群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

自動車の運転に関連する障害者マーク

障害者マークとは、自動車の運転手あるいは同乗者が特定の障害を持っている場合に、自動車に付けられるものを言います。

 

国際シンボルマーク

国際シンボルマークは、世界で共通して使用されている障害者マークです。

自動車にこのマークが貼られている場合、自動車の同乗者に身体障害者等がいるケースが多いです。「車椅子マーク」と呼ばれることもありますが、必ずしも車椅子を利用する方が乗っているというわけではないそうです。

このマークは身体障害者の方が安心して利用できる場所等を示していることもあるので、見かけることも多いのではと思います。

 

身体障害者標識

身体障害者標識は、肢体不自由の方が条件付きで普通自動車免許を取得した場合に自動車に付けられる障害者マークです。身体障害者標識道路交通法に記述されており、条件付き普通自動車免許を取得した肢体不自由の方は、この標識を自動車の前後に付けて運転するように努めなければならないとされています。

 

 

聴覚障害者標識

聴覚障害の方が普通自動車免許を取得できるようになったのは、2008年の道路交通法改正後と比較的最近の出来事です。

聴覚障害者標識は、条件付きで普通自動車免許を取得した聴覚障害の方が運転時に車両へ貼り付けます。この聴覚障害者標識も運転時に車の前後に付けるますが、こちらは付けることが義務づけられており、付けていないと取り締まりの対象になります(身体障害者標識は努力義務で、付けていなくても違反にはなりません)。

また運転する際には、特定後写鏡(ワイドミラーや補助ミラー等)を装着することも義務付けられています。

 

 

初心者マーク(免許が交付され、1年未満の運転者)は義務、高齢者マーク(70歳以上の運転者)は努力義務ということは知っていましたが、聴覚障害者標識も義務であることは知りませんでした。

障害者標識の有無に関わらず、誰にとっても優しい運転をお互い心掛けたいですね。

 

記事担当部署:ST室