平均寿命は毎年少しづつ延びてきました。結果、戦後からみても20歳くらいは伸びています。
昔は還暦にもなると、かなり年を取った印象を持ちましたが、現在の還暦は単なる通過点のような気さえします。
寿命が延びたと言うことは、喜ばしいことのように思いますが、自分でしたいことができなくては、寿命だけが延びていっても苦しくなってしまうかもしれません。
そこで、健康寿命という考え方を合わせて考えてみます。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義され、平均寿命と健康寿命の差は8年から12年くらいあるとされます。
この期間は要介護認定期間ですので、何らかの介護が必要な期間と考えられますが、この期間は短くなっていかないのが、現代の抱える問題と言われます。
この要介護期間を如何に減らすことができるかが、医療費や介護保険の拡大に歯止めを掛ける策と考えられています。
そこで、注目されたのが、サルコペニアや介護予防であり、さらにはフレイル予防という概念です。
意外に?短い健康寿命までの期間。少しでも長く健康的な生活を送るためにも、フレイル予防という考え方は知っておきたいものですね。
記事担当:さかもと