当院のブログにもたびたび出てくる言葉『フレイル』。
復習ですが…フレイルは要介護状態に至る前段階のことです。
しかし適切な介入、支援によって生活機能の維持や向上が可能な状態です。
その中でも今回はオーラルフレイルについてお話ししたいと思います。
歯や入れ歯の調子が悪いといった噛む機能が低下→柔らかいものを好む・食欲が低下する→栄養不足となる→筋肉が減り活動量が低下する→引きこもりがちな生活になり生活機能も低下する→要介護状態に…と悪循環に陥ります。
歯の治療は虫歯や歯周病を治すだけではなく、必要な栄養を摂取し、
身体的機能を維持します。
さらに容姿や口臭を整え精神的、社会参加への意欲を保つ効果もあります。
また、中年期方の中には生活習慣病を意識してカロリー制限している方も多いと思います。
高齢期に入ってもダイエット志向が頭から離れない方もいるとは思いますが、この考えを適切なエネルギー摂取へと変える事がフレイル予防を考える上ではとても大切なことだと思います。
記事担当:ST田村