群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハ部の取り組み①

ロボットスーツHAL

 HAL(ハル、Hybrid Assistive Limb)は生体電位信号を読み取りモーターで動作するパワードスーツです。

 筑波大学の山海嘉之教授らによって開発されました。装着者の皮膚に取り付けられたセンサーを通して微弱な生体電位信号を感知し、内蔵コンピューターによってその信号が解析され、サーボ機構によって装着者の動きを補助するようにスーツが動作します。

 スーツ全体は腰に取り付けられた電池によって電力供給されます。2015年11月、厚生労働省は医療機器「HAL医療用下肢タイプ」を緩徐進行性の神経・筋疾患用として承認しました。

 筋萎縮性側索硬化症筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症など8つの難病のいずれかに診断され、かつ体重や身長などの条件を満たした患者さんがこの医療用の対象です。

 2016年から、「HAL 医療用 下肢タイプ」の保険適用が開始されましたが、当院では福祉用ではなく、現在は医療用とほぼ同じ機能を持つFL-05を臨床活用しています。

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HAL

 当院ではHALを脳卒中患者さんや脊髄損傷の患者さんに使用し、麻痺や歩行速度の改善を認めています。

 通常の歩行や立ち上がりでは動きが出なかったとしても、生体電位として検出できれば、運動の起点としてHALを用いることができると考えています。

                        記事担当:部長さかもと