群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

ロボットリハビリということ

NHKworldの取材を受けてから2年になります。

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 何もこんな雪の降る日に取材しなくても、、、と思いましたがこの日はあいにくの雪模様。山がかすんで見えます。

 主には足漕ぎ車椅子に関連する取材でした。

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 脳卒中の患者さんに足漕ぎ車椅子で練習していただいている映像です。

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 足漕ぎ車椅子200mと、背臥位でのキック練習20回で、膝の伸びはどのくらい違うのか、という検証です。

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 上記のリハビリ前後で、膝の伸び(伸展角度)を比較しています。

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 結果、足漕ぎ車椅子の方が膝が伸ばせるようになった、というものです。

 NHKの方からは、車椅子を漕ぐ回数と、キックの回数を揃えられないかと指摘がありました。

 たぶん?揃えたら結果は同じになったと思います。

 ただ、機械を含むロボットを活用する意義はここにあります。

 足漕ぎ車椅子を200m行うと、240回以上、膝の伸展運動を行います。

 これと同じ事を、ベッド上で実施すると、240回膝伸展運動をしていただくことになりますが、患者さんもセラピストも飽きます(笑)。

 まして、両下肢ですから、合計480回!。

 終われば患者さんもセラピストもヘロヘロ。

 これ以上のリハビリを続けるのは難しいでしょう。

 しかし、足漕ぎ車椅子終わった後に疲労を訴える患者さんやセラピストはいません。


 そういうことなんです。ロボットや機械を使ったリハビリは、患者さんが手足を使って動かす回数を飛躍的に伸ばすことができます。

 自分で動かせるということは、それだけ運動学習する機会が増えます。

 他の機器も同じで、機器を使うことによって、楽にできるようになったり、速度が上がったりという変化は、患者さんの動作を行い易くします。

 自分で動かしているという実感をもってロボットを外すと、脚は動くようになっています。まさに脳をだますということです。

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 ちなみに、足漕ぎ車椅子は屋外でも使えます。たまに外に出ると患者さんの表情が違うというのも実感できるところです。

 足漕ぎ車椅子に限らず他にも多くの機器があります。ロボットに動かされているなんてイヤだと言わず、特に発症から早い段階には積極的に使って欲しいと思います、少しの使用でも結果は大きく異なります。

記事担当:部長さかもと