「摂食嚥下障害」という言葉を聞いたことはありますか?脳血管障害の後遺症や、加齢・認知症により食事が上手に飲み込めなくなってしまうことをいいます。
当院にも摂食嚥下障害に苦しんでいる患者さんがいらっしゃいます。
「摂食嚥下障害」の患者さんにリハビリを行う事が、言語聴覚士の大切な役割のひとつです。言語聴覚士は患者さんの飲み込みの能力に応じたご飯を評価し、食べる練習を実施します。リハビリにより上手に食べられるようになったら、看護師さんに言語聴覚士が伝達を行います。
このように注意事項を記載し患者さんが安全に食べられる方法をお伝えします。
「摂食嚥下障害」の患者さんが、能力に合っていない食べ物を食べてしまったり、間違った方法で食べてしまったりすると「肺炎」や「窒息」のリスクを高めます。
言語聴覚士と看護師が連携して、患者さんに安全に食べて頂く取り組みを行っています。
言語聴覚士のリハビリに加え、看護師さんと飲み込みの練習も行います。これを「摂食機能療法」といいます。
言語聴覚士と看護師でプログラムを作成し、実施していただいています。
当院では、言語聴覚士の練習が最大60分、看護師との摂食機能療法が30分と合計で最大90分の飲み込みの練習を行うことができます。
再び患者さんが口からおいしく、安全に食事が食べられるよう多職種で連携して日々リハビリを行っています。
記事担当:ST真庭