群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

脳卒中患者へのHONDA歩行アシストの意義

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当院回復期リハにおける脳卒中患者の歩行指標の推移について、HONDA歩行アシストを活用した結果を発表してきました。

今年5月、新潟朱鷺メッセです。

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HONDAはASIMOに代表されるロボット技術を持っています。

これを高齢者福祉に利用できないかと考え、応用したものが、歩行アシストです。

使っているモータは比較的弱いものであり、”大きな力で支えます”という力はありません。

イメージとしては、子供のブランコを押す時の感覚です。

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脳卒中患者さん16例に行い、10日間施行しました。

最初と最後に歩行アシストなしで、10m歩行速度、歩数を計測しています

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結果ですが、
全体では歩行速度が1分あたり5.31m延長し、
平均歩幅も2.81cm伸びました。

僅か10日間の介入ですが、歩行速度は14.7%伸び、
歩幅は7%程度延長したという結果でした。

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全体の結果があまり大きな改善という結果ではなかったと考え、

短下肢装具使用群と非使用群に分け、検討を行った結果、

短下肢装具非使用の群で、歩行速度、歩行率に改善を認めました。

歩行率や歩行速度などの歩行指標に対し、歩行アシストが短期間で影響を与えやすいのは、装具を使用していない群であるということがわかりました。

では、装具使用群には歩行アシストはどのような効果を持つのでしょうか。

長くなりましたので、また次回にしたいと思います。