病気になりたいと願って病気になり、入院する人はいらっしゃいません。
逆に「何で自分が病気になってしまったのか…」と嘆いている方が多いことでしょう。
私が担当した患者さんに
「ここに来たときは本当に絶望しか無くてこれからどうなるのかって思ってた。
それを精神面でも支えてくれて…自分の苦手を気付かせてくれて…
やる気を出させてくれて…良くしてくれて…
本当にあなたが担当で良かった。感謝しているよ。」
とおっしゃっていただきました。
この仕事をしていると、本当に色々な方と出会いますが、このような言葉には
「言語聴覚士という仕事を選んでよかったな」とやりがいと勇気をいただきます。
患者さんはセラピストを選べません。もちろんセラピスト側も、
その時点のさまざまな要因や仕事量から
リーダーが担当者を決めていますので、担当者が患者さんを選ぶわけではないのです。
患者さんから直接いただいた感謝の言葉を胸に、
これからも患者さんに「こんな人が担当か…」ではなく、
「この人が担当で良かった」と思っていただけるような
言語聴覚士でありたいと強く思います。
記事担当:ST田村