群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリを施行。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

脳卒中後に起こりやすい異常歩行パターン(膝)

 誤用も多く、その割には使われる言葉にBuckling knee patternという言葉があります。膝を中心とした異常歩行パターンについて、理学療法士として確認しておきたいと思います。

 

歩行時に膝が過剰に伸展してしまう歩行パターンに、extension thrust patternがあります。

extension thrust patternは、初期接地直後から膝関節が急に伸展して、立脚時に過剰な膝関節伸展が生じてしまうパターンをいいます。

 

f:id:sawatarispa:20201225114247p:plain

 絵がないので、わかりにくくて申し訳ありませんが、膝関節伸展パターンは厳密には、もう一つ、recurvatum knee patternがあります。こちらは荷重応答期時点では通常歩行と膝は同じ状態ですが、単脚立脚期に急に膝関節の過伸展が生じるパターンです。

 

 Buckling knee patternは、麻痺側荷重応答期において足関節背屈を伴った膝関節の屈曲が生じるパターンを言います。反張膝のことをBack Kneeといいますので、勘違いしているセラピストも多いようですが(私もそうでした・・・)、全く逆の動きを示します。

 

f:id:sawatarispa:20201225114323p:plain

 

stiff knee pattern は、膝関節が屈曲位で立脚期を通して動きが無いパターンを言います。

 

f:id:sawatarispa:20201225114358p:plain

 

 stiff knee patternとbackling knee patternは、どちらも、荷重応答期から短脚立脚期におけるタイミングでみると膝関節屈曲位になるという、似たようなパターンに見えますが、遊脚期に一貫して膝関節が屈曲位で固定されていればstiff knee pattern、遊脚期で膝が伸びれば、buckling knee patternといえます。

 

 異常歩行4つ(絵は3つ)示しました。

 

 本ブログに掲載するには内容が難し過ぎると理学療法室から指摘を受けましたが、理学療法士の覚書として記録しました。

 

 臨床ではよくみられる現象ですが、それぞれの患者さん毎になぜそのような動きを示しているのかよく考えながら治療を行っていきます。

 

                        記事担当:部長さかもと