病院で行われるリハビリは疾患別にリハビリの期限(標準算定日数)が決まっていて、その疾患を発症した日から期限までは毎日リハビリを行うことができます。
疾患別リハビリテーション |
標準算定日数 |
脳血管疾患等リハビリテーション |
180日 |
運動器リハビリテーション |
150日 |
120日 |
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呼吸器リハビリテーション |
90日 |
心大血管疾患リハビリテーション |
150日 |
しかし、標準算定日数を超えた後のリハビリは1ヵ月に13単位(1単位20分。40分のリハビリだと6回)に減ってしまうので、週1~2日しかできません。介護保険でのリハビリは別ですが・・・。身体機能は発症3ヵ月までは改善スピードが速いですが、その後はなだらかな回復になると言われています。そのため、リハビリや社会参加等の持続が必要となってきます。高次脳機能は身体機能と比べて長い期間をかけて改善が望めると言われていますが、やはりリハビリや社会参加は必要だと思います。
(回復期では入院中、算定上限日数までは通常のリハビリ時間、続ける事ができます。)
しかし、週1~2日のリハビリを行うだけであとの時間は家でゆっくり過ごしているという生活では機能を改善したり維持することは難しいです。機能を改善、維持したいのであれば、自主トレーニングや生活の中でできることを増やしていくことが大事です。
入院中や外来リハビリ等で積極的に自主トレーニングの方法をスタッフに聞いて頂き、是非ご家庭でお続けください。
記事担当:茂木