群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

温熱療法は考え直されるべきです

変形性膝関節症の患者さんのふとももに温熱療法をしてから歩行をすると、

歩く際の膝の動きが大きくなるという文献がありました。

ただ、これは私達が普段患者さんを見ていると感じることです。

暖かくすると、関節は柔らかくなります。

最近はこれに加え、温熱療法の効果として

骨格筋肥大の促進

筋萎縮の抑制

筋萎縮からの回復促進

なども効果として挙げられているようです。

ここにはHSPヒートショックプロテイン)が関係しているようですが、

HSPは細胞内の温度を40°C以上に高めないと発現しないようです。

安静臥床による廃用症候群で、

筋萎縮した患者さんをよく経験しますが、

廃用症候群は最初の1週間が特に顕著にみられます。

この期間を入浴などの温熱療法で乗り切れば、

筋萎縮などは最小限に抑えられます。

筋トレをする際にも、

温熱療法を併用することで、

低負荷でも、効果的な筋肥大がはかれるようです。

また、HSPには炎症反応を軽減する効果もあるようですし、

アルツハイマー病に何らかの関係があるといわれている

βアミロイドによる神経毒性も軽減する効果があると

いわれ始めています。

当院は温泉も持っています。

温泉をリハビリの核とする訳にはいきませんが、

温熱療法や温泉療法は見直すべきなのかもしれません。