのも大変だと思いますが、医師が言うことを仕方なく受け入れるのではなく、自分が何をしたいのか少しでも言えると、良いリハビリができるのだろうと思います。

 

 リハビリによって、すべてのADLが自立出来ると良いですが、そうとは限りません。

 すべて出来るとは限らない以上、力を入れるべきは患者さん毎に違いがあります。その点を指摘していただき、個別性が高く、ニーズの高いリハビリをして行きたいと思います。

 スミマセン文章が拙くて申し訳ありません。後日修正もあるかもしれません。

                          記事担当:さかもと