群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

○○を寄せ付けない歩行速度

ちょっと古い論文ですが、「死神の歩く速度は?」という論文を紹介します。 脳卒中のリハビリテーションの講演会でご紹介したものですので、覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。 シドニーの研究チームが70歳以上の男性を対象とした研究で、こ…

介助猿

みなさんこんにちは。理学療法士の青栁です。 前回は音楽とリハビリについての記事を書きました。 今回はタイトルにあるように介助猿について書いていければと思います。 2~3ヶ月前に動物園に行って来ました。 そこのお猿さんコーナーにいたのが「フサオマ…

2023年プロジェクト発表

当院では先進リハや治療技術の理解を深め、共有するプロジェクト(研究班)というものがあります。 当院では毎年、年に1回プロジェクト発表というものがありますが、対面式での発表またはパソコン上での閲覧方式で開催しております。 今年度は新型コロナウ…

家族への介助方法伝達

コロナ禍の厳しい面会制限は解け、患者さんと御家族が面会する事ができるようになりましたが、まだ制約が多い状況は続いています。 病室での面会を自由にできるようにしてしまうと、コロナウイルスが持ち込まれる可能性も高くなると考えられるからです。 た…

何から先に食べていますか?

皆さんこんにちは。 「ベジファースト」という言葉を聞いたことはありますか? ベジファーストとは、その名の通り、野菜(ベジ)を最初(ファースト)に食べるという食べ方で、耳にしたことや実践している方もいるのではないでしょうか。 今回は、その効果や注意…

殿様枕症候群

高い枕が脳卒中の一因である「突発性椎骨動脈乖離」の発症リスクになっていると、国立循環器病研究センターの研究チームが発表しました。首への負担がリスクと考えられ、論文が国際学術誌に掲載されました。 突発性椎骨動脈乖離は首の後ろの椎骨動脈が裂けて…

子どもの遊び道具から感じたこと ~クレヨン編~

こんにちは。 今回は先日子どもと遊んでいて感じた事をお話したいと思います。 最近うちの子どもは絵を描くことが好きでよく「クレヨン」で絵を描いて遊んでいます。 絵を描く道具は他にも色鉛筆などさまざまな道具があるかと思いますが、子どもがよく使うの…

健康寿命延長を探る

市町村の間で認知症リスク(なりやすさ)に最大で4.2倍の差があります。 そこで、認知症になりやすい町となりにくい町を比較すれば、認知症になりにくい生活習慣を知ることに繋がるのではないでしょうか。 また、まちづくりというほど壮大なものではなくても…

アンガ-マネジメント

先日「アンガ-マネジメントを鍛えた方が良いよ」と弟に言われました。自分自身‘’アンガ-マネジメント’’という言葉を知らず調べてみました。 アンガ-マネジメントとは「怒りや劣等感などのネガティブな感情を受け入れコントロールするためのスキル」とのこ…

ロボットスーツHAL安全講習会

先日、数年ぶりにリハビリスタッフ向けにサイバーダイン社の「ロボットスーツHAL」の安全講習会を開催したため、紹介させて頂きます。 以前も私が書いた記事で紹介させて頂きました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、簡単に「ロボットスーツHAL」につ…

「アクティビティーとしての節分」

3週遅れで恐縮です(^_^;)(^_^;) 2月に入り寒い日も多いですが、徐々に温かくなり始め、もうはやい所では花粉も飛びはじめたとのニュースも聞こえ、花粉症の私には少しつらい時期になってきました。 さて、2月と言えば節分ですね。節分とは、本来「季節を分け…

名称変更

左右の機器ですが、違いがわかるでしょうか? 左が新型、右が旧型です。 大腿部のアームにメーカー名が入りました。 アクチュエータ(モータ)部分が青く着色されています。 仕様変更はないそうですが、今回は医療機器認証をいただいている機器を採用しまし…

聖バレンタインの起源とは?

先日、患者様と“バレンタイン”についてお話する機会がありました。 その患者様は海外出身の方だったので、主に女性から男性にチョコレートを渡す日本の風習とは異なり、恋人に限らず友人や家族とプレゼント交換や食事をするとのことでした。 バレンタインの…

ダークチョコレートの健康効果とは?

ダークチョコレートには、体によいとされる成分が含まれていて、小規模のランダム化比較試験では心血管系に良好な影響をあたえる事が報告されています。 英国バイオバンクを利用したダークチョコレートの摂取量に関する研究では、摂取量が増えるほど、本態性…

「自分の姿勢を確認しましょう」

みなさん、こんにちは! 今回のブログでは「立ち姿勢」について書かせてもらおうと思います。 我々理学療法士は患者様の姿勢を見る機会が多いのですが、 怪我や病気の影響により安静にしているときの姿勢が通常とは異なる場合が よく見受けられます。 そこで…

声のリハビリにも効果的な腹式呼吸

言葉のリハビリをしていると、「病気をしたあと、声が小さくなってしまった」という相談を受けることが多いです 声が小さくなる原因の1つに、「呼気圧(こきあつ)」という呼吸の力が弱くなることがあげられます。呼吸の力を鍛えるためには、「腹式呼吸」も…

大腿骨頸部骨折その3

前回、前々回と似たような内容ではありますが、大腿骨頸部骨折後のリハビリ結果を示したいと思います。 まずは、歩行自立度です。 大腿骨頸部骨折で当院に入院された患者さん全体を100とすると、8割弱の方々が自立するということがわかります。 大腿骨頸…

うつうつしないために

うつ病患者の体温を下げることで、精神衛生上の利点がある可能性があることが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究でわかりました。 研究者らは、毎日体温とうつ病の症状を自己申告した2万人以上の海外からの参加者のデータを分析しました。この 研…

健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 高齢者版

WHOは世界における死亡に対する危険因子として、高血圧・喫煙・高血糖についで身体活動・運動の不足を第4位に位置づけています。 身体活動・運動の意義と重要性が広く国民に認知・実践されることは、超高齢化社会を迎える我が国の健康寿命の延伸に有意義で…

「凍った道にお気をつけて」

みなさんこんにちは。 理学療法士のかじわらです。 雪の多い季節となり、車のスリップ事故や除雪中に起きる事故など、雪による被害が増えているニュースをよく耳にします。 中之条も雪が積もり、道路が凍っていることも多くなりました。 駐車場から職場まで…

糖尿病のリスクを減らすための速歩き

一般に糖尿病は、下の二つの形に分類されますが、生活習慣病と言われるものは2型糖尿病を指します。 イラン セムナン医科大学の2023年11月28日「British Journal of Sports Medicine」に掲載された報告では、糖尿病と歩行速度の関係について以下の結果があり…

ダイエット時の空腹感

無作為化クロスオーバー試験で、肥満の被験者30名に、朝負荷カロリーまたは夜負荷カロリー(朝食、昼食、夕食でそれぞれ45%:35%:20%対20%:35%:45%カロリー)を摂取してもらいました。4週間同じカロリーを続けています。 要するに朝多く食べるか、…

バリアフルレストラン: 車いすユーザー多数派の社会を考える

バリアフルレストランとは “チーム誰とも(運営主体:公益財団法人日本ケアフィット共育機構)”が障害の「社会モデル」企画実施している体験学習プログラムのことで、プログラムは東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターとの共同開…

雪道での歩き方を学ぶ!転倒リスクを軽減する

こんにちは、作業療法士の蟻川です。 連日寒いですね。当院でも何度か雪の降る日がありました。雪が降ると、足元が滑りやすく、転倒のリスクが普段よりも跳ね上がります。そこで、今回のブログでは雪道の歩き方を紹介したいと思います。 冬期の転倒防止活動…

リズムトレーニング

年が明けてあっという間に1ヶ月がたってしまいました。 みなさんいかがお過ごしでしょうか。 いきなりですが、皆さんはリズム感に自信はありますか? ちなみに私はリズム感皆無です。 以前、青栁君が「音楽」について紹介してくれましたが、今回は「リズム」…

意識障害患者のリハビリ

私自身が意識障害患者さんへのリハビリで、大事だと感じた事をまとめてみます。 1 多職種連携 私が、介入を進めて行く中で大事だと感じたことは、チームとして協力しケアを提供することでした。 意識障害が重度だと臥床傾向が高まってしまうので、可能な限…

音楽とリハビリ

皆さんこんにちは。 理学療法士の青栁です。前回はお酒についてお話しさせていただきました。 今回は音楽がテーマです。 膝のケガで入院した病院ではリハビリ室で音楽を流していました。当院では流していませんが、「そういや音楽療法なんて聞いたことあるな…

頚部骨折のリハビリ調査 その2

昨日の続きです。 頚部骨折の発生頻度は伸びています 大腿骨頸部骨折の患者さんが、回復期リハを終了した後、日常生活活動の得点がどの位になって退院されているのか調べました。平均値で表しますので、わかりにくかったら申し訳ありません。 杖、独歩、歩行…

大腿骨頚部骨折のリハビリ調査

大腿骨頸部骨折のリハビリで入院された患者さんを調査しました。 昔に比べ、かなり高齢化しています。抽出した患者さんのうち、女性73%、男性17%と、圧倒的に女性が多いです。やはり骨密度の影響が強いようです。 年齢平均は85.77歳と高く、平均在院日…

うつと運動

運動はうつになりやすくなることを避けますが、WHOが推奨している運動量を毎週実施すると、うつ病になりにくさは25%減ります。 また、あまり運動ができない人でも、WHOが推奨している量の半分の運動をすると、リスクは大きくなるのかと思いきや、18%減ら…