群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

「前頭前野について①」

 『前頭葉』という言葉自体はテレビなどで聞いたことがある方も多いと思います。実は、この前頭葉、人間が人間らしく生活していく中で一番重要な役割をしている部分なのです。

 今回は、前頭葉の中の『前頭前野』について説明していきたいと思います。

 

 まず、前頭葉とは脳の中のどの部分なのでしょうか?

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 図は頭の左側面から見た脳ですが、前頭葉は脳の表面のかなりの範囲を占めています。その中で、『前頭前野』が脳全体の約30%を占めますが、ここが動物と人間の脳の大きく違うところです。知能が高い動物として知られるチンパンジーでも、前頭前野は脳全体の7~10%程度しかないそうです。

 

 では、前頭前野とはどんな働きをするのでしょうか?

①思考する

②行動を抑制する

③コミュニケーション(対話)をする

④意思決定をする

⑤情動(感情)を制御する

⑥記憶をコントロールする

⑦意識・注意を集中する

⑧注意を分散する

⑨やる気を出す

 

 どれも、人間らしく生活するために必要なことですね。

 

 こんな大事な働きをしている前頭前野について、これから数回に分けお話ししようと思います。

 前頭前野が障害されることによってどんな症状が現れるのか、前頭前野を活性化する方法にはどんなものがあるか・・・いろいろ書いていく予定です。

 

 コロナの影響で新しい生活スタイルに変わった方も多いと思います。刺激が少なくなってボンヤリしてしまわないように、前頭前野を鍛えて健康に過ごしていこうと思います。

 

                          記事担当:ST茂木