横Pのやる気スイッチってどこ?
6月に入り早くも2021年も折り返しの時期に近づいてきました。徐々に全国的に梅雨入りが近づいてきて憂鬱な時期になってきましたね。
さて、こういう時期になってくると朝起きるのが怠かったり、仕事をするのが億劫になったりする、所謂“やる気スイッチ”が入るのが遅くなったりすることが多くなる経験をお持ちだと思います。
ということで(…どういうことで?)今回はやる気スイッチについて脳のどういう場所が機能しているかを少しお話させて頂ければと思います。
私たちの脳の真ん中部分には左右それぞれに側坐核という小さな場所が存在します。
画像提供元:沖縄科学技術大学院大学
その場所は何かを成し遂げて得られる報酬や快感、恐怖といった物事に多くの影響を与えているとされており、ここに刺激が与えられると“やる気ホルモン”と呼ばれるドーパミンが出され、集中して物事に取り組むことが出来ると今までの研究で分かってきています。
ちなみに近年の研究では側坐核が活発に動く人ほど嘘をつく割合が増えるということもわかってきています。やる気になると嘘をつくこともやる気になるということなんでしょうか?
さて、では問題です。その“やる気ホルモン”を出すために側坐核を刺激するとはどのようなことをすればよいのでしょうか?
…正解は仕事だったり、勉強だったりを始める事です!いや、そもそも仕事を始めるためにやる気スイッチを入れるんじゃないの?と思いますが、どんな些細なことでもやり始めると徐々に側坐核に刺激が入り、ドーパミンが出始めることによりやる気スイッチが入るのだそうです。
結局は嫌だ!と言いつつもまずは始めてみるということが大事ということになるのですね。
リハビリにおいても「嫌だ、嫌だ」と言っていた患者さんが出来る事をこつこつやる事で気がついたら色々なことをやっているなんてことが多くみられます。
やる気スイッチは自分で入れるしかないということですね!
記事担当:そうはいっても中々やる気スイッチを入れられない横田