群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

早食い

 食欲は脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢によりコントロールされます。

 摂食中枢が刺激されるとお腹が空き、お腹が一杯になると満腹中枢が刺激され、食べるのをやめます。

 

 満腹中枢は摂取した食事が消化・吸収され血液中に増えたブドウ糖により刺激されます。ぶどう糖が上昇したことを満腹中枢が感知するまで少し時間がかかるとされています。食事を始めて満腹感を感じるまでに約20分位かかるといわれます。

 

 早食いの人はこの20分の内に食べ終わっていることが多く、満腹中枢が刺激される前に食事が終わってしまうので、つい食べ過ぎてしまうことになります。

 

 これが、「早食い」は「大食い」につながり、結果として「肥満のもと」となる理由の一つです。

 

 さらに、早食いはインスリン分泌を高めるとされます。

 次の理由として、早食いは「肥満ホルモン」でもあるインスリン分泌を促進し肥満をもたらします。

 

 食べる速度が速いと消化・吸収が速くなり血糖値が急激に上昇します。同じ量の食事をしていても早食いでは血糖値がより上がりやすくなります。

すると、急激な血糖の上昇を抑えるため、インスリンの分泌を増やす訳です。

 

 インスリンは筋肉と脂肪組織にブドウ糖を取り込み、血糖値を一定の範囲に保つ働きがあります。

脂肪組織に取り込まれたぶどう糖中性脂肪にかえられます。そして蓄積されていくわけです。

 

 早食いは大食いにつながりやすく、インスリンの分泌を促しやすくするといえそうです。

 

 実際にどの位違いがあるのかは、下のグラフをご覧頂けると良いと思います。

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 平成21年の調査ですが、肥満度が増えるほど、食べるのが速い人の割合が上昇しています。

 

 これだけでも、早食いは太りやすく、特に男性はその傾向が強そうですね。

 

 習慣づけるのに時間が掛かりますが、一口30回の咀嚼を思い出してください。

 

                              記事担当:さかもと