第54回 日本作業療法学会は、Web配信による開催となりました。
Web開催の良さは、いつでも、どこからでも参加する事ができ、より多くの方が配信を見ることができる部分ではないかと思います。
私も本学会を通して学び、得た知識を今後の臨床に活かしていきたいと考えています。
さて、当院からは1名演題を登録させて頂きました。
ここで発表者のコメントを掲載したいと思います。
<発表者のコメント>
タイトルは『記憶障害が改善し 自動車運転を再開できた水頭症の一症例』として、ポスター発表させて頂きました。
内容は、記憶障害のある患者さんが、リハビリの過程で日常生活は自立できたものの自動車運転には至らず、医学的な処置が再検討されリハビリを継続し、運転を再開できるようになるまでの経過の報告です。記憶障害へのアプローチ方法や、当院の自動車運転の流れも紹介させていただきました。
患者さんやご家族も含めたチームで、情報を収集し可能性を考え意見交換を重ね、それぞれが役割を果たし今回の結果となったと思います。患者さんの生活再建のお手伝いができ、本当に良かったと思います。
これからも、患者さんお一人お一人の生活を援助できますよう努めていきたいと思います。
自動車運転の援助に関しては、当院スタッフが県内の他病院や教習所、県警も含めた“ぐんま自動車運転リハビリテーション研究会”に参加し、ある程度手順が整っています。そのお陰で、スムーズな自動車運転へのアプローチができていると考えます。
記事担当:OT粕川