臨床指標(クリニカル・インディケーター)を表していますが、診療の質を評価する指標です。
指標を経時的に測定し、評価することで医療の質改善と向上につながると言われています。
今回も、回復期リハ病棟3棟まとめて、臨床指標を示して行きます。
まずは重症者回復率です。
基準は日常生活機能評価で10点以上の重症者を4点改善することです。
診療報酬の基準では3割以上改善がみられる事が求められていますが、2/3近い患者さんが、4点以上改善しています。
次は在宅復帰率です。
上と同じく、6ヶ月間の実績をまとめて数値化しています。
7割以上が診療報酬の基準ですが、8割を超えた結果になっています。
最後に重症者受け入れ割合です。
軽症な患者さんばかりを入院させると、ADLを自立して自宅復帰がしやすくなりますので、ある程度、重症な患者さんも受け入れることが義務づけられています。
それが、重症者受入率です。
これは診療報酬上3割を超えることが求められていますが、これも大きく上回る結果が出ています。
軽症か重症かで言えば、半数近くの方が重症と判定されています。
よって、軽症患者さんの受け入れも出来ますので、是非ご利用いただければと思います。
これは、4月~9月までの結果です。最新の結果ですので入院の際の参考にご利用ください。
記事担当:部長さかもと