こんにちは!
先日、リハビリ中に患者様からこんな事を言われました。
「こんなに杖があったら、どれが良いか選べないよ!!!」
確かにごもっともです。
一言で杖といっても
実は使い方、歩き方によって選定が必要で
色々な種類があるのです!
そこで今回は「杖について」ということで、
まずは当院にある杖たちを紹介します!!!
左から、T字杖 、ロフストランド杖、四点杖、サイドケインです。
(杖は木製で茶色のイメージがあるかと思いますが、カラーバリエーションも沢山あります!)
これらの杖は形状によって、大まかに
一本杖(T字杖、ロフストランド杖)と
多脚杖(四点杖、サイドケイン)に分類されます。
紹介は以上で、やっと本題です。
患者さんから言われた「どれを選ぶか」について、
バランス能力にも左右されますが、どんな歩き方をしているかで選ぶことが出来ます。
歩き方は大きく分けて、2動作歩行か3動作歩行です。
杖と反対の足→同側の足 の順で足を出します。
この場合は、一本杖(T字杖、ロフストランド杖)の方が歩きやすくなります。
杖→反対の足→同側の足 の順で足を出します。
この場合は、多脚杖(四点杖、サイドケイン)の方が歩きやすくなります。
3動作歩行の場合は2動作歩行に比べ、杖にかかる体重が多くなるため、
支持脚が多い方が良いということになります。
あくまで、臨床での判断基準の1つなので、絶対にというわけではありません。
<ちなみに・・・>
杖の高さは
・腕を垂直に下ろしたときの手首の高さにグリップがくる
・身体の縦の線と曲げた腕の角度が30度になる
が、望ましいと言われています。
今回は杖に焦点を当てましたが、それ以外の歩行補助具もたくさんあるので
また紹介出来たらと思います!
今回は以上です!ありがとうございました!
記事担当:PT小竹