前橋の施設で・・というニュースは記憶に新しいところだと思いますが、インフルエンザに罹ってしまうと、呼吸器や心臓に大きな負担がかかり、不測の事態がおきてしまうことがあります。従って、インフルエンザには罹らないのが一番です。
でもそうはいっても猛威をふるっていると言われる昨今、そんなことは無理なんじゃないか、というご意見もあるでしょう。それでも医療者としては、罹らないためのヒントは欲しいと思います。
これをやったから絶対大丈夫、などというものはありませんが、少しでも可能性を減らす事ができるならば、とお考えの方はこの先を読み進めてください。
1.ワクチン接種
ナンダそれかと思われるかた、効かないという話もありますが、感染しても軽症で済むという効果があると言われています。また、私のようなデブはワクチンが効きにくいそうで、昨年某部長もインフルエンザに罹患していました。
2.手洗い、うがい
3.手指消毒
言わずと知れた除菌です。アルコールが効きます。ただこれは二次的なもので、手から口や粘膜に到達することを防いでいるとお考えください。
また、当院リハ部では、一人の患者さんに対応したら一度手洗いすることを推奨しています。
4.マスク
マスクを使ってもウイルスは口や鼻に到達します。ではなぜ使うかというと、手で直接口や鼻に触る機会を減らすので、感染リスクを下げるということです。マスクで感染を防ごうと考えたら、N95という馬鹿高いマスクをご利用ください。それでも5%は通過しますが・・・。
5.人混みに行かない
数年前?、クリスマスプレゼントを購入するため、おもちゃ屋に行って、私も感染してきました。その後は、自宅内隔離です。子供には5日間家の中にいて会いませんでした。(;。;)
6.20分おきの水分摂取
口腔内の乾燥を防ぎ、ウイルスを洗い流します。仕事中はなかなか難しいのが現実でしょう。
7.加湿
50%以上の湿度が推奨されていますが、数年前に流行ったインフルエンザは夏も拡大しましたので、このタイプには無効かもしれません。
8.紅茶
緑茶よりも感染抑止率が高いそうで、小学校でもマイ紅茶を水筒で持参しているようです。
少し薄くても効果があるようなので、2番茶でも良いそうです。
でも、インフルエンザに罹ってしまったら、紅茶は利尿作用があり、飲んでも脱水になりやすいので、水やお茶に変えてください。
昨年は当院でも発生し、ご迷惑をお掛けしました。
院内感染というと、医療者が予防策をとるべきだと、皆さんはお考えだと思いますが、正直無理です。(゜o゜;)
今年からは患者さん一人一人にも感染を防ぐすべを身につけていただいて、院内で流行してしまうことだけは防ぎたいと思います。(インフルエンザではリハビリどころではありません)
追記:紅茶はミルク入りでは効果はないそうです。理想をいえば20分おきに一口無糖のものが良いでしょう。
記事担当:部長さかもと