群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハ部の取り組み⑦

ReoGo―J (帝人ファーマ)

  ReoGo-Jは、コンピューター技術とロボット工学を応用した上肢用ロボット型運動訓練装置です。

 イスラエルのMotorika社製のReoGoを帝人ファーマが日本向けに開発し、ダウンサイジングして医療機器認証を受けています。

 機能障害の程度に合わせて適切な可動域(運動範囲)で安全に訓練が行え、自主訓練にも使用でき、運動学習に必要な訓練量を確保することができます。

 効果としては、脳卒中患者さんの、特に肩、肘の動きを改善するという報告があります。

 また、療法士による訓練とReoGo-Jを用いた訓練を併用すると、より効果を得やすくなるという報告もあります。

 当院では2016年末にまずはお借りして、脳血管疾患を対象に検証を行い、その後導入を決めました。

 最近では片麻痺の非麻痺側に対し、体幹の動きを伴うようにプログラムを組むことにより、体幹機能を高め、その結果歩行速度が向上したとの報告もあります。当院では頚髄損傷の患者さんに対して同様に効果を認め、一人で起き上がりができるようになりました。

 今では自主トレにも活用され、使用頻度を高め、活用される機会が増えているように感じています。

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  この機器を一人で使うことで、他人に(セラピストを含む)邪魔をされずに機能訓練ができることを利点に挙げる方もいらっしゃいましたし、

 作業療法士に腕を誘導(持って動かしてもらう)してもらうと、自分でどの程度力を入れているのかわからないが、機械だと正しい方向に力を入れないと動かないので、腕を動かしていることを実感しやすいと言えるでしょう。

 

 脳卒中で発症後1年以上経過した方に使っても、機能改善がみられた症例もいらっしゃいましたので、全く腕が動かない方以外は、使ってみる価値があるでしょう。

                        記事担当:部長さかもと