群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

高血圧とストレスの関係性

リハビリをしていく上で、患者さんの容態把握の一つとして血圧の測定は欠かせないものです。皆さんはストレスが血圧に及ぼす影響についてご存じですか? 脳がストレス(緊張や我慢)を感じると自律神経が乱れるために血圧が上がりやすくなると言われています。…

ストレッチングと血圧

筋肉は力を入れると普通、縮むだけですが、ストレッチングは逆に筋肉を伸ばす運動です。体の柔軟性を高め血行を促進する効果があり、準備運動や整理運動としても使われています。キレイな姿勢を保ったり、リラクゼーションの効果もあることがわかってきまし…

アプリで脳トレ!?

最近、スマホでアプリを探して、それに取り組んでいます。 患者さんとのリハビリの際には、オセロやプリントを用いてナンプレ(左下写真)を行うことがありますが、アプリでもダウンロードができるようです。 患者さんの中では、リハビリの時間以外にも自主ト…

台風と体調不良

こんにちは。台風が多い季節となり、頭痛やめまい等の体調不良に悩まされる方も多いのではないでしょうか。 そこで、なぜ台風によって体調不良が起きるのか少し調べてみました。 台風が迫ったときや雨が降る前の気圧や温度、湿度の変化によるこうした体の不…

サポートカー限定免許について

みなさんはサポートカー限定免許というものをご存じでしょうか? サポートカー限定免許とは安全運転支援装置が搭載された普通自動車(サポートカー)でのみ運転が可能となる免許で、普通免許から切り替えが可能となっています。 昨今は高齢者の運転免許証の…

退院後アンケート

当院を退院された皆様。いかがお過ごしでしょうか。3ヶ月前に当院を退院された皆様にも、アンケートのご協力、大変お世話になりました。 さて、今日はできたての速報です。アンケート内容を少し変更して、昨年9月から実施しました。 追加で、装具をもう少…

リハビリ病院としての違い

普段の当院では、PTOTSTがリハビリ室や病室で、様々なリハビリを実施しています。 しかし、本当にできるようになったのか、病室という環境で時々確認し、患者さん自ら、実際にやってみることが大事だと思います。 リハ室ではかなりの時間をかけてPTOTSTが説…

【育児休暇について】

熱い日が続きますね 最近は、朝子どもが外に出たいと訴えが多く、渋々朝5時半に家の周りの散歩を余儀なくされています。 今回は、そんな子どもと親に関する育児休暇について書きたいと思います 育児休暇というと女性のイメージがありますが、男性も取得でき…

スポーツ庁Web広報マガジンが参考になります

このHPにはスポーツに関連した情報が多く掲載されており、我々のようなリハビリテーション従事者にも参考になる情報もあります。 今回は、スポーツと学力というもの。 (3年以上前の記事で恐縮です) sports.go.jp 「運動も勉強も、「頭で行うもの」という意…

筋トレと美肌

今日は運動と美肌のお話です。 立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームは、ポーラと共同し、40-50代の女性を対象とした運動介入で、 有酸素性運動と筋力トレーニングの両方が皮膚の弾力性と真皮構造を改善させること、特に筋力トレーニング…

食事と入浴

はじめまして、今年度入職いたしました新人PTの夏目ゆなです。 入職して約4ヶ月が経ちました。毎日が勉強の日々でまだ不安等もありますが自分に負けないよう今後も頑張って行きたいです。 そんな中、私がリラックスしていると感じるのは、自宅に帰宅した後の…

青色

以前「ライト・トーナス値」について紹介させていただきました。 今回は色繋がりで。 好きな色って人それぞれですし、家具や雑貨、洋服を買う際にはどうしても好きな色に目がいってしまうものですよね。 私は青色が好きです。 なので青色について2つのテー…

脳卒中医療連携

脳卒中医療連携の会は、群馬県内の脳卒中患者さんに質の高い医療・介護サービスを切れ目なく提供することを目的としています。 年3回の定期会合では、地域連携クリニカルパスの内容や運用について検討するだけでなく、症例報告や施設紹介なども行っています…

【花紙アート】

夏と言えば、暑い、甲子園、お盆、ひまわり、海、すいかなど、思い浮かぶことにきりがありません。 作業療法では、Activityを通して、花紙アートを行っています。花紙を使い、作品を患者さんと制作しています。作品は患者さんの希望や作成時の動作の必要性な…

新しい摂食嚥下治療機器「ニューロトリート」

現在言語聴覚室では、「ニューロトリート」という摂食嚥下治療機器のデモ機をお借りて試用しています。 複合低周波治療器で、嚥下に関わる筋肉に電気刺激を与え、強化する機器です。 患者さんの喉に貼り付けて使用し、喉の筋肉に電気刺激を与えていきます。 …

群馬の回復期リハ病棟は、人口10万人あたり80床くらい

人口10万人あたり50床という目標をもって広がってきた、回復期リハ病棟ですが、現在はこの赤線のライン付近で推移しており、全国平均75床前後になっています。 わが群馬県は、その少し上に位置しており、全国平均よりも回復期リハビリの薄い、関東圏のなかで…

ライト・トーナス値

私たちの体は光や色に対して筋肉が反応するようにできています。 この筋肉の変化を「トーナス変化」と呼び、光線を当てた筋肉が収縮(縮む)、弛緩(緩む)と変化することを数値化したものを「ライト・トーナス値」といいます。 これは数値が小さいほど筋肉…

暑中お見舞い申し上げます

群馬県内でも8日連続の猛暑日を記録し、もうそろそろ勘弁してくださいと思っている方も多いのではないでしょうか。 こんな状況のなか、屋外で活動すればすぐに熱中症になってしまうと思います。 最近は夜になっても気温が下がらないので、屋外での活動は諦め…

嚥下(えんげ)と燕(つばめ)

今回は、嚥下とつばめの不思議な関係についてご紹介したいと思います。 嚥下(えんげ)とは、「モノを飲み込むこと」を意味する言葉です。 「嚥(えん)」という漢字は口へんに燕(つばめ)と書きます。日常生活では、あまり使うことのない難しい漢字ですが…

リハビリと意欲低下

こんにちは! 季節も夏本番となり、暑い日が続いて、当院のスタッフ、リハビリしている患者さんも毎日、水分補給をしながら、リハビリを行っています! この時期になると、『夏バテ』という言葉を耳にする事が多いと思います。 夏バテは食欲不振、睡眠不足、…

一日あたりの個別リハビリ時間

個別リハビリ時間がすぐに調査できる環境にあるので、直近1ヶ月の個別リハビリの実施時間を調べてみました。 最近は病床稼働率が下がっていましたが、PTOTSTの人数は変わらないので、個別リハビリ時間を高めることができました。ベッドの埋まり具合によって…

杖の使い方、持ち方

普段よく使っている杖は、何種類かありますが、自宅でこの杖どうやって使うの?といった疑問が、御家族などから生まれることがあるようです。 そこで、今回はこの杖について簡単に解説したいと思います。 床に比較的軽く着くだけで、歩行の安定が図れる方は…

「生活とリハビリ」

ある日のテレビで「投資で1番良いのって何ですか?」という質問に、専門家が「1番良い投資は自分の健康にお金を投資することです。」と答えておりました。体に良い食事、運動、休養、リラクゼーション等に費やすことで自分への見返りが大きいという解説に思…

「梅雨時期と体調の関係について」

7月に入り、梅雨真っ只中な今日この頃… この時期になると体調不良を訴える人が少なくありません。 梅雨になると生じる体調不良に大きく影響しているのが気圧の変動や湿気の多さと言われています。 そこで、今日は梅雨と体調の関係についてお話ししたいと思い…

猛暑日に伺いました

ぐんまの自虐ネタでよく使われる写真ですが、立ち入り禁止の向こう側に見えているのは、正真正銘あがつま郡です。 前橋37℃とか言っているときに、外気温22℃で、岩の上で少しの時間寝てきました。ものすごく快適でした。 ちなみに、ココまでは当院から5…

運動頻度と抑うつ

オルソボットをお借りしているので、写真でも撮ろうかと思っていましたが、ちょっとした不具合で、本格的には来週運用とのことですので、来週ご紹介したいと思います。 代わりに何を紹介しようかと悩んだのですが、半径5m以内に、意外にキレイな被写体があり…

段差を上る

先日の、床からの立ち上がりに続き、今日は段差昇降について解説します。 絵は、右片麻痺の方になっていますが、右足を骨折した方や、人工関節術後の方、切断の方など、右の下肢に何らかの障害があって、段差の昇降を一人で行うことが難しい方を対象と考えま…

栄養足りてますか

オーラルフレイルは、かむ力や飲み込む力、唾液分泌量低下等で食べる量が減り、筋力低下や体重減少を引き起こすことです。さらに低栄養状態が、全身状態の悪化につながります。 「年をとったら粗食でよい」という考え方は間違いで、高齢だからこそおかずが重…

ストレートネック(スマホ首)について

ストレートネックとは、頚椎の前弯が少なくなり、ストレートになることです。頭が前に突き出て姿勢が前かがみの状態になります。 昨今のスマホの普及や日々のデスクワークの増加に伴い、下を向いたり前かがみになる動作が多くなったり、人ならではの手を体の…

床からの立ち上がり

最近、退院後のアンケートが帰ってきて、その内容が委員会で波紋を呼びました。 「転んでしまって、起こし方がわかりません。起きられなかったので、デーサービスの職員が来るまで、床で寝ていました。」というものです。 リハスタッフの介助指導は「如何に…